6-2.アイのターボ化_05(クランク軸、タイミングチェーンの分解)
■2019年8月
エンジンが部屋の中にあるとほんといい。心が向いたときに少しずついじれる。この暑い時期にはクーラーも効いて涼しくいじれる。後片付けも不要。
クランク軸まわりのボルトを外していくが、すぐに行き詰まる。クランク軸のプーリーのボルトが硬くて緩められない。クランク軸をがっちり固定しないと無理だわ。
という訳でドライブプレート側を固定する治具を作る。M20ボルトとフラットバーを購入した。
旋盤でM20ボルトの頭にΦ25mmの形状に加工し、M10のタップを切る。
フラットバーをドライブプレートに固定できるように加工。うん、いけそう。
組み立て時にも使うのでさび止め用に塗装しておく。
それでは本番。ドライブプレートにフラットバーを固定して、
プーリー側のボルトを緩める。メガネレンチだけだと力不足。延長鉄管でトルクアップしてなんとか回った。
やっと取れたボルト。
これでやっとタイミングチェーン側のカバーが外せる。
プーリーの回り止めピンはクランクと一体式だった。
やっとタイミングチェーンのお目見え。
タイミングチェーンを外す前に位置合わせの確認。カムギヤの合わせマークを向かい合うようにすると、
クランク軸のポッチが真上にくる。なるほど、この位置がカム合わせの位置になるわけね。組み上げる時にこの位置関係を間違えると、ピストンとバルブがぶつかっちゃうよね。
位置関係がわかったので、タイミングチェーンを外していく。
チェーンテンショナーの仕組みをまじまじと見る。
なるほど、だいたい把握できた。バネでテンショナーを押し出していて、押し戻される範囲はラチェット機構で制限されている。チェーンが伸びてきたらその分テンショナーが伸び側のラチェットを乗り越えバネで押されていく、というものだね。テンショナーをばらして各部品を確認。
ウォーターポンプはこんな形状。
タイミングチェーンカバーをまじまじと確認。
汚れを落とそうとリューターに金属ブラシをつけて磨いていったが、汚れが落ちない。
だんだんめんどくさくなって、サンドペーパーで削って磨いた。
ドライブプレート側も外していく。ドライブプレートを固定している5本のボルトは固定バーでプレートを固定している時に緩めておく。
外れました。
ドライブプレートの裏にはシールリングを固定するプレートあり。
このシールリングは再利用できそう。