O型のまこさん

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趣味でいろいろ作った備忘録

6-4.永遠のアイ:補機ベルトの異音点検、ミニスタンド製作

■2021年9月

 最近エンジンからヒュイーンとかルルルルーとかの異音がする。タービン音に似ている感じだが以前は聞こえてなかったし、アクセルオフでの減速時のシフトダウン時にもエンジン回転数に同期して音が上がるのでたぶん補機ベルトの鳴きだと思う。この音はエアコンのON/OFFでも多少変化するがエアコンが主因ではないように感じる。エンジンルームを開けて音を聴いてみてもアイドルだとよくわからない。すぐ隣は住宅なのでエンジン回転数を上げての確認は近所迷惑でできない。

 

 オルタネーターのワンウェイクラッチの動作不良でベルトに無理な力がかかっているのかなと推測する。補機ベルトは交換したばかりだが、下手に負荷がかかって寿命を縮めてはもったいないと思い点検する。

 補機ベルトカバーを外しての点検になるのだが、そのためにはジャッキアップしてリアタイヤを外さなければならない。フロアジャッキとジャッキスタンドを使うのが確実だが、それらを運搬するために駐車場まで3往復しなければならない(①ジャッキ、②スタンド、③工具を運ぶため)。終了時も3往復なので、ちょっとした作業で6往復は大きな精神的障壁になっている。今後もっとお手軽にメンテできるように軽作業用の装備を整えよう。ジャッキアップは車載ジャッキを使い、タイヤを浮かせるための小さなスタンドを作る。まずは使い勝手を確認するため2x4材の端材で試してみる。

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 車載ジャッキは一輪ずつ上げるのが基本なのだけど、リアサイドのジャッキポイントを上げると漏れなくフロントも浮いてしまう。この状態はものすごく不安定で危険。

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 リアタイヤを浮かした所で、リアアーム部にスタンドを置いてジャッキダウン。これでいくばくかは安定感が上がる。

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 補機ベルトカバーを外そうとしたらリアアームと干渉してカバーが取り出せない。ベルトカバーを外すにはリアサイドジャッキポイントを上げて、リアアームは伸びた(下げた)状態にしないといけないようだ。これは不安定な状態での作業なので注意深く作業を進めカバーを外した。

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カバーを外すとエンジンの汚れが目立つ。ティッシュで軽く汚れを拭き取る。

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オイルパンあたりにオイル汚れがある。これは液体パッキンの処置ミスか?

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ティッシュで拭き取ると真っ黒な汚れが拭き取れる。

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 補機ベルトカバー裏側は結構汚れが進んでいる。ベルトの削れ粉やコンプレッサーの赤サビ粉が付着している。コンプレッサー周辺の赤サビが気になる。コンプレッサーは大丈夫か?

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前回塗装した固定ボルトとカバーは結構サビが進行している。

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 ボルトをよく見るとソケットレンチとの接触部以外の所もサビている。このボルトはラストリウムの耐熱ペイントで塗装したのだが、思ったより耐久性が低い。単に塗り方の問題かもしれないけど。写真には写っていないがボルトの裏側(ベルトカバーと接触する部分)もひどくサビている。クッションになるワッシャのようなものを入れればボルト裏側のサビは抑制できると思う。

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 補機ベルトの状態をチェック。新品時の写真と見比べると結構摩耗しているように見える。まだ10ヶ月、4500kmほどしか走ってないのに。バンドーのベルトなのだが、今度交換する時は別メーカーのものを使って比較してみよう。

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 まずはNAのオルタネーターを物置から出してきてワンウェイクラッチの動作の様子を確認する。プーリーを右回転させるとクラッチががっちりロックしてオルタネーターの回転子は回転する。左回転ではクラッチが切れて空回りするのだが多少抵抗があり、ゆっくりまわすと回転子も回る。ワンウェイクラッチはもっと軽くクラッチが切れるというイメージがあるのだが、この状態がOKかNGかよくわからない。プーリーを掴んで左右に激しく回転させた時の様子を撮影した。左回転の時はシャーっとクラッチが滑る音が聞こえる。

 

 次に稼働しているオルターネーターを同じように動かしてみる。ワンウェイクラッチの抵抗や動作音は両者とも似た感じだ。ということはこれが正常なのかな? ワンウェイクラッチへのグリスアップとかはできないのか今度調査してみよう。

 

 コンプレッサーの回転抵抗も確認。電磁クラッチがOFFの時はコンプレッサープーリーはワンウェイクラッチと同じように動作する。コンプレッサー動作方向(右回転時)ではまあまあ抵抗があるが、これが通常かNGかよくわからない。電磁クラッチまわりの赤サビが気になる。

 

 ここまで点検してから元通りに組付けた。カメラをリアトランクに置いて異音の様子を撮影した、んだけど・・・。

 

 なんか異音がしなくなった。なんで? オルタネーターを左右に”ガシガシッ”っと回してワンウェイクラッチを動かしたからなじみが出た? そんな理由では無いと思うが他の要因が思い浮かばない。今度異音が大きくなったらベルト鳴き止めスプレーを使ってみよう。

 後日追記:しばらくは異音は気にならなかったが、一週間ほどして微かに異音が聞こえた気がする・・・という程度。いずれにせよ以前よりは確実に減っている。いじった所はベルトかワンウェイクラッチだけなので、そのあたりが原因なのは確かだと思う。

 

 リアをジャッキアップしたついでにエンジン下を点検したらトルクロッド固定部からオイルが垂れていた。前から少しオイルが滲んでいるとは思っていたが明らかに滴る直前。

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 とりあえずウエスで拭き取ったが、これは何? エンジンオイルか、はたまたATフルードか。拭き取ったオイルの色は緑。

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緑ってなんだ? たしかクーラントは緑だったけど、場所的にクーラントでは無いと思う。

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ATフルードは赤なので無罪。

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エンジンオイルは緑だ。犯人はこいつで間違いなし。

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 オイルが滴っている所はエンジンとT/Mの結合部。でっかいオイルシールがある所。ここの液体ガスケットの処理がまずかったのか、またはオイルシールから漏れているのか。

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 一番怪しいのはクランクシャフトとドライブプレートの結合ボルトの所。この結合ボルト穴は貫通タイプで、エンジン内部と繋がっている。そのためボルト取付時はシール剤を塗布するように指示があるのだが、どういう種類のシール剤かわからなかったので代わりにネジロック剤を塗布していたのだ。ここが一番あやしい。

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 いずれにせよこのオイル漏れを修理するにはエンジンとT/Mを分離する必要があり、相当な労力がいる。しばらくは点検を強化して駐車場にオイルが垂れないように注意しておこう。

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 ついでにプラグホールのオイル漏れ点検も実施。前回から一ヶ月しか経ってないのに2番に結構オイルが溜まっている。

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 これはあかんわ。ヘッドカバーのシール処理は冬前に実施したいところ。今回も割りばしにティッシュを巻きつけた棒でオイルを拭き取った。

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 ついでにヘッドカバー周辺の汚れを拭き取っておく。ヘッドカバーはつやつやで滑らかなのでティッシュで軽く拭きとるだけできれいになる。

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 ミニミニサイズのジャッキスタンドの高さを確認したので、端材で製作(高さ17.5cm)。今後の軽メンテナンスでは工具と一緒に持っていけるので何往復も必要なく、すぐ作業を始められる。

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 以前発注しておいたタイヤチェンジャーヘッドマウントが届いた。リアタイヤを早く替えたいので、タイヤチェンジャーの製作を急ごう。

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裏側はこんな感じ。

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 タイヤを家で交換できるようになれば自動車の維持費もかなり抑えられると思う。タイヤ交換するのであれば、以前簡易評価したホイールバランサーもちゃんと作ろう。