O型のまこさん

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趣味でいろいろ作った備忘録

4-5.R200SSの上空格納

■2023年4月

    我が家の御殿場桜、開花宣言発令です。ここの一番下

 

 前回R-100Sを上空格納したのだが、その分部屋が広くなり俄然やる気がわいてきた。この勢いに乗ってR200SSも上空格納だ。まずは木材の円弧状切り出し。手作業での切断は結構疲れる。

 

 タッタカターと製作しニス塗装。アーム部は9cm木ネジ2本と木工ボンドで固定。

 

 鉄筋コンクリートのマンションに強度が要求されるアームを固定するのって結構大変。部屋の壁というのは石膏ボードで、マンションの躯体に接着剤で張り付けられている。なので本格的に強度が必要な場合は躯体自体にアンカーを打ち込むべき。だがマンションの躯体は共用部分になるので取扱いが難しい。うちのマンション規約をよく読むと10㎜径で深さが数cm(数値は適当)の穴を躯体にあけるのまではOKとか書いていた(と思う)。しかしそもそも躯体は石膏ボードの後ろ5cmくらいの位置にあるので、アンカーを打つとかいってもどーすんの?って感じ。R200SSの固定はドアの上側を考えているので、ここにはそもそも躯体はない。簡単な木枠と石膏ボードで壁を作っているだけである。木枠部にうまく固定できればある程度強度は得られると思うが、金づちでコンコン叩いても木枠の位置が良くわからない。そういうことなら、壁ごと梁で挟み込んで強度を得ようというのが今回の作戦。部屋側の石膏ボードに大き目の穴をあけて、木の円柱を介して反対側の石膏ボードもろともを挟み込み、ボルトで固定しようというもの。

 

 穴をあけて深さを確認。この段階ですぐ横に木枠が通っていることを確認したので、ここにΦ6の穴をあけてバックアップ用の紐を固定することにする。

 

 バックアップ用の紐を固定するフックをアルミ板から製作。

 

 イザ! 取付けである。

 

 なんか結構いい感じである。製作当初は強度だけ意識していたが、途中から見栄えも気にして丁寧に製作した。

 

 裏側の梁はこんな感じ。望遠鏡を支えるのはM8ボルト2本、バックアップ用にM6ボルト2本としている。強度的には大丈夫だよね?

 

 最悪、鏡筒受けアームが折れてもバックアップの紐で鏡筒落下は阻止できる構造にしている。鏡筒受け部の曲線はちょっと採寸ミスがあったので、細かい木片をたくさん敷いて均一に受けられるように微調整した。

 

 R200SSを載せてみる。はじめは扱いが不慣れであちこちぶつけながらの荷揚げであったが、慣れてくるとうまく載せられるようになった。固定紐がちょっと細くて頼りなく見えるなぁ。

 

 直下から見上げると重量感満載。これが落ちてきたらまさにコロニー落とし。大惨事である。

 

 入口ドアの下からの光景。部屋の外から見ても圧迫感を感じる。

 

 しかし鏡筒の上空格納して部屋は格段に広くなった。風呂に入る前、寝る前に無意味に部屋に行き、広さを実感し、そして見上げると美しい鏡筒が眼前に鎮座する。なんかこの光景はものすごく気に入った。望遠鏡を所有することで最も障害だったのが”格納場所”だったが、上空格納でこの問題は一気に解決である。上空に格納することで、カビの問題も幾分か和らぐはずである。 であるならば宿願のVC200LとかGS200RCとかの購入がちらつく。いつかは長焦点で深宇宙の銀河を撮影したいと思っているのである。しかしそれはR200SSを十分使いこなせるようになってからだよね。うんわかっている。さらに赤道儀とかのアップグレードは考えていない。SP赤道儀でそんな長焦点の200mmとか使えるのか? それにはやはり紫電を完成させないと無理だよね。いつかきっと完成させたい! と思う今日この頃であった。

 

※追記:はてなブログに移行して50,000アクセスを越えました(8年目)。ご来訪くださる皆様に感謝です。