O型のまこさん

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趣味でいろいろ作った備忘録

1-2.コンポーネント映像評価

コンポーネント映像の確認
  いよいよMB70Xの評価も大詰めである。システム構築に向け、DVDプレーヤーとS端子接続するか、コンポーネント接続するか検討する。現在のTW20シアターシステムはS端子接続であり、MB70Xシステムでコンポーネント接続となれば、同軸ケーブルをもう一本敷設しなければならない。これは体力も予算もかかる。しかしMB70Xの映像に感動した勢いで、同軸を2本敷設することにした。えっ1本余るよね。それはTV用の予備にと考えている(TVはコンポジット接続なので一本でよい)。
  まずDVDプレーヤーのD端子出力でMB70Xとコンポーネント接続し、映像を投映できるか確認した。結果は合格である。
  ただし、DVDプレーヤーはD1/D2対応とあるが、D1しか確認できなかった。
D2接続(プログレッシブ出力)にするにはDVDプレーヤー側の設定が必要なのか?設定項目にはD端子出力を選択する以外見当たらなかったが・・・。

■RGB出力とコンポーネント出力の比較
DVDプレーヤーによる映像評価DVD(コンポーネント接続)と、その元画像をPCからRGB出力した映像を比較する。
※なお、コンポーネント接続時の色調整はデフォルトのものである。

1)縦カラーバー
(上:元画像をRGB出力 下:映像評価用DVDをコンポーネント出力)

 

黄色が多少きつく出ているが、色合い的にはまずまずである。


2)横カラーバー
(上:元画像をRGB出力 下:映像評価用DVDをコンポーネント出力)

 

カラーバーの境界部がRGBではきれいに描画されているが、コンポーネントでは重なったり隙間が開いたり。これはきっとDVD化する時のDVDメーカーの問題だろう。機会があれば別のソフトで試してみる。


■元画像、TW20、MB70Xの映像比較
映像評価の締めとして、元画像とTW20とMB70Xを比較する。
なお、TW20は映像評価用DVDをS端子出力、MB70Xはコンポーネント出力である
1)縦カラーバー
(上:元画像 中:TW20 下:MB70X) 

 

  カラーバーを見るだけでも発色、映像にじみなど確実にMB70Xに軍配が上がる。

2)横カラーバー
(上:元画像 中:TW20 下:MB70X)

 

3)海と空と島
(上:元画像 中:TW20 下:MB70X)

 

映像になるとTW20がいかにしょぼいかわかる。これでシャッター速度はTW20が1/1.6、MB70Xが1/2.5とMB70Xの方が1.5倍ほど露出時間が短いのである。肉眼で見るとその差は歴然である。

4)桜
(上:元画像 中:TW20 下:MB70X) 

 

5)未来都市
(上:元画像 中:TW20 下:MB70X)

 

明るさももちろんであるが、TW20ではピンボケ感もかなり強く、映像のシャープさを損ねている。これはやはりレンズの改造によるところが大きいのだろうか。その改造に踏み切るのにあれだけ時間をかけ決断し、そしてこつこつ改造したのに(まあそこまで言うほどではない)、この現実は「認めたくないものだな・・。○○ゆえの過ちというものは。」

6)アイコンの拡大比較
(左:TW20 右:MB70X) 

 

さすがにDLPだけあってドット格子が目立たない。
システムをMB70Xに置き換え、映画を見る日が待ち遠しくなる。
しかしあわてて雑に作ってはいけない。何事も一歩一歩確実に進めなければ満足のいくものに仕上がらない。昨日「ショーシャンクの空に」を見てそのことを確認したばかりだ。

■まとめ
  MB70Xの映像は満足の一言である。TW20の映像に多少の失望感を覚えていたので、やはり自動車用HIDでは限界があるかと思い、別の(ランプの切れていない)プロジェクターの物色を始めていたが、MB70Xの映像を見て、そんな不満は吹き飛んだ。
  これから手をかけてMB70Xを我が家のホームシアターに組み込んでいく。