6-1.愛車にアルミホイール(その6) 左リヤのハブボルト交換&塗装
■2019年4月
新兵器(タイロッドエンドプーラー)を手に入れたので、もう一度ハブボルトの交換にチャレンジする。前回の墜落事件の反省からまずは車をしっかり固定する。タイヤあてとブロックでジャッキアップしない側のタイヤを固定する。
入手したプーラーは掴み幅が少し狭かったり、バリもすごかったので金ヤスリで整形した(写真はハブボルト交換後に撮影)。
さ~て、見せてもらおうか、本来の工具の実力とやらを。
真下の位置だとブレーキシューと干渉せずにプーラーを差込める。むんずと掴んでボルトを回していくと”ぐしゅっっ”と抜けました。やっぱり結構固く取り付いている。これをハンマーでたたき出すのはmy環境とmyガラスハートでは無理だね! ( `ー´)ノ。
抜いたハブボルトとロングハブボルトを並べて撮影。10mmロングのはずだが、比較すると8mmほどロングだった。前回オリジナルの長さを測った時には「ちょっと長いんとちゃう?」と思ったが、やっぱり長かったのね。「三菱のハブボルトは長い」との情報をネットで見たことがあるが確かにちょっと長いということか(2~3mm)。
ハブボルトを交換している間にハウジング塗装を乾燥させるため、まずはハウジングを家まで持って帰ってサビ落とし&耐熱塗装。(ほぼ)完成したキサゲと記念撮影してから作業にかかる。作業要領は前回と同じ。
さて、ロングハブボルトの取り付けである。まずは簡単にボルトで締めていこう。下写真のようにM16のナットを挟んでホイールナットを締めていく。
しかし相当締め上げても最後まで引き出せず、3mmほど残ってしまう。
次にタイロッドエンドプーラーを使ってやってみる。しかしブレーキシューと干渉していい角度で掴めない。
斜めに力がかかっているなぁ・・・、と思いながらプーラーを締め上げたのだが、やっぱり傾いている(涙。
こうなればやはり初心に帰りホイールナットで締めあげよう。しかし現在ブレーキは何も効いていない状態で、右リヤタイヤをブロックで固定しているだけなので結構不安定。ギヤがPなのでリヤタイヤはロックされているが、レンチに力を入れるとジャッキが前後にユラユラ揺れる。この状態ではこれ以上力をかけて回せない。
やむを得ずまた320mの往路を歩いてブロックを2個持ってきた。
M16ナットに加え、キズ防止のためワッシャを3枚追加。後で考えたらあちこちにグリスを塗ったほうが良さそうだ。右リヤのハブボルト交換時に試してみよう。
締め付けトルクアップのため、鉄管も持ってきた。こいつで全体重をかけて締めていけば、ハブボルトはほぼ引き出せた。よく見ると4つとも0.5mmほど引き出せ切れていないのだが、これ以上力をかけるとネジ山を痛めそうなので、まあよしとした。この状態でホイールをつけると、徐々にハブボルトが出てくるので、ホイールナットが緩むということだな。鉄ホイールだとホイールキャップがあってなかなか増し締めできないが、アルミホイールになると頻繁に増し締めできるから日頃の運用でカバーしよう。
家で乾燥を待っているホイールハウジングを持ってくるため、また往路320mを歩く(遠い)。しかしハウジングを取り付けようとしたが全然入らない。どうみてもブレーキシューが広がっていて入らない。サイドブレーキは戻しているんだけどまったく入りそうにない。あれ~? 何かがおかしいのだが、何がおかしいのかわからない。ハウジングを外してから何度かフットブレーキとサイドブレーキをかけたり緩めたりとしていたのだが、その時に違和感のある動きがあった。あの時に何かが起こったのだ! でもじーっと見ててもよくわからない。リヤブレーキの構造を調べに家に帰るか? いや、もう疲れてそれは嫌だ。そろそろ体内エネルギーも切れそうだしちょっと焦ってきた。ブレーキを踏んだり、サイドブレーキを引いたりしてブレーキ周りの動きを見たいのだが一人では見れない (^^;)。 心を落ち着けてブレーキシュー周りを観察すると、油圧ピストンは戻っているが、シューは何かに引っかかって閉まり切っていないもよう。色々いじっていたらわかりましたよ。上写真が正常な動作で下写真が問題があった状態。バネの下にあるガイドのようなものは先端が凹の形状になっているのだが、ブレーキシューがその間にちゃんとはまっていなかった。おそらくフットブレーキを踏み込みながらサイドブレーキを引いた時にこういう状態になったんだと思う。ドラムハウジングを外している時はブレーキ周りはさわらないほうがよさそう。
before/afterできれいさupの比較
タイヤを取り付け、やっとハブボルト交換の終了。
今回は色々トラブルもあったので、作業時間は3時間ほどかかった。慣れれば2時間はかからないだろう。来週は右リヤのハブボルト交換をしよう。