■2022年2月
ついにポチッてしまった・・・、ほんとにポチるとは思ってなかった。今の心境である。アイのターボエンジン用のミッションの話だ。アイちゃんのエンジンをNAからターボに換装した時にトランスミッションはNA用とターボ用で仕様が違うと知った。最終減速比とストールトルクが違うのである。でも1年以上NA用のミッションで走っているが特段問題は感じないし、逆に絶好調である。高速道路を走る時にちょっとエンジン回転数高いかな・・・と思うくらいでそれ以外は何の不満もない。アイちゃんはほぼ新車から優しく乗っているので、このミッションはまだまだ使えると思う。なのでミッションを載せ替える必要はほとんどない。逆にミッションを購入すると必然的にその運搬や保管の手間が発生する。ターボエンジン購入時は相当なモチベーションがあったが、ミッションに関しては大したモチベーションはない。でもミッションもばらして内部構造をじっくり見たいな・・・という感じでなんとなく某オクを何年もウォッチしていた。諭吉さん二人でゲットできるNA用のミッションが出た時は結構心が揺れた。別にターボ用のミッションでなくても、今のNA用ミッションでも全然問題がないんだから予備品としてゲットしたい!とね。でもそれでもポチることは無かった。しかし今回、ターボ用ミッションが諭吉さん一人、送料も一葉さん。「我慢しろ!ここは我慢。モチベーションもなくポチるとその後大変だ」と自分に言い聞かせ二週間は我慢した。「だれか落札してくれ」と願っていたが誰も落としてくれない。そして・・・もう我慢できない!といことでポチッてしまったのである。
実はこれは現実逃避。アイはタイヤ交換、ダウンサス取付、ブレーキのOHとやるべき作業が溜まっている。しかし冬場ということもあり作業は滞っていた。作業が進まないストレスを購入欲、所有欲で肩代わりしているというのは自分でも自覚している。しかしポチッてしまったからには動かなければならない。まずは荷物の受け取りだ。前回のエンジン購入時もそうだったが、こういう大きい荷物の場合は営業所止めである。ミッションを受け取り家に運び入れる段取りを立てて営業所に受け取りに行く。前回と同じ神明営業所である。
土曜日に行こうと思ったがあいにくの雨。日曜日もやっているのか電話で聞くと24時間受け取り可能とのこと。さすが日本の物流拠点。アイで受け取りに行くと、前回と同じように渋い顔をされた。「安全を考えて軽トラがいいのだけどもね」と言われたがそこは押し通した。確かに前回エンジンを積んだ時にはかなり不安感があった。急ブレーキを踏んだら、もし事故したら・・・、と色々不安であった。今回は前回の教訓を生かし多少は工夫した。まずミッションをリアトランクに載せてもらった。前回はフォークリフトで持ち上げてもらいトランクに押し込んだが、今回は男性二人で持ち上げて入れてもらった。
そしてリヤトランクのフックに針金で固定。これで安心感はかなり上がる。できればシートベルトでしっかり固定したかったが、ちょっとめんどくさくなったのでこれで良しとした。
西濃運輸の出口付近で記念撮影。なんか盛大に見送りを受けている感じ(笑)。風雲急を告げる風味の空模様も私の心そのものだ。
さて、問題の荷下ろしである。エンジンの時は半分落下させた感じだったが今回はどうか? 冬場ということもあり体調的にはかなり弱っているので本当に降ろせるのか不安だった。
しかしやってみると結構余裕。エンジンと比べて形状がコンパクトで持ちやすかったのが勝因だろう。
ご近所さんから「なんか変なもの運んでる」と思われないため、古毛布でくるんだ。
自宅へ到着。妻対策のため養生して家の中へ運び入れる。
エンジンをOHしたのと同じ場所へ。
なんか久しぶりな光景。じゃまといえばじゃまだけど、部屋のなかにエンジンとかミッションが置いてあるとやっぱりテンションが上がるよね。OHにはたぶん1年くらいかかるので、しばらくはこの風景を堪能できる。
重さも測ってみよう。53.9kg。持った感じよりも重い。補機類を外したエンジンで40kgくらいだったので、それよりも断然重い。でも持った感じはそこまで重く感じなかった。
このミッションの情報。アイよりは2年ほど年上(古い)になるけど走行距離は現在のアイとほぼ同じ。
ポチってしまった時は不安が多かったけど、今はウキウキ感が上回っている。OHといっても交換する部品はシールくらいだと思っている。とにかく部品一つ一つを手に取ってみて、ATミッションがどう動くか実感したい、というのが主たる目的。なのでミッションが稼働しなくても満足の方が大きいと思う。
※追記
ミッションを載せていたパレットなんだけど、梱包の段ボールに封筒が張り付けられており、中をみたら「パレット再利用するので返してね」と書いていた。
なるほど、こういうところにもSDGsかぁ。確かにパレットは妙にかさばるし、エンジンの時は分解、破棄にも手間がかかった。しかし良く読んでみると、同封の用紙に記入しFAXで送信してください! とのこと。我が家にFAXなんてないしコンビニから送ろうかとも思ったが、引き取りの日時はかなり流動的とのこと。そこまで労力と時間をかけてる余力がないということで、私が個人的に再利用することにした。
まずは解体。
金づちでカンカンするのは近所迷惑なので、できるだけ金づちを使わないようにしてばらす。
板部分はほとんど割れたので燃えるゴミに出すが、柱部分は有効に再利用させていただく。