■2022年1月
ウォーターポンプ交換でエンジンの静粛性が復活したことで自動車いじりの熱がまた高まった。その勢いに乗って構想中の上抜きオイルチェンジャーを作ろうと取り掛かった。すでにバキュームポンプ(ペットボトル潰すやつね)は購入しており、クーラントの空き容器を組み合わせれば簡単にできると考えていた。容器がどれくらい負圧に耐えられるか簡単にシールしてポンプで吸ってみたら容器はペコペコ簡単につぶれていく。うん、そうだよね。よく考えなくてもそうなるよね。 【広告】amazonの広告商品
負圧に耐えられる容器はないかと家中探すが使えそうなものはない。ホームセンターに行って使えそうなものがないか探すと下水配管などで使う塩ビ管が目についた。直径15cmほどのもので両端をフタすれば4Lほどの容器は作れそう。でもその材料費だけで2000円近くするので断念。その金額払うのなら市販の上抜き用オイルチェンジャーを買えばいいわな。
方針変更して某オクで中古を探すと下写真の中古が安く出ていた。入札したのだが、ライバルが現れ金額が上がっていく。どこまで戦う?
そもそもこの戦いは本当に望んでいたものなのかと自問自答が始まる。「手間かけずオイル交換できるようになる」というのが本来の目的。このオイルタンクはちょっと大きいし、バキュームホースの取り扱いもめんどくさそう。さらに駆動用の12Vをバッテリーから引っ張る必要があり(バッテリーは前)、長いケーブルの取り扱いもめんどい。などと悩んでいる間に入札額が上がって行き射程圏外に・・・。
もう一度いちから考え直すとオイルドレンコックが浮かんできた。ドレンボルトの代わりにコックを取り付けるやつ。ドレンコックは前から意識はしていたが、あまりに簡単にオイルが抜けるので、走行中に勝手にコックが開いたり、誰かがいたずらで開いたりしたら終わりじゃん! という不安があり敬遠していた。しかし採用している人の情報は数多くあるので検討してみた。検索して一番最初に出てきたのが下写真の製品。先端にジョイントつければホースを差し込んで使いやすそう。
三菱アイはドレンボルトはナット頭24mm、ネジ部M22、ピッチ1.5mmなので適合する製品はある。金額的にも射程圏内だ。でもなぁ~、Oリングのパッキンが気になる。なんとなくOリングの耐久性に信用を置いていないのだ。まあそんなこと言い出したらエンジン内にも多数のOリングが使われているので身も蓋もないのだが。それに取り付けた時の向きが変な方向になってたら修正ができない。ワッシャタイプのパッキンなら厚さの異なるものを用意すれば締め付けた時の向きを調整できるしね。
もうちょっと検索すると下写真のが出てきた。正式名称は”麓技研のエコオイルチェンジャー”。社名がいい! ” ふ・も・と・技研 ”。 MAIDE IN JAPAN ! 三菱アイには型番がFG-7BKCが使える(トラック用って書いてるけど)。
でもなー、ちょっと金額的に射程圏から外れているし~~~ ・・・と悩んでいたのだが、某オクで未使用品が射程圏内で出品されていた。これは運命的! ということで商品ゲット。コック部を固定するクリップはついてなかったがまあ気にしない。
なるほど、こんな構造なのね。コック部はCクリップで分解できるようになっている。コックのシール部がダメになっても、部品交換できるかもしれない(シール部の交換部品があるかは不明)。
さっそくオイル交換もかねて取り付けてみる。
取り付けるとコック部が下を向く。コック部の向きは下向きでも機能上は問題ないと思うが、オイル排出時に手が汚れそうだし・・・、
横から見ると結構エンジン下側に張り出している。ここをぶつけたらオイル漏れして一巻の終わりだよね。コックの向きを調整できる製品(これはネジサイズが異なる)もあるみたいだけどね。
オリジナルの銅パッキンで試すとコック部はいい感じに上を向く。銅パッキンの方が耐久性も高そうなのでこちらを採用。
アイのドレンボルトにはオイルストレーナーがついているのだがこれをどうするか?
オイルストレーナーは安心のためにも使いたいがすぐに取付方法が浮かばない。とりあえずオイルストレーナーをドレンボルト穴に押し込んでやれば、その上からドレンコックは取り付けられるようなので今回はそうした。
コック部と補機ベルトカバーが干渉するのでカバーをカット。
そして組付け。ドレンパッキンは毎度のことながら研磨して再利用。このドレンパッキンは可能な限り使い続ける。世の中はSDGsなのだから(←嘘です)。
一通り組み付けてコックの操作性などを確認。しかし下から見るとカットしたカバーのところから補機ベルトが丸見え。よく考えたらあたりまえだが、ここから小石などが飛び込んだら補機ベルトを傷めるよね。これはなんとかしないといけない。
真下から見るとこんな感じ。
横から見たらこんな感じ。金色がすごく目立つ。まるで「いたずらしてください」と言っているような感じ。コック部は黒塗装しよう。
とりあえず新しエンジンオイルを入れて今回の作業は終了。冬場のオイル交換としては早かったが20L缶なのでどんどん替えてよし!
※ターボエンジンに換装後のオイル交換
銘柄 粘度 API規格 種類 :交換時期 使用期間 使用距離 交換時の総走行距離
Castrol GTX 10W-30 API:SL/CF 鉱物油 :2020年11月 5ヶ月 2,600km 69,000km
QUAKER STATE 5W-30 API:SN 部分合成油 :2021年 4月 4ヶ月 1,800km 71,600km
日産 SN SPECIAL 5W-30 API:SN 部分合成油 :2021年 8月 4ヶ月 1,700km 73,393km
日産 SN SPECIAL 5W-30 API:SN 部分合成油 :2021年12月 75,100km
前回ウォーターポンプ交換でエンジンノイズが劇的に減ったことに感動したので、他の補機のベアリングも交換していくことにした。オルタネーターとエアコン用のコンプレッサである。オルタネーターはNA用のをOHして載せ替える。コンプレッサーも予備品が必要ということで、某オクで入手。送料込みで漱石さん4人ほど。
コンプレッサーはエアコン未使用時はプーリーだけが空回りし、エアコンONでマグネットクラッチが動作しエアコン軸と繋がる。とりあえずはプーリーのベアリングを交換してアイのと交換しよう。その先はコンプレッサーもOHして載せ替えも考えているが、それはだいぶ先の話になるだろう。とりあえずは防錆のためオイルを入れて長期保管する。コンプレッサ内にオイルを入れるのがいいのかはわからにけど、エンジンに載せる時はOHしてからなので、とにかくサビ対策としてオイルを入れる。でも基本コンプレッサなので未圧縮のオイルを入れて入口付近しか入らないし、コンプレッサを回しても圧縮できないので回らなくなるけどね。 【広告】amazonの広告商品
現状のペースを考えるとコンプレッサーをいじるのは1年以上先になりそう。