O型のまこさん

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趣味でいろいろ作った備忘録

7-4.掃除機の衝動買いと改造

■2011年12月頃

 ある日電気屋をぶらぶらしていてかっこいいものを見つけた。それがこれ。

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 可変機構をもつハンディ掃除機である。はじめはこの変形機構に感動した。左からノズルを回転、ノズルを伸ばし、ブラシを出した状態。

 

 特に気に入ったのが先端のブラシ。ふだんは折りたたんで収納しており、いざというときはにょきっと出てくる。ノズルが取り外し式のはめんどくさいので、すべての機能が組み込まれているこれを気に入った(いや、すべてといっても伸びるのとブラシだけであるが)。
なにより、吸引力のパワフルさに感動した。いままでハンディクリーナーは吸引力が弱いという印象だったが、これは違う。これで6漱石。思わず衝動買い。
 
■2013年12月
 そして2年の月日が流れ・・・(いつのまに!?)。バッテリがだいぶへたってきた。と、ついに充電できなくなった。調べたところ充電アダプタが死んでいる。まだ延命はできるとばかりハードオフで同じ電圧のアダプタを買ってきて、さっそく充電。しかし充電ランプは消灯のまま。だんだんめんどくさくなってきた。よし手元の少し電圧の高いアダプタで強制充電だ。すると充電を開始した雰囲気。見守ること数十分。突然"ぷしゅー"と音がしてきな臭い匂いが。いかん!とあわててアダプタをはずした。なんだかバッテリ部分が熱くなり、熱で少し変形した。
 分解したところ、バッテリ10セルのうち、2セルが焦げている。どうやら短絡モードの故障を起こしたセルを引き金に、2つのセルが過充電による破損を起こしたようである。
 まだ捨てるには惜しいとしばらく悩んでいたら、親戚が使っていたルンバもどきが回ってきた。このバッテリのサイズがハンディクリーナーと同じで、しかも12セル。よし一気に14.4V仕様だ。まず現状の充電回路を確認した。それがこれ。

 

これに対し12セルの回路を下記の様に改造した。

 


噴出しは実測した電圧である。この掃除機改造は、自作プラネタリウムの事前ステップであり、光源LEDの駆動まわりについての知見を得るための意味づけがある。そのためCRD(定電流ダイオード)を使っている。またCRDでゆっくり充電したほうがバッテリの寿命も長くなるだろうという考えもある。掃除機は一日一回しか使わないので、充電時間は24Hで問題ないわけである。
 
■2014年6月
 とりあえずこれで半年ほど使っていたが、元のバッテリがだいぶへたっていたので2分しかもたない。もともとの製品では駆動時間は6分であった。この掃除機はぱっと使えて気に入っているし、フィルターも2個買ってしまっているのでもう少し延命させたい。思い切ってヤフオクで1個半コインの充電池を10個購入。なぜ12個ではなく?それはやはり重たかったからである。また電池はこれまでのものより筒方向の高さが8割ほどで、小さくなっている。なのに容量は1500mAhから2000mAh。さらにメーカー不明。あやしい。あきらかにあやしい。中華製なのだろう。2000mAhという容量は信じない。絶対!。経年劣化も早いだろう。でも一年ほどはそれなりの性能を出してくれるはず。そう期待をこめて買ったのがこれ。
※後日談 2016年4月、まだそれなりに使えている。電池くん、ごめん、信用しなくて。

 

 奥にある緑色の。これをこれから組み込んでいく。
さて、この電池、端子が付いているので加工しやすいと思ったのだが、どんなのかよく見るとこんな感じ

 

 一個ずつハンダしていくわけであるが、加工途中ショートすると怖い。加工手順をよく考えて作業に取り掛かろう。

 

実際に置いてみたのだがこれがショートすると怖い。よく考えて・・・。