O型のまこさん

O型のまこさん

趣味でいろいろ作った備忘録

5-2.旋盤のレストア3(切削切子飛散防止ケース製作)

5-2.旋盤のレストア3(切削切子飛散防止ケース製作)
■2016年1月
 
まずは切子飛散防止ケースの製作。切子は完全にガードし、部屋には切子を一切れたりとも出さない仕様とする。材料は加工のしやすい木工とし、部屋にマッチするようにニス塗りで仕上げ家具の一部のように仕上げたい。
使い慣れた12mm厚のコンパネでケースを作る。
イメージ 1

送りハンドルはケース外に出るようにする。
イメージ 2

外枠が完成。
続いて上部カバーにかかる。透明な板ということでホームセンターを探すと、エコロジープラスチック(PET)というものがあった。300x450x2のサイズで500円程。アクリル板にくらべお財布エコロジーの進む金額だ。
イメージ 3

切れ端で曲げ加工のテストを実施。熱した金属棒を当てて曲げる。
イメージ 4

うん一応曲がっている。じゃあ本番だ。
イメージ 9

まずは鉄棒を熱する(1本だと長さが不足するので2本)
イメージ 5

加工側は「押さえ板でがっちり固定し、熱した金属棒を手際よく曲げ位置に乗せる。乗せる時に”ジュー”っと音がする。鉄棒の温度が局所的に高くなりすぎているのだろう。理想としては鉄棒を一様に熱し、1mmくらいまで近づけ直接つけないようにして輻射熱で熱するのがいいのだろうが、そこまで手間隙かける気もない。
鉄棒を置いて20秒ほど待ち、鉄棒を外し、ぐにゅっとプラスチック板を曲げる。

イメージ 6
よし、うまく曲がった。
旋盤に取り付けるとこんな感じである。
イメージ 7

なかなか様になっている。
でも曲げた部分をよく見ると・・・
イメージ 8

局所的に激しく融けている。まあこのぐらいは想定内だ!(ちょっと負け惜しみ含む)。
  しばらく寒い日が続き、とてもベランダで作業できる状況ではない。このままでは春まで旋盤は完成しない。今日私は言い知れぬ焦燥感に襲われ、ついに禁断の世界に足を踏み入れてしまった。部屋の中での作業である。ボール盤で金属に穴をあけ、かなノコで切断し、金属くずを部屋に撒き散らした。せめてもの良心としてダンボールを敷いた。
イメージ 10

部屋の中に作業台を持ち込んで・・・。もう外と同じレベルの作業を行う。
イメージ 11

どうしてこんなに快適なんだ。まったく寒くない。今までベランダで鼻水たらして作業していたのはいったいなんだったんだ!その快適と引き換えに私は大きなものを失った。それは室内が室外と同じになってしまったという喪失感・・・、部屋のどこかに金属くずが残っているのではないかという不安感・・・。いや、ばれた時の妻からの怒りか・・。
まあ、作業終了後、掃除機をかけまくり、雑巾をかけまくった結果、そういう不安感は消えたんだけどね。
今日の成果がこれだ。

イメージ 13

少し前にものたろうでハンドルの握り部や、スラストベアリングを購入しておいた。
イメージ 12

これで縦・横の送りハンドルがケース外から操作できるようになった。
イメージ 14

もう少しだ。