O型のまこさん

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趣味でいろいろ作った備忘録

5-2.旋盤のレストア4(クロススライドテーブル周辺改造)

5-2.旋盤のレストア4(クロススライドテーブル周辺改造)
■2016年2月
 
切削切子飛散防止ケースでガードしたことにより、クロススライドハンドルの位置を手前方向に延長する必要が出てきたので、クロススライドの軸やハンドルを製作した。
  ・・・と、その前に主軸受けオイル機構を改良した。思った以上にオイル消費量が多く、10分ほどでオイルカップのオイルが空になる。ちょっと油断すると主軸受けがだめになりそうで怖い。次の写真はオイルパンである。オイルを受ける場所に花粉マスクをテープで貼り付ける。これは鉄粉をろ過するためのもの。

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オイルパンへの流路も改良した。
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今後、オイルカップ(上)もオイルパン(下)も容量を大きくする。
さて、話をクロススライドに戻す。まずクロススライド軸を新規に制作する。5/16ネジの寸切ボルトにナットを取り付け、万力で圧着した後にはんだで固定する。

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そして旋盤で加工。

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この部分はクロススライド軸延長アダプタの軸受けに挿入される。軸のガタをなくし動きを滑らかにするために機能する(はず)。また軸の端はΦ6のシャフト状に加工。ここにハンドルを固定する。

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切削切子はこのように簡単に取り出せる。ケースの外への飛散はほぼガードできているようだ。

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ついでにハンドル固定用のボルト先端も削った。ステンレスネジは硬くて削れないと思っていたが、ネット情報ではそんなことはないと皆が言う。実際削ってみるとほんと簡単に削れる。鉄と比べ粘らないというかもろいという印象だ。
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クロススライドハンドルの端面も加工。

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完成し取り付けた様子。うむ。今までと比べガタは少なくなり、剛性感のある動きになった。
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握り部分を磨く。ボール盤に銜えて回転させ紙やすりで磨いて磨き粉で艶を出した。手前が加工前、奥が加工後。見た目はあまり変わらないが手触りはすべすべになった。
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これで縦横の送りハンドルが完成。
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おまけで、最近の買い物。
インバータを買った。だって安かったんだもん。漱石さん二人。でも三相200V用なの・・・。だから安いんだけどねぇ。改造したら家の二相100Vでも使えるんじゃないかなぁ・・・と期待して購入。

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なんか勢いにのって三相200V用のモーターも買った。これも2漱石。サイズも今のものと同じ直径140mmにしたんだけど・・・。宅配のにーちゃんから「重いですよ」と言われ受け取った箱はずしりと重かった。現在の100Wモータは3.0kgなのに、届いたモータ(200V200W)は10.5kgもある。こんなのを搭載したら旋盤重くなりすぎて移動できなくなりそう・・・。


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なお、今回の買い物の本来の目的は径の小さいプーリー。現在はボール盤の多段プーリー(の一番小さい部分)を使っているのだが、毎回ボール盤から取り外している。
モーターの仕様です。
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このモーター、本当に動く日がくるんだろうか?

話題かわって、バイトの話。今手持ちのバイトは9本。ヤフオクでちまちま買った。一本200円から500円くらい。

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置き場に困ってたのでバイト入れを作った。工具入れを持つと匠になった気分だ。
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刃物台を少し改良。この刃物台は3枚の鉄材をネジ止めと鋲で固定しているのだが、強度不足でバイト固定ボルトを締めると天板が歪み、ボルトを締めてゆくとぐにゅっと天板が曲がる手ごたえが続く。カチッっと締めたいと毎回思うのだ。

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なので補強することにした。まずは天板を外すのだが、ネジを緩める時、一本が割れた。また鋲はどうしようもないので、固定ボルトを無理やり締めていって力技で外した。
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天板のゆがみを修正し、補強用のボルトを追加した。
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これでびしっと締められるようになった。