O型のまこさん

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趣味でいろいろ作った備忘録

6-4.永遠のアイ:FブレーキのOHと塗装その1(取外し&分解)

■2022年5月

 さあ大型連休である。この機会に以前からの課題であるフロントブレーキのOHを実施する。まずはシールキットの購入から。純製は高いのでミヤコ自動車工業からチョイス。ホームページで型番を確認するがターボ車しか記載がない。ターボ車とNA車ではディスクローターの径も厚さも違うのでキャリパー自体が異なるけど、ブレーキピストンとかブレーキパッドは同じだと思う(たぶん)。

 

 ネット上でいろいろ探しても十分な確認が取れなかった。でも断片的な情報から同じだと判断しているので、TP-80というのを購入すればいいはずだ。某オクで安く出ていたので1500円(送料無料)ほどで入手。アルトワゴンR用と書いているけどたぶん大丈夫(適当)。

 

 普段の自動車いじりは時間的ゆとりを十分とって日常に影響を与えないようにしているのだが、今回はそういうわけにもいかない。ブレーキを外したら車はうごかないので短期間で一気に片づけなければならない。タイヤまわりをいじる時はいつもお隣の自動車に迷惑をかけないようにフェンス側だけ(片輪づつ)作業していたが、今回は許して!と両輪一気に作業。キャリパー塗装するので、最後に塗料が足らなくなったりしたら残念だからね。昨年の年末からお隣には高級車が停まっているのでものすごく慎重にね。アイをできるだけフェンス側に止めて作業していく。

 

 フェンス側にかなり寄せて作業したので、右側(運転席側)の作業は狭くてやりずらい。今回はミニジャッキスタンドが大活躍。

 

 ディスクローターを外したのは初めてなのだが、ハブまわりはけっこうきれい。ブレーキホースはビニールを二重に巻きつけてフルード漏れしないようにしている。

 

 ディスクローター、キャリパーを外してタイヤを戻しておく。ミニジャッキスタンドに乗せたままだが、ぱっと見は作業中には見えない。このまま3日ほど放置するので近所の人に不安感を与えないようにと配慮しているつもり。盗難防止もかねている

 

 ミニジャッキスタンドはフロントロワアームで支えているのだが、ロワアームが斜めになっているので、スタンドも少し外側に傾いている。右側は木片をスタンド代わりにしている。

 

 ロワアーム形状は下写真のようになっている(借り物画像)。スタンドで支える所はエッジになるため、安定感が悪く木材に食い込む。ミニジャッキスタンドは使い勝手が良さそうなので今後のことも考えアダプターを作ろうと思う。

 

 キャリパーからブレーキピストンを外す。空気入れで空気圧をかけてピストンを押し出す。空気入れの付属のビーチボール用アダプタにマスキングテープを巻きつけてオイル穴にねじ込む。

 

 一人だと作業しにくいのだが、左手で先端を固定し右手でポンプを押すのだが、それでは空気圧が足らないのかピストンの動きがしぶいのかピストンが抜けない。そこで右ひざを使ってポンプを思いっきり押し込むと ”バコッ!” とピストンが抜けた。この時は木材を下写真のように挟んでおかないと危険である。二人で作業すれば簡単だと思う。

 

 真っ黒いブレーキフルードが出てきた。フルードの汚れを体感したので、今後は2年に一回は交換しようと心に誓うのであった。

 

 ピストンは少し汚れがあるがサビなどは出ていない。

 

 所々オイルの焼き付いたような汚れがある。

 

 ダストブーツ(ピストンブーツ)は見た目結構違う。とくに内径が違うように見えるけど、古い方は単に伸びているだけかな。

 

 ブレーキシールはサイズも形状も同じ。古い方もまだまだ弾力があり使えそう。

 

 ピンブーツも形状が違う。本当にアイで使えるのかと不安になる(大丈夫でした)

 

 キャップも形状が違うけどただ塞ぐだけなのでなんでもいい。

 

 一通りの部品を並べいざクリーニング作業開始。

 

 キャリパーからブレーキシールを外す。シリンダーの片側(ディスク外側)の面が荒れている。ピストンが片あたりしているようだ。

 

 シリンダーの他の面はきれいな状態。

 

 ピストンの汚れをちまちま落とす。カッターでやさしく汚れを削り落とす。ピストン表面に傷をつけないように注意!

 部屋での作業は食後にちまちま、風呂上りにちまちまと作業していく。集中力のある時に短時間の作業とすることで失敗もストレスもなし。今日の作業はここで終了。

 

 おまけで過給機4号機の写真。時間のある時にちまちまクリーニングしている。

 

 タービンブレードのカーボンを落とすのに苦労するがこちらは特段急ぐ案件ではないので、思い出した時に作業している。