■2011年7月頃
時間をさかのぼることになるが、日曜大工で作った食器棚の紹介となる。
我が家は特に大金持ちというわけではないが、すぐに物であふれる。物を如何に効率よく管理するかを考えた結果、棚の奥行きは浅くなければならないという結論にたどりついた。奥にものを置くとその存在は忘れ去られ空間を無駄にしてしまうということだ。家の中をしみじみと眺め回すと台所の扉の裏にまったく使われていない空間があるではないか。奥行き約12cm。この空間は有効に使えるのだろうかと食器を見渡したが、茶碗やコップを置くには十分な奥行きである。よしここに棚を作ろう。これが私の日曜大工の始まりである。
といっても子供の頃は父親が日曜大工で棚やスピーカーなどを作っていたので私もいろいろ作ったものだ。しかしこのマンションでは工具も妻のノコギリくらいである。この家で日曜大工などできるだろうかと思っていたがちょうど実家から余り板を入手した。サイズは考えていた食器棚の立て板に(ほぼ)ぴったりである。よし棚板を買ってネジを締めればできるではないかと作ったのがこの食器棚である。
今見直すとかなり雑な作りであるが、当時は「エクセレント!」と自画自賛であった。
これから日曜大工の深みにハマっていくのだった。