■2021年7月
油圧プレスを買ったことだし手始めにピストンピン外しをする。このピストンはアイのターボ用のを某オクで入手したもので、人生の宿題であるコンロッド研磨をするために購入したものだ。ぴっかぴかに研磨してやる。でもエンジンに組み込む予定は今のところない。遠い将来ベランダに保管しているNAエンジンをターボ化する時に使いたいが、そんな未来はきっと来ない。なんにせよピストンピン外しを体験することが第一目的だ。
ボルトなどの端材でピストンピン押し込み棒等を製作。

途中まで抜く時は押し込み棒だけで、最後に抜き切る時は延長ロッドも使う。

台座部は何かの部品を使っているが、ちょっと不安定で配置する時に気を遣う。

安全対策は抜かりなく。防護メガネは必須、防護板も使用。将来はアクリルなどの透明な板にしたいが、今はとりあえずの木板。

油圧プレスの台座はガタがある。台座が斜めに溶接されているのが原因。まあ低価格品なのでしかたがないが、調整は今後しっかりやっていこう。
それではイザ! 抜いていく。
まずはバーナーでコンロッドを軽く熱する。しかしプレスの塗装面などに炎をあてたくはないし、コンロッドだけを熱するのはちょっと難しい。そして恐る恐る圧をかけていく。ちょっと加圧しては様子を確認して、と慎重に進める。すると”パキッ”って音がして少し動いた。なんかハラハラするなぁ。
途中まで抜けると、ピストンピンが下に落ちるように台座を組み直す。台座がかなり不安定だけどこのまま進める。本来はピストン側面をしっかり保持できる台座部を製作すべきだけどね。
抜けたピストンピン。両端のピストンとの摺動部はきれいだが、圧入部分であるコンロッドとの結合部は表面が汚い。どの場所も直径は同じなんだけど圧入している面は結構荒れた感じになるんだな。

コンロッド側も滑らかとは言い難い。圧入軸部はこういうもんなのかな?

ピストンピンを1個外した状態で取付向きなどを確認しておく。

1番コンロッドの大端部が逆向きになっている。これは購入した時からこうなってたと思う。試しに逆向きに取り付けたら各部のツライチ具合はぴったりだったので、やはりこれだけ逆だったのね。

大端部の向きの正誤を確認。

しつこいくらい確認しておく。

全体の記念撮影。コンロッドの凹んだ側の模様が表裏で違うのね。

反対側は凹んだ側にはなにも模様なし。この模様って強度的に関係するのか?研磨する時はこの模様も削ってつるぴかりんに研磨したいけどいいのか?

ピストンピンの記念撮影。

ピストンのピン受け部には2か所くぼみがある。これはたぶんオイル潤滑用のくぼみ。ピストン裏側へのオイルジェットの一部がこの隙間から入ってピストンピンを潤滑するのか?ピストンピンへの給油はあまり明示的なルートが無いのね。

摺動面は傷のような(模様のような)跡がある。これはこのままでいいのか、それともラッピングしたほうがいいのか。※後日談:よく見たら軸方向に傷がある。これはピンを抜く時にできた傷だと思う。

ピストンの裏側は排気側はきれいで吸気側がオイルで汚れている。これはなんでだろう?オイルジェットが吸気側に当たるのかな。

ピストンピンを差し込んでみると、1番と3番は軽く奥まで挿入できるが、2番は途中で引っ掛かる。ピンを抜く時に傷ができたんだと思う。

コンロッドをまじまじと観察。これをぴっかぴかに研磨することが本作業の目的である。

大端部のナット固定部はR加工されてる。

コンロッド全体の記念撮影。

机にかっこいい部品を置いておくといろいろテンションが上がる。おかげで放置状態だったオイルクーラーの加工も進んだ。

コンロッドの研磨に取り掛かるのはだいぶ先なので、グリスを塗りたくって保存しておく。このテンションに乗って次はオイルクーラーを完成させよう。