■2016年7月
以前作成したボーリングバーホルダーにドリルチャックを取り付けるための追加部品を製作する。購入したΦ16のS45C丸材の2/3をΦ12に切削する。荒削りは新作のバイトでもOKだが、切削面が粗く仕上げは超硬バイトで行う。

多少切削面が粗いがまあできた。

こいつをボーリングバーホルダーに取り付けるとこんな感じ。あとは先端部をテーパー加工する。

テーパーはJT33なのだが、角度が1.89°。一応メモリを印刷しておおよその調整はできるようにした。

・・・が、テーパーを削ってみると、そんな微妙な角度にうまく削れません。先細すぎたり、先広がりすぎたりを繰り返して、どんどん直径が細くなっていく。


いろいろ苦労して、最後の仕上げは耐水ペーパで仕上げました。精度はいまいちだけれど一応固定はできる。

ついでにM16の安いボルト(黄褐色の)からセンター位置確認用のピンを製作。

またおまけに刃先高さゲージも製作(あまり活躍はしていないが)。


旋盤に取り付けると、・・・うんなかなかかっこいい。

主軸とドリルチャックのセンター位置を合わせてみたのだが、ドリルチャックのほうが1mm弱低くなっている。あれれーと思って手で持ち上げてみたら2mmほどたわんだ。主軸側もおなじようにたわむ。旋盤の剛性ってこんなもん?きっとそうとう低いよね、こいつ。

しかしこれでめでたくドリルチャックは使えるようになるので、早速赤道儀のモータ側プーリーの穴をΦ4からΦ5に拡大する。

うんうん、一応予定通り動いている。