■2024年7月
ブラケットのタップを切っていく。タップは斜めに切り込めば斜めのネジ穴が切れるので軸をちゃんとあわせなければいけない。昔にタップガイド作ってからはタップ加工での失敗は激減した。でもこのタップガイドはM6までしか対応していない(M8まで対応のチャックもあったが折れたまま未復旧)。なのでまずはボール盤で垂直に食いつかせる。下写真のように台座をしっかり固定し、ハンドルにおもりをぶらさげ、タップが食いつく状態にする。

そしてプライヤーでタップを掴んでぐいぐいまわして切っていく。

タップの刃側は凸凹になっているのでプライヤーでがっちりつかめる(プライヤーを痛めるほど)。ある程度タップが食い込んだら外して・・・

作業台に固定し、タップハンドルでまわしていく。

まずまずいい感じでタップが切れた。

この調子で二本目もタップ切ってたらタップの刃が欠けた。M3とかM4のタップだと刃が簡単に折れるので慎重に回すが、M12だと折れることはないだろうとグイグイ回してたんだよね。何事も機械的負荷の範囲内で作業しないとね。

とりあえず折れた部分をグラインダーで研磨する。

これでとりあえず使えるんじゃないかな。

加工途中だったネジ穴の最後までタップ切れた。でも手ごたえはすこし怪しかったので、残り2本のタップ切りは新しタップを購入してからにする。

一応ボルトは問題なく通る。

キャリパーを合わせてみる。いよいよ形になってきた。

新しいM12タップがくるまで時間があるのでM14のタップを切っておく。M14タップは手持ちのタップハンドルでは太すぎて掴めない。やむなくモンキーでまわそうとしたのだが、モンキーだとまっすぐ切っていくのが難しい。でいろいろ考えた。

ボール盤で芯押ししながら回せばまっすぐ切れるじゃん。

ボール盤で軸方向に押し込みながらモンキーを回していけば、軸ブレせずしっかりタップ切りできそうだ。

試してみると土台部が回ってしまうので、木材でしっかりした土台を製作。

やってみるとすごくいい。いい感じじゃねーか(伊之助風)。

オイルで潤滑しながらゆっくりタップ切っていくと難しさは皆無。やはりものづくりは治具づくりからだな。

後半はタップの切れが悪くなったように感じる。今後はタップ刃研磨もできるようになろう。

切ったネジ山に問題がないかまじまじ観測。うん、大丈夫そう。

キャリパーとの組付けも左右とも大丈夫。

5mmほどボルトが出っ張るのでカットしよう。

残り作業はM12タップの二か所。新しく購入したタップが届くまでしばらく作業中断。ボール盤は通常は室内保管なのだが、タップ切りのためボール盤本体とテーブル部はがっちり作業台に固定しているので、次の作業までビニールでカバーしておく。

ブラケット固定ボルト(M12)の頭がディスクローターと干渉するので、低頭形状に旋盤で加工する。

これでついにナックル、ディスクローター、ブラケット、キャリパーを組み立てることが出来る。なかなかいい感じ。

そして購入したM12タップが届いた。

あれ? 新しいタップには終端の凹がない。

某オクでタップハンドルも購入。手持ちのタップハンドルはM14タップを掴めなかったからね。中型と大型のタップハンドルでどちらもハンドルの片方がないやつ。まあ適当に作ればいいしね。

それでは残りのM12タップ切り再開である。途中風雨の強い日がありボール盤の封印が強化されている。

まずはボール盤でタップを咥えてねじ込んでいく。ボール盤のチャックでは強く掴めないのでタップが軽く食いつくくらいまで。

そしてタップハンドルを取り付ける。本来はタップの終端の凹部にセンター押し材を押さえつけて軸固定したいが、新しいタップには凹がない。でも一応空間の位置目安にはなるので、この状態で軸のずれがないか目視しながらタップを切っていく。言わば”エアー軸固定”。

十分タップが食い込んだらボール盤から外して作業台に固定し、ぐいぐいタップを切っていく。今度はタップ刃をいためないようにゆっくり優しくまわしていく。

タップ切りが終了したので、仕上げの表面加工。ナックルやキャリパーの接触部は傷つけないようにワッシャを両面テープで貼り付ける。

最後はルーターにサンディングバンドをつけて表面を滑らかに仕上げる。

これでブラケットの加工は完了である。

私にとっては一大事業だったので記念写真をくどいくらい掲載する。

いいよね~。

ほれぼれするわ。

最後は黒スプレー。

ブラケット完成です。

重さは451gと447g。しまった、左右の重さ揃えればよかった。ちょっとグラインダーで削る量調整するだけなので簡単なのだが、作業中はすっかり忘れてた。

とりあえずこれにてブラケット加工完了である。あとはキャリパー加工とディスクローターにスリット加工で対向ピストンキャリパーを装着できることになる。気持ちは高鳴るが梅雨もあけ夏本番到来で暑さでぐったり。涼しくなるまであまり作業できそうにない (*´Д`)。隣の神社は夏祭り真っ最中で賑やかな声を聞きながらブログを書いてます。
あ・・・、あとスペーサーの加工も必要だ。現在フロントには5mm厚のスペーサーを入れているんだけど、タイヤ部での幅がちょっとあやしい。ネガキャンにしてるのでフェンダーの内側には入っているんだけど、タイヤの下半分が結構左右に出っ張っていて軽規格の幅をはみ出しそうな勢い。でも対向ピストンキャリパーだとやはり5mmくらいのスペーサーは必要。ぎりがんばって3~4mmのスペーサーでもいけそうだが、とにかくハブ軸径がぴったりのスペーサーを用意したい。タイヤが外れて大惨事となった痛ましい事故とかもあるし、とにかく安全のためには全力を傾けないとね。