O型のまこさん

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趣味でいろいろ作った備忘録

6-4.永遠のアイ:FブレーキのOHと塗装その5(その後)

■2022年5月

 FブレーキのOH後2週間程経過。ブログを見直しながら冷静に作業を思い返していると、「あれ? 左右間違えて組んだ時、キャリパーは左右入れ替えたけどパッドもシムも組み戻してなかったな・・・」と思い出した。まあパッドはアタリが出ている今となってはそのままでいいと思うが、内側のシムは左右で形が違う。ピストンがパッドを押す側のシムではディスクの回転方向で偏摩耗が起きないように考えられた形になっているんだと思う。キャリパーの掃除がてらバラして再確認する。前回作ったロワアーム用のアダプタの使い勝手の評価も兼ねてね。

 ※追記:パッドは一般的に内側(ピストン側)が早く減るので、組付け時は内と外を入れ替え(ローテーション)ている

 

 ホイールを外してキャリパーをまじまじと眺める。うん、きれいきれい。

 

 でもよく見ると表面にブツブツがたくさんある。

 

 塗装直後の写真を見直すとブツブツは見当たらない。焼き付け処理の時に気泡が発生してブツブツになったんだと思う。時間の都合で24Hしか乾燥してなかったしね。でも塗料の説明書きでは塗装後24H以上してから焼き付け処理を行うとあるのでとりあえず24Hにしたんだけどもっと長時間乾燥させたるべきであったか?(スケジュールの都合で不可能だったけど)。

 

 キャリパー組んで2週間だけど、結構汚れている。でも塗装しているとウエットクロスとかで拭くだけできれいになる。組み立て時にブレーキフルードが結構はでにかかってたので、今回は念入りにクリーニングした(最後はバケツで水かけて流した)。

 

 ロワアームのアダプタはぴったりはまっている。写真はサイドをジャッキアップした状態だがダウンするとロワアームはもう少し地面と平行になる。それでもアームはやっぱり斜めになるので、安定性に心配が残る。

 

 表面のブツブツを耐水ペーパー(#400~800)で軽く水研ぎする。

 

 でも机の上での作業と比べると体勢が悪く繊細な作業が難しい・・・と思っていたら一か所黒くなってきた・・・。

 

 あーあ。下地が出てきたよ。ここで心が折れて研磨は終了。その内にもう少し丁寧に研磨しよう。そしていつかは再塗装して、拡大した写真で見てもつるつるに見えるようにしたい。こういう作業はルーペで細かい所を見ながら作業しないと失敗する。

 

 作業終わって気が付けばミニジャッキに張り付けたゴム板がずれてた。ロワアームが斜めになっていたので、せん断力にブチルテープが絶えれなかったのだろう。これは恐ろしい。最後は斜めにずれて落ちるのだろうか?

 

 とりあえず今後はゴム板は無しで作業しよう。

  今回の作業のBefor/After

 

 

※追記

 ブレーキのOHから2週間ほどして妻が車の変化に気が付いた。車を使う用時から帰って来て「なんかタイヤの中に黄色いのあるけど、あれ何?」。 ブレーキのOHはするとは言っていたが、キャリパーに塗装する話はしていなかった。というのも、以前ポルシェを見た時「お、ポルシェ!」と言うと、妻が「何?あの車。タイヤの中に黄色いのつけてるわ。変なの~!」と結構ネガティブな反応をしていたから事前に言うとNGが出るかもと心配だったのだ。

妻「あれ何?」 ⇒妻の辞書にブレーキキャリパーはない

私「あれはブレーキ。色塗ったの」

妻「ええ?前からついてたの?なんで色塗ったの?」

私「だってせっかくきれいに磨いたのにまた汚れたら嫌でしょ」

妻「じゃあずっとこのままなの? なんか変~~~!」

うん、後半のセリフは予想通り。しかし前半のセリフはもう予想の遥か斜め上というか、さすがというか。      ・・・「ずっとこのままなの?」

 

 やりとりから推測するに言葉の意味はたぶん

タイヤの中に変なの付られた→外してもらおう→あれはブレーキだ→じゃあ外せない→ずっとこのまま

 

※追記2

 上述のように2週間ほどは内外のシムを逆に組んでいたのだが、その間少し異音がしていた。ブレーキを軽く踏みつつ動き出す時に、「ギゴゴゴゴ」とブレーキ周辺から異音がするのだ。極低速でかつ発進時にだけ鳴る。これはブレーキパッドが静摩擦と動摩擦を繰り返す現象だと理解していたが、シムを元に戻すと鳴らなくなった。ブレーキOH前も特段意識したことはなかったので、もしかしたらシムを内外逆につけると鳴りやすくなるのかもしれない。たんにパッドのアタリが出ただけかもしれないけど。