O型のまこさん

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趣味でいろいろ作った備忘録

4-3.KissDモータレス改造(その5)

4-3.KissDモータレス改造(その5)
■2018年7月
  EOS Kiss Digitalのモーターレス改造(その3)では基板上のコネクタを剥がして、必要箇所に直接はんだ付けしていたが、今回はナイロンコネクタにはんだ付けしてみた。この作業が可能になったのは極細の電線(0.08sq)を購入したからだ。それまで使っていた電線(0.2sq)では固すぎてこんな細かい作業は無理だった。

ルーペで見ながら、ちまちまちまちまとナイロンコネクタをカットし電極部を剥がして、はんだ付けした。ちょっと強度的には不安だがテープで補強していれば大丈夫そう。
シャッター制御部のナイロンコネクタも不要部分をカットし、必要な結線を実施。

表側と

裏側。

そしてナイロンコネクタを丸めて、必要結線をコネクタにはんだ付け。開シャッター接点は、操作SWナイロンコネクタから接続する。

前回はインターフェースがいい加減だったが、今回はトランジスタを使い下図の構成にした。

だってそうだよね。シャッター模擬信号やカム位置信号は接点でGNDに短絡するか開放するかの動作だから、トランジスタを使ってその動作を模擬すればよいはずだ。
また前回は閉シャッター電磁石開放指令に分圧抵抗を入れなければ信号を認識しなかったが、今回は分圧抵抗なしでも問題もなく認識している。原因は不明だが、とにかく前回の接続はインターフェース的に間違いが多かったので、その件に関しては追及しない。
ユニバーサル基板にPICやトランジスタを並べてはんだづけ。

 

ソフトウェアの変更箇所はこの4つの信号に対して論理を反転するだけとなる。

早速動作確認だ。

今回は安定して動いている。よしよし!成功だ。
じつに・・・、実に苦難の道のりだった。動作確認の最中、コネクタをつけたり外したりしている時の、ぴかっと閃きが走った。この閃きはもしや・・・、あのアムロやシャアの額に走るあれか?。「私にもついにニュータイプの閃きが・・・」。音も確かに聞こえた。でも私の知っている音とはちょっと違った。「パチッ」って感じだった。? 「これはあの閃きではないのか?」
「閃き」「パチッ」 ・・・・?
ショート?
恐る恐る目の前の光景を確認してみる。バッテリが挿しっぱなしだ。
もう一度電池を入れなおす。さっきまで順調に動いていた機材が、Err99を表示している。「あれ?」
メイン基板を予備のものに交換したらちゃんと動いた。あれだ。電池入れっぱなしにして、コネクタの抜き差しの時にどっかショートさせたんだ。
って感じで順調に予備品を壊していき、メイン基板は残り一枚となった。

これからは慎重に作業を進めようと心に決めた。