O型のまこさん

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趣味でいろいろ作った備忘録

6-4.永遠のアイ:ビートブレーカーMk-Ⅱの製作

■2024年10月

 エコフォルム4本購入したので、現在のフロントタイヤを外してエコフィルムに装着し直した。タイヤを外す時はビートを落とすのが一番の難関なのだが、ビートブレーカー初号機はちょっと頼りない。フロントタイヤは問題なく落とせるが、リアタイヤはかなり頑張らないといけないし体力も使う。体調悪い時はちょっと遠慮しとこうという感じなのだ。これは改善が必要と前々から思っていた。いついかなる時でも確実にビート落としができるブレーカーが求められているのである。しかしそのためにサイズの大きな設備を導入するのは空間的制約上NGである。油圧プレスを使ったブレーカーを作ろうかなとも思ったのだが、それだと各部が金属製になり敷居が高くなる。まずは以前から温めていた”作業台を改造する”という作戦を実行する。下写真のように作業台に梁を通してタイヤを挟み込む構造とし、ボルトナットでビートを押し込んでいくというもの。この案の評価ポイントは新たな設備を必要としないこと、つまり新たな設置スペースを必要としない点だ。

 

 2x4材を購入し梁部分をサクサクと製作。

 

 いい感じでタイヤを挟み込める。

 

 どこにどれだけボルトナットの穴をあければいいのか検討していく。

 

 梁の挟み込み強度を上げるためM10の寸切りボルトでがっちり固定した。まずは試験的に端っこに3個あけて、実際のビート落としをやってみる。

 

 小さい鉄板を置いてビート部を押し込んでみたが、押し込むにつれビート部が傾き、ボルト先端が滑る。

 

 タイヤレバーも使ってみる。タイヤと反対側に台を置いてボルトを押し込んでいく時の支点になるようにする。

 

 うまくはいかないが、まったくダメという感じではない。

 

 少し長めの鉄板を横向きに置いてみたが、これでもボルト先端が滑る。

 

 穴の開いた鉄板にボルトをセットするとけっこうグイグイビートを押し込める。ただ、このサイズの鉄板だとタイヤにめり込んでサイドウォールを傷つける心配もある。

 

 ボルトの先端を加工する。

 

 先端部が多少傷ついてもネジ山は傷つかないように加工した。

 

 フラットバーも購入。長さはまだ評価中なので3種類用意。

 

 ドリルで窪みをあけて、ボルトをあてがう場所を用意。

 

 フラットバーを3個並べて押し込むとまずまず押し込める。でもちょっと確実性に乏しい感じ。

 

 一か所でもビートが落ちれば摩擦で引っ掛かって戻ってはこない。ここまで落とば、タイヤを回して押し込む位置をずらしていけば確実にビートを落とせる。

 

 今回は一か所ビートが落ちた状態で足でぐいぐいキックすればビートは落ちた。でもこの方法は体力を使うので、普段は使わないほうが良さそう。

 

 とりあえずタイヤを外す。タイヤを外す時はビートワックスを塗布すれば外しやすいのだが、ビートの隙間にワックスを塗布するのは結構めんどくさい。ビートの隙間からタイヤワックスを塗る専用の装備を作るべきだな。

 

 タイヤの片面を外した。反対面はビートワックスも塗布しやすくいろいろ簡単。

 

 タイヤを外すろエアバルブのナットが緩んでた。ナット式のエアバルブはかっこいいんだけどこれが怖い。まあ私の場合は安いゴム式のを使うのでこの問題は発生しないけどね。

 

 ホイールのアンバランスを計測し・・・

 

 タイヤのアンバランスも計測し、相殺する位置でタイヤとホイールを組む。

 

 タイヤのはめ込みはもう慣れたもんで数分で完了('ω')ノ。

 

エア圧でのビート上げ。

 

 組み上げたタイヤをアイに装着して、もう一方のタイヤもタイヤ交換。ビート落としのコツがわかってきた。

 

 ビート落としするポイントの左右をまず押し込む。するとリムに隠れていたビートエッジが見えてくるので、このエッジに爪をひっかけて押し込めばビート落としは確実にできる。

 

 このように真打ち登場とばかりにビートエッジを押し込むと確実にビートを落とせる。

 

 でも”真打ち”のフラットバーが曲がった。支点力点作用点の関係がいまいちでフラットバーには過大な曲げ荷重がかかったようだ。穴の位置を変更するとか真打はもっと丈夫なものを使うとかの改善を施せば十分実用に耐えうる。

 

 ビートブレーカーの構造はほぼ固まった。最終構造体として奥にフラットバーの支点を支える構造体を追加。

 

 フラットバーの支点力点は5か所用意しているが、実際使うのは3か所で十分なので他は予備となる。

 

 真打ちとしてタイヤレバーを使おう。半分に切断して先端をグラインダーで成形すればOKだと思ったが、金ノコがまったく刃が立たない。2mm程切れ込みを入れたのだが、すぐに刃がボロボロになった。高速カッターでないと切れそうにない。

 

 このビートブレーカーは一軍登録決定なので、ニスで塗装しmk-Ⅱと命名

 

 裏から見るとこんか感じ。

 

 後日ねじ込みナットをつけた。これまで普通のナットを使っていたが、まわり止めのため片手でスパナを持ち、反対の手でボルトを締めこんでいくのは作業効率が悪いのでねじ込みナットを採用。

 

 このねじ込みナットは強度が弱そうだけど、使っていってだめそうなら強度のあるものに交換しよう。

 

 ビートワックスがかなり減ってきた。タイヤ交換なんてそんなしないだろうと思い小さいのを買ってけちけち使ってきたが、それでも残りは2割ほど。タイヤ交換はお手軽にできるようになったし次は1kgのを買おう。今のは40gで600円くらいしたので、下記のもの〇ろうさんのだと1kgで940円。これなら一生使いたい放題だ。

 

 それとガレージでの作業のため投光器を購入。

 

 24Wだけど明るさは十分。ガレージにはコンセントあるので100Vコード付きの投光器も考えてたけど、実際使ってみると明るさも持続時間もこれで十分。というかコードレスの手軽さは最高である。

 

 バッテリーはリチウムイオン(HM18550)の3並列。

 

 これで送料込みで¥1200とか安すぎでしょう。

 

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