レンズはMINOLTA MC ROKKOR-PF 50mm F1.7、SRマウントである。
改造前のレンズ。しぼりは開放でしか使わないので分解してとっぱらいたいがそれは後にまわす。

基礎部分をはずすとこのようになる。そして変則的な使い方になるがヘリコイドのかみ合わせをずらすとレンズ位置が少し前方に移動するのでマウント部改造に都合が良い。

マウント部はEOSのボディキャップを使う。下写真のように穴を開け、空回り防止金具の逃げを作り、ねじ固定用の穴4つを空ける。まあ光学系の精度はそんなまじめに追求はしない。

これはオリジナルの形状。

そしてこちらがEOSマウントに改造したもの。固定部が全体的にカメラ側に寄ったのだが、レンズ自体はヘリコイドのかみ合わせを変えることで前方に移動したのでピントも無限遠前後に余裕がある。

このままだとレンズが”カチッ”と固定ピンに固定できないので、へたをしたらレンズが外れ落ちてしまう。そこでマウント部の一部にエポキシを流し込み、固定ピンが止まるへこみを造成する。下写真はエポキシを盛った様子。

エポキシが固まったら平らに削り、ドリルで穴を開けて固定ピンが止まる形状に造成完了。

カメラに取り付ける。

