■2015年11月
今日コンロを修理した。我が家には3口のコンロがあるのだが、その中の一番使うコンロがすぐに消えるという不具合を起こした。火はすぐに付くのだが数秒で消える。これはセンサがおかしいのだなとは思ったのだが、そのうちに・・・と思っている内に3~4年経ってしまった。
本日、重い腰を上げて修理した。まずコンロを天板をはずす。
左手前のコンロが問題のコンロ。これはコンロ真ん中に棒状のセンサがあり、なべの温度を計測し、異常過熱が起こると自動停止する。このセンサがもっともあやしいのだが、まずは順番に見てみる。コンロ部をはずすとこういうものが出てくる。
左側が着火スパーク発生部、右側が吹き消えを検知するセンサ。これは熱電対と思われる。まずこの熱電対の抵抗を測ると通あり。断線はしていない。次に電圧を計測しながら、ライターであぶってみる。すると電圧が上昇している。よしよしこのセンサは問題ない。次に真ん中のセンサー。
抵抗を測ると通なし。やっぱりこのセンサに問題がありそう。このセンサ信号をごまかして入力すれば使えるはず。まずセンサ入力部を短絡して着火してみるが、やはり数秒で消える。次に50Ωの抵抗を繋いで見るがやはりだめ。5kΩを繋ぐと正常に使えるようになった。その様子がこれ。
5kΩをきちんとコネクタ側に半田付けした。
これでなべの異常加熱の保護回路は機能しなくなるが、これまでも右側のコンロはそんなセンサついていないので、まあ同じこと。
4年ぶりに見る3連ドム、いや3連コンロ。
当たり前の光景だが、今日の私にとっては感動的な光景である。
■2019年3月12日 ガスコンロの修理ふたたび
去年あたりからまたコンロが一つ使えなくなった。空焚き防止センサがついた手前左のやつ。前回は空焚き防止センサが壊れたようで替わりに5kΩの抵抗を繋げば使えるようになった。さて今回は熱電対がダメになったのかと、熱電対の通を測ったらちゃんと通があった。電圧を測定してみると、ライターで熱すると10数mV発生している。熱電対はちゃんと機能しているのだ。じゃあ、空焚き防止センサを模擬していた5kΩがおかしくなったのか?でも抵抗を測ってもちゃんと5kΩ。冬場になれば外気温との関係で5kΩではだめなのか?とりあえず、5kΩの抵抗の代わりに数パターン抵抗を入れてみたけどちゃんと動作しない。う~ん、困った。と途方に暮れて5kΩのコネクタをはずした状態でとりあえず復旧した。また2口こんろ状態が続いた。
そして半年以上経過し我が家の桜が開花した 翌日、妻が急に切れた。「コンロ早く直してよ!」と。その迫力に早速修理に取り掛かった。で・・・、だ。その時には上記10行ほどの前回作業の記憶はすっかり消えており、再び原因は熱電対がだめになったのだ!と考えた。そして熱電対を取り外してチェックすると、通もあるし、熱すれば電圧も発生する。「あっれ~~~、じゃあ原因は何なん? やっぱり空焚き防止センサまわりなんか?」と、センサ模擬をするコネクタ(5kΩをつなげたやつ)を探したら、何にもつながっていない空きコネクタだけがあった。下の写真の右下のなにもつながっていないコネクタ。この瞬間記憶がパッーっと蘇りましたよ。エレンがヒストリアに触った時のように(笑。
同じ過ちをしないため(もう忘れないため)に熱電対の写真も撮っとこ。
で、どうしていいかわからず、とりあえず5kΩの抵抗をもう一度とりつけることに。前回取り外したコネクタはどこにあるかわからず、ジャンク箱から適当につながりそうなコネクタに5kΩの抵抗をつけた。
しかしこれでなんと復活! なぜ?
推測するに冬場は空焚き防止センサの模擬は5kΩの抵抗ではだめなんだろう。でも春になりあったかくなったら5kΩでも大丈夫、ということか?よくわからん。