O型のまこさん

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趣味でいろいろ作った備忘録

6-4.永遠のアイ:タイヤチェンジャー、ビート落としの改造

■2023年5月

 とりあえず前後のタイヤ交換は済ませた。しかしタイヤチェンジャーには改造が必要だ。今のこの流れに乗って作業を進められなければ次の機会まで放置してしまう。そして「あれ~、なんか使いにくいなぁ」とかため息ついてだんだん自動車整備から離れていくんだ(見える!私には見える)。持続可能な自動車整備のためにも、「今、タイヤチェンジャーを完璧に仕上げなければならない!我が車整備の興廃この一戦にあり。各位一層奮起努力せよ!」

 

 ・・・と大げさに臨んだ作業であるが、製作過程は写真1枚。なんかあれだな、第二次大戦時の軽巡の艦橋みたいな形になった。※余談:アイは夕張だ!いつか記事にしたい話題。

 

 今まではタイヤチェンジャーの高さ調整用に木材で固定具作っていたのだが、実際タイヤ交換してみると特に必要性を感じない。また固定具を取り付けるのは結構手間がかかるので固定具はなしとし、その空いた空間に回転部の軸部を追加する。

 

 タイヤとヘッドマウントをセットし、ヘッド位置を調整する。

 

 先端部のナイロンが外周に沿うように、後端部のナイロンは外周ギリギリ外側に配置するように調整する。

 

 見た目は不格好だが強度的には確実に向上した。

 

 タイヤ装着時はヘッドマウントにビートワックスを塗布しておくと滑りやすくて組付けしやすいと思う。

 

 組付け時のビートを引っ掛けた様子。あとはぐるりんと廻すだけ。

 

 続いて軸部の仕上げ。これまで鉄管に画用紙を巻きつけ、さらにはシーラントの容器をスペーサー替わりにしてきたが、塩ビ管でぴったりのスペーサーを製作する。塩ビ管を2個買ってきて加工していたのだが、2個目の加工で失敗し(内グリで削りすぎた)慌ててもう一個買いに行った。

 

 今度は慎重に切削していきスペーサー完成。これでタイヤチェンジャーはほぼ完成。

 

 今まではアームは収納時に邪魔だから使う時に取り付けようとか思っていたが、アームを取り付けた状態でも収納BOXに収まりそうなので収納可能なぎりぎりの長さのアームを取り付ける。収納ってとにかく大事。次使うのは1年後か2年後になるので、その時何がどこにあるのかわからなくなっているからね。使いたいと思った時にぱっと完成形で出てこないと道具は道具足らない(いまいちわかりにくい表現だけどわかるよね)

 

 そしてビートブレーカーも改造。マンションの躯体にひっかけて使うのだけど、支点の位置が定まりにくく、マンションの壁面も傷つけてしまうので、ちゃんとした支点と支点受けを製作。

 

 こういう角度で機能する。

 

 支点受けはボンドで接着。1本まるごと使った。

 

 ボンドで貼り付けて、タイヤで荷重をかけてマンション躯体に接着。

 

 これでタイヤ交換システムはほぼ完成。残っているのはホイールバランス取り用のアダプタの製作である。次のタイヤ交換は1年後か、はたまた2年後かになるのか。いずれにせよ準備は万全である。いつでもタイヤ交換やってこい。