O型のまこさん

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趣味でいろいろ作った備忘録

3-9.堀ごたつの断熱処理 & 木星土星撮影できず

■2021年1月

 この1年半アイのターボ化に全集中していてほかの事がおろそかになっていたが、やっとターボ化も一段落したので長らく宿題になっていた堀こたつの断熱処理を実施した。我が家には小上がりに堀ごたつがあるのだが、冬場は足を入れると床が結構冷えるのだ。

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 これは隙間風もあるだろうが、支配的要因はフローリングからの冷気である。というかフリーリング下のコンクリートへの放熱である。フローリングの下は薄いクッションがあり、その下はコンクリート。そのコンクリートに熱が奪われてしまうので足元が冷えるのだと思う。現状はシートを敷いてホットカーペットを置いているが、それでも足裏は冷える。

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この堀ごたつを断熱材で完全に囲ってしまおうというのが今回の作戦。

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堀ごたつの内側は下写真のようになっている。ホットカーペット用のコンセントケーブルを通す穴からも結構冷気が入ってくる感じなので、コンセントも堀ごたつ内に新設する。

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まずはフローリング材の購入からなのだが、できれば現在のフローリングと同じ柄を使いたい。というのもリビングのダイニングテーブルにはキャスター付き椅子を使っており、そこのフローリングが一部剥がれているので、その補修もこのフリーリング材でやってしまおうという考え。でも捜してもなかなか見つからず、結局似た色合いのものを購入した。このフリーリング材と5mmの合板、そして30㎜厚のスタイロフォームで堀ごたつの底面と側面を完全に囲う構造にする。

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これだけの断熱材で囲ってしまえば結構な断熱効果があると思う。

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側面部にはコンセントとスイッチを取り付ける。掘りごたつに座った状態でカーペットの電源をON/OFFできるようにするのである。

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スイッチガードの形状もひと手間加えた。誤ってONしてしまわないように、また足の指先でもON/OFFがしやすいような形状にした。

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床下と側面をスタイロフォームで囲う。

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今までのやっつけ仕事の感じからだいぶ上品な感じになった。

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今まであちこち隙間があったけど、今回の加工で隙間はなくなった。

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これで堀ごたつ内側の加工は終了。

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手前側面部だけはスペースの関係で断熱材を設置しにくかったので、掘ごたつの外側に張り付けた。

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以上で作業終了。

 上記作業から2週間ほど経ったがかなり快適になった。足元の冷気はほぼ感じなくなったし、ホットカーペットをONにしないと暖かくはならないが、今までのようなひんやり感はなくなった。ホットカーペットをONにすると、その下の床まで暖かくなる。床下のコンクリート部への放熱が格段に少なくなったのだ。かなり満足である。

 

追記

 年末に学生時代の友人とネットミーティングしたのだが、その時に「木星土星の写真撮ったか?」と聞かれた。彼は私の星空撮影の趣味を知っているので、この400年ぶりの出来事を私が当然興味を持っていると思ったのだろう。

 「いや、実はこの1年半ほど、自動車にかかりっきりだったので・・・」と言葉を濁して”はっ”と我に返った。そうだ、この一生に一度しかない宇宙事象に対してまったくぼーっとしていた。

 私の望遠鏡システムは星雲・銀河を対象に構築されているので、惑星撮影は対象外という意識があり、さらにエンジン換装に意識を奪われており、今回の木星土星大接近は心の棚からは完全に脱落していた。しかしこの一期一会の事象に対し望遠鏡を一度も空に向けなかったという事実は「逃げた」という記憶として残ってしまいそうだ。とにかく望遠鏡だけでも空に向けなければ!と奮い立った。

 とは言っても現在の望遠鏡システムはR200SSを入手した段階で止まっており追尾システムが載らない。でも惑星なら追尾なしでも撮れるよね!ということで慌てて望遠鏡システムの準備に取り掛かった。1年半ぶりだが機材は行方不明もなくすぐにそろった。細かい使い方はかなり忘れているけど、とにかく対象に望遠鏡を向けよう。

 しかしながらその夜から寒波が襲ってきた。ベランダは風が吹きすさびとても観測などできそうにない。天候が安定するまで数日まち、元旦の夜にやっと望遠鏡をベランダに設置し木星土星を導入しようとした。

 

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 実は10日ほど前に双眼鏡で木星土星は一応見ている。「確かに大きな惑星が2つ並んで見えるな」と思っていたのだけど、今回その星を導入してもカメラのライブビューには土星木星の絵は浮かび上がらない。あれ?っと思いもう一度双眼鏡で見ると、なんとなく二つの明るい星が見える・・・ような。あれが木星土星だよね、と望遠鏡に接眼レンズをつけて見ても1個の恒星にしか見えない。あれ、どういうこと? 

 パソコンの星座ソフトで見える方角を確認すると、私が見ていたのはアルタイルであった。二つに見えたのは私の乱視の問題のようだ。星座ソフトで木星土星の位置を確認すると、地平線のちょっと上。そのあたりを双眼鏡で探すが、高度が低すぎて見えないようだ。ということは400年ぶりの宇宙事象は見損なったということだ。なんかがっくし。

 でも久しぶりに望遠鏡を覗けたし、特にR200SSにカメラを取り付けたのは初めだ。木星土星撮影は失敗に終わったが、長らく錆びついていた望遠鏡システムを再稼働させるいいきっかけにはなったかなと前向きに捉えよう。