O型のまこさん

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趣味でいろいろ作った備忘録

3-9.台所水栓の修理

■2023年9月

 我が家の水栓は9年前に下写真のに取り換えた。TOTOのTKN34PBTNという製品だ。

 それまでは下写真のようなストレートタイプの水栓だった。

 

 しかしこのストレートタイプだと、鍋物を洗う時など水栓の根っこ部分と鍋が干渉して使いづらかった。交換時は相当調査とシミュレーションを繰り返してTOTOの製品を選んだ。白鳥みたいな形状は当初妻には評判悪かったが、使っていくうちに納得していったと思う(確認はしていない。怖いから)。白鳥みたいな形状もそうだが、先端をホースのように伸ばせてシンクの掃除などもやりやすく、また先端のボタンを押すだけで水流の遮断ができるのが思いのほか使いやすい。洗い物をしている時にちょっと水とめて、とかいうシーンで活躍していた。

 しかし購入後7年くらいして、水流遮断ボタンの動きが怪しくなってきた。水流を止めても「ひゅるるる~~~」とかいう音を出しながらちょろちょろ水が出てくる。蛇口先端を分解して調べたのだが、たぶんゴムシールが劣化しているんだと思う。でもシールだけでの購入はできそうにないので諦めていた。するとつい先日(購入後9年目)、突然水がほとんど出なくなった。ちょろちょろとは出るのだが、まったく水流が弱い。コップに水が溜まるまで10秒くらいかかるほど弱い。何かどっかが壊れたのは間違いない。ネットで色々調べると、水栓の下部に調圧弁があるようだ(下写真部)。ボタンでの遮断をちゃんとできるように水圧を調整しているのだと思う。この調圧弁が一番あやしい。

 

 取り外して分解する。しかしシンクの下には何やらものすごい数の色々なものが(誰かによって)入れられていて、それらを出すのが一番大変である。なおかつ私にはそれを元に戻すことは不可能なので、入れた本人に戻してもらわないといけない。そもそも、物理的には入れられるかもしれないが、それはもう”収納する”とか言うレベルではなく、”詰め込んでいる”としかいいようのない状況だと私は思うのだがね。

 

 分解した調圧弁だが、いまいちどのように動作するかわからない。とりあえずきれいにして元通り戻してみる作戦だ。なんか細かいプラ片があるが見なかった振りとする。

 

 これはどういうふうに動作するのかよくわからない。

 

 内側はこんな感じ。汚れをきれいに拭きとる。

 

 バネを挟んでもう一つバルブがある。綿棒やらつまようじで汚れを落とす。

 

 バルブ本体。

 

 内側の内壁がけっこうガタガタ。カルキがこびりついている感じ。このへんが動作不良の原因かな?

 

 内壁の汚れを丸棒で削り落として・・・

 

 耐水ペーパーで磨く。

 

 ボール盤で回転させて内壁を磨く。内壁はピカピカになったので元通り組み立てて水を流してみる。

 

 しかしまったく状況は改善されていない。試しに調圧バルブの中の部品を外して(つまり調圧バルブなし)試してみるとちゃんと水道はでる。うん、犯人は調圧バルブで確定だけど、調圧バルブってほんとに必要? 調圧バルブはたぶん押しボタンでの水流遮断をサポートするものだと思うのだが、もともとボタン遮断は調子悪いので調圧弁なしでもいい気がしてきた。

 

 ヘタにいじって調圧弁を壊しても水栓としては使用できそうなので、ダメ元でもう一度分解する。プラ片が出てきてたので、たぶん調圧弁が壊れているんだろう。

 

 本来はこういう風に上下の部品が合体しているのだと思う。中のスリーブがバネで閉方向に抑えられている。水圧でこのスリーブが動いて水が流れ、下流の水圧が上がるとバネが戻って水流を塞ぐ。そういう動きで調圧していると考えると納得できる。

 

 ダメ元での修理なので思い切って作業できる。はんだごてで数か所溶かして2つの部品を固定する。

 

 そしてカッターで溶かしたところを平らに削る。

 

 うん、これが本来の状態なのだろう。

 

 組み立て直す。うん、なんかちゃんと機能しそうだ。

 

 組み立てて蛇口を開けるとちゃんと水が流れた。うん!とりあえず修理は成功。

 

 ついでに先端部の水流ボタンの分解手順を記す。先端キャップをマイナスドライバーでこじって外す。

 

 キャップは嵌っているだけなので簡単に外れる。

 

 ボタン外側(本体と記載)は写真部分の隙間にマイナスドライバを差し込めば固定している爪を外せる。

 

 固定している爪を外せばパカッと外れる。

 

 ガイドケース(黒と緑)は引っ張れば外れる。

 ※下写真は向きを間違えている。ガイドケースの緑側の部分が手前になる。

 

 本体はネジで蛇口に固定されているので、左に回していけば外れる。

 

 下写真にあるように、ガイドケースの回転防止の爪が刺さっているので・・・

 

 ピンセットなどで引っ張れば外れる。

 

 次は蛇口先端の網目を外す。左に回せば外せるので、マイナスドライバでちまちま回して外した。

 

 後日気が付いたのであるが、この先端を外す治具が付いてた。

 

 下写真のように先端に嵌めて回せば簡単に外せる。

 

 こういう袋に入ってた。もう一つの工具はフィルタを外す工具だが、大き目のマイナスドライバがあれば代用できる。シンク上左の棚に入れている(次回作業時のメモ)。

 

 網目を外すと中にプラスネジが見える。

 

 ネジを外すと先端が外れる。

 

 先端はシャワーと直流の切り替えができる機構となっている。

 

 次に蛇口先端のケースを外す。根っこの留め具をマイナスドライバで引っ張り出し、ニッパで引き出せば外れる。

 

 すると蛇口の取っ手部分を引っ張りだせる。

 

 先端とホース部は金具で抜け止めされている。マイナスドライバを横から差し込んで引っ掛かりを外す。ちょっと文章では説明が難しい。

 

 嵌める時は金具をぐいっと押し込み、上下の爪を奥に引っ掛けるように押し込む。外す時は逆の手順となる。

 

 これで先端部がホースから外せる。

 

 次に押しボタンの分解手順。こっちが下側。2か所ゴムシールがあるが、シールを交換すれば押しボタンによる水流遮断も復活すると思う。でも個人でこういう細かい部品の入手は無理っぽい。

 

 ボタン側。

 

 この向きにマイナスドライバでこじると・・・

 

 ケースが外れる。

 

 抜け止め金具を外す。

 

 外側のケースはいつでも引き抜ける。上記の作業前に外したほうがいいかな。

 

 ここの爪を細いマイナスドライバを差し込んで外す。

 

 中からまたバネが出てくる。

 

 先端のゴムシールはマイナスドライバを差し込んで外せる。

 

 中はこんな感じ。細い針金の役割とか不明。たぶん回転止かな?

 

 小さいバネを内蔵したバルブ。先端にゴム栓。逆止弁かな?

 

 この2つのゴムシールさえ入手できたら・・・

 

 ちっちゃいバルブの構成部品。

 

 これが全部品。組み立てる時は向きがある。回転方向の位置合わせとか記録が難しい。

 

 ここの金属ガイドがサビてたので軽く研磨しておく。

 

 これで分解終了。元に戻すと大雑把な動作はするんだけど、ボタンで完全に水流を遮断できない。

 

 

6-4.永遠のアイ:オイル関係収納庫と装備運搬台車の製作

■2023年9月

 初めて20Lペール缶のオイルを買った時に思った。これどこに置こう・・・と。まあ通路側のベランダに置くことになるだろうが、ここは屋根があるとはいえ風があると雨が流れてくる。そうするとペール缶の上に水がたまり缶がサビちゃう。しばらくはダンボールをフタ替わりに使っていたのだが、ペール缶を2缶目購入した時にちゃんとした収納方法を考えないといけないと思った。1缶は新油でもう1缶は廃油用として必要だから2缶を常時手持ちしている必要がある。またオイル交換時、20L缶からオイルジョッキに注ぐのは非常に苦労する。ということでちょうど良い高さのペール缶置きを兼ねた収納庫を作ることにした。図面を引いてホームセンターで切ってもらえばあとは組み立てるだけだ。

 

 底面はこんな感じ。穴が2つ空いているのは新油用のコック部がはまる所と、廃油缶にケース越しでアクセスできるように。

 

 収納するものはオイル交換関連の装備一式とする。

 

 まるで測ったようにぴったり収まる(もちろん測りましたけどね)

 

 収納時はベランダを歩く時に邪魔にならない寸法で設計した。

 

 オイル交換時は収納庫を移動し、中から必要なものを取り出す。

 

 ボールバルブを新油の口に差し込むと手を汚さずにオイル交換ができる。

 

 ペール缶をケースの上に置いてボールバルブを開くとオイルジョッキに新油を注げる。すごく使いやすそうだ。

 

 続けて駐車場での作業時、装備を運搬するための台車も作る。以前から台車があればいいなぁと思っていたが、ホームセンターでキャスター見ると結構値が張るので躊躇していた。でも密林さんでみると下の価格。これならいける!

 

 ホームセンターで切ってきた板材を組み立てていく。コンパネ1枚からオイル類の収納庫と台車のパーツを無駄なく切り出せるようにCAD図面上で色々考えました。しかし12mm厚のコンパネって1000円ちょっとと思ってたけど2000円した。木材価格が上がっているとは聞いていたがコンパネ材が2000円とは驚いた。

 

 下段にフロアジャッキ、上段にタイヤ台やウマを乗せられるように設計。

 

 組み立てたら水性の白で塗装。塗装が乾いたら耐水ペーパーで表面を滑らかにするを3回繰り返す。表面をつるつるに仕上げて雑巾で汚れを拭き取れるようにしている。

 

 ウマはサイズがちょっと小さいので、前後に木片を取り付けた。

 

 しかし収納しようとしたらタイヤチェンジャーが入らない。しまった~~~! そこまで考えてなかった。

 

 ちゃんと収納できるということはとにかく重要なので作り直し。ちょっと見かけが不自然な感じになったが機能上問題ない。

 

 収納時はこういう感じとなり・・・

 

 タイヤチェンジャーを置けるようになった。

 

 ケースもちゃんと閉じられて完璧である。

 

 台車のキャスターを取り付け完成。

 

 装備運搬用台車と装備一式。 あれだ、サンダーバードの2号の基地みたいだ。

 

 洗車装備を搭載した様子。

 

 フロアジャッキは下段にピッタリ収まる。2号のコンテナに4号が入っている感じ。

 

 上段にウマ。

 

 上段にタイヤ台。美しく搭載できる。

 

 ウマとタイヤ台も乗せられるけど、こうい使い方はするシーンがないと思う。

 

 台車は使っていない時の収納も考えられて設計している。

 

 フロアジャッキとタイヤを机の下にきれいに収納できる。

 

 オイル関係の収納庫と装備運搬用の台車はなかなかいい感じで仕上がった。はやく活躍するシーンが見たい。とりあえずはオイル交換時だな。

 

 

6-4.永遠のアイ:使用済みバッテリーの有効活用

■2023年9月

 以前に交換したバッテリーだが、これをどうしようか悩んでた。保管しておくのには場所を取るし廃棄するにもお金がかかる。どうせなら有効に活用したい。よし! 非常時のスマホ充電池として活用しよう。まずは電圧を測る。12.6V。うむ、ほぼ満充電。

 

 バッテリーを家で充電できるようにハードオフで14Vのアダプタを購入。

 

 無負荷では14.3Vの電圧出力。

 

 バッテリーに接続すると13.15V。これで充電状態になる。数時間充電すると電圧は徐々に上がってくる。このままほっておくと過充電状態となり危険なので、充電時はうっかり放置しないように注意する。

 

 充電電圧が13.7Vくらいまで上がったころにワットチェッカーを持っていることを思い出した。充電電圧を計測すれば充電状況のモニタにもなる。接続すると24Wとまだ電力を詰め込んでいる。はじめからワット測っとけば良かった。

 

 13.7Vを越えたところで充電終了とする。

 

 電源を外す。

 

 バッテリーの電圧は13Vほどに落ち着いた(数日後には12.5Vくらい)。満充電は12.5V~13Vあたりなのでまあこれくらいでいいかな。安全を考えて今後の充電電圧は13.5Vで終了としよう。

 

 比重計を確認するときれいな緑。良好だよね。

 

 そしてお古のUSB電源を用意。

 

 充電器側のケーブルも適当に処理してシステムの完成である。

 

 バッテリーの箱をちょっと大き目に加工して電源一式を入れられるようにした。ばらばらに保管したらいざという時に見つからず役に立たないからね。

 

 これで非常時はスマホの充電電池として活躍してくれそうだ。バッテリーがヘタっているとはいえスマホを10回くらいは充電できると思う。まあここ最近停電などはほとんどないんだけどイザという時の備えとしては意味がある。使わないバッテリーを保管しておくための後付けの大儀なのだけどね。。今後、半年に一回程度バッテリーを充電しよう。非常時のスマホ電池としてだけでなく、アイのバッテリー上がりとかにも対応できるしね。

 しかしあまり深く考えずに14Vの電源購入したけど、充電しっぱなしだと過充電で危険だよね。14Vで充電しっぱなしだとどうなるかな? 水素発生すると思うけどベランダなら破滅的状況にはならないかな。 安全を考えたら13Vの電源のほうが良かったかもしれない。充電に時間がかかるけど、うっかり充電しっぱなしになっても過充電にならないだろうしね。まあ14Vの方が充電時間は短くなるだろうし、充電する時はテスターでの電圧監視とワットチェッカーでの電力監視をちゃんとやれば大丈夫かな。

 

 ※追記:はてなブログ移行後6万アクセスになりました。ご来訪くださる皆様に感謝です。

 

3-9.フローリングの補修

■2023年8月

 23年目を迎えた我が家はあちこち痛みが出てきた。特にリビングのフローリングの剥がれが気になる。階下への音の響きを抑制するためにフローリング材の下にクッションを敷いているようで、体重をかけると2~3mmは沈み込む構造になっているのだが、この構造とキャスター付き椅子の相性が悪いようだ。体重を掛けてままキャスターで移動すると、板と板の間を通過する時に、エッジ部をタイヤで乗り上げる時に傷めるようだ。なので長年使ってくると、一番使うキャスター椅子の下のフローリングの表面が徐々に剥がれてきた。

 1年半ほど前に交換用のフローリング材を購入していたのだが、床の構造などわからず延ばし延ばしになっていたが、そろそろ妻のリクエストに応えてポイントを稼いでおかないといけないタイミングなのでがんばった。下の写真は1年半前の状態で、作業直前にはフローリングの一部が完全に穴が空いており、下地が見えるほどになっていた。

 

 まずは床の構造の調査から。我が家のパンフレットを探し出して確認すると、フローリングはLL-50という等級。

 

 色々調べると、フローリング材の下にクッションを貼り付け、階下への音を減らす仕組みだ。下写真はネットで拾ったL45のフローリング材。我が家のとは厚さなど異なると思う。

 

 我が家のフローリングと同じ製品であれば交換すればいいのだが、色々探してもわからない。すでに生産終了しているフローリング材という情報が断片的に出てくる。それならとりあえず似た色ので誤魔化そうと思い、ホームセンターなどで売っているフローリングと、我が家のフローリングから剥がれた床材を比較し色合いの似ているものを購入した。フローリングは4枚購入し3枚は小上がりの掘りごたつの断熱に使った。

 

 大きく剥がれているのは4列だけなので、購入した4列一枚のフローリングだと1枚でカバーできる。横に並べてみるとちょっと色合いが異なるが許容範囲とする。

 

 剥げたフローリングを切り取っていく。この作業が精神的障壁となって今まで作業に取り掛かれなかった。床下がどういう構造になっているかわからないので、どこまでやればいいのか、電ノコで切れ目入れていけばいいのか、でもそんな騒音は階下に迷惑だろうし・・・、と色々悩んでいた。悩んでいる内にフローリングの状態が悪くなってきて下地も見えてきたのでなんとなく構造もわかるし、ここまでボロボロになったら躊躇なく作業できるわ! という感じになったので作業開始。フローリングは薄い板の合板でノミでぐいぐい切れ込み入れれば結構簡単に剥がせる。

 

 フローリング材の下には2~3mm厚のスポンジ状のクッションが入っている。フローリングを踏めば2mmくらいは沈み込むのはこのクッションの効果だろう。これで階下への音の伝わりを抑制していると思われる。

 

 クッション材は柔らかいので、木片でぐりぐりすれば簡単に剥がせる。

 

 スポンジの下は灰色の下地。これはコンクリートかなと思ったが、よく見るとスポンジを固定する接着剤のようだ。

 

 下地を少し強めに擦ると下から木材が出てきた。おそらくコンクリート床の上に板材を敷いて、その上に接着剤を塗ってスポンジ付きのフローリングを敷いているのだろう。

 

 フローリングを1枚(2列)剥がしたら、隣のフローリングを剥がすのは結構簡単。下地材とはスポンジ(灰色)で張り付いているだけなので、横からカッターでクッションを切っていけば簡単に剥がせる。

 

 フローリング1枚分(4列)を剥がし終えた。後は入手したフローリングを加工して張り付けるだけ。入手したフローリングは厚さ、幅方向にちょっと大きい。

 

 オリジナルのフローリングは下地材から11.5mmくらいの高さ。ここにそのまま12mm厚のフローリングを置くと結構段差ができる。また階下への騒音も考えゴム板を挟む。

 

 剥がしたオリジナルのフローリングと入手したフローリングは厚さも凹凸の形状もまったく合わない。凹凸のかみ合わせはあきらめる。

 

 12mm厚のフローリングを8mm厚に加工する。電動のこぎりの刃を4mmに調整して・・・

 

 フローリング裏面にどんどん切り込みを入れていく。マンションのベランダで電動のこぎりはちょっとうるさすぎなので、10分くらいでぱっぱと終えた。マンションの皆さんご迷惑おかけしました。

 

 そしてひたすらノミで削っていく。実家には電動カンナがあるが、まあちょびちょびと家の中で作業すればすぐかな、と思っていた。

 

 しかし結構手間がかかった。今度することがあれば電動カンナもってこよう。フローリングの幅も5mm程広いので手ノコで切断。

 

 既存フローリングの凸部がじゃまになるのでカッターで切断。

 

 あとは新規フローリングを貼り付けるだけ。室内作業はノミとカッターで作業できたのがよかった。当初は電動のこぎりが必要かと悩んでいたが騒音や木くずを出さずにすんで良かった。

 

 接着剤は何がいいのかわからなかったが、たまたまホームセンターで特売のシーラントがあったのでそれを採用。下地材に塗布して・・・

 

 その上に3mm ⇒2mm厚のゴム板を張り付け・・・  ※ゴム板は2mm厚です。

 

 さらにシーラントをたっぷり塗布。このシーラントで最後の高さ調整するので、残ったシーラントを全て注入。

 

 最後フローリング材を置いて、足でぎゅぎゅっと踏んで高さ調整する。

 

 フローリング材が浮いてこないようにおもしを置いて一日放置。

 

 フローリングを一枚替えただけだが、部屋のぼろっちさは格段に改善された。しかし交換した部分だけ固い。フローリングの上をスリッパで歩いていると、「あれ?床が固い!」と感じる。フローリング下に2~3mmのスポンジが入っているか否かでこれだけ踏み心地が変わるとは驚いた。階下への騒音なども考えたらクッション材(スポンジ)を入れたかったが、今回は余裕がなかった。フローリング周辺の構造が分かったので、次の機会にいろいろ考えよう。同じフローリング材が入手できれば一番いいのだが、おそらくこのフローリング材は生産中止となっている(と思う)。まあゆっくりネットで探してみよう。

 さて問題を引き起こした(と思われる)キャスター付きの椅子をなんとかしたい。キャスター自体もぼろぼろなのだが、前に一度ウレタンキャスターに交換している。少しでもフローリングにやさしくなればと思っての処置だ。それで多少は効果があったと思うのだが、やはり長い年数によりフローリングが損壊したと思われる。ではキャスターではなく木片で足を作り、フェルトシートを貼り付けたらフローリングに優しいのではと思い、木片で試作評価品を製作する。昔製作したバランスボール用の回転台座の端材を利用。中央部分はタイヤアンバランス計測治具に使用。

 

 キャスターの替わりに木片をボルトで固定する作戦。キャスターの脚はΦ11.5mmくらいの穴に差し込むタイプなので、M12ボルトで締め込めば固定できると思う。

 

 とりあえず適当なサイズの木片をキャスターに取り付けられるように加工し、裏にフェルトシートを貼り付けて評価版の完成。これで使い勝手や見栄えを評価していく。

 

 今回木材カットのためノコギリを新調した。

 

 古いノコギリは適当に目立てしたら結構切れるようになったが、新品はやはり切れ味が違う。

 

 ちょっとサイズが大きくなったので、収納場所もぴったり合う用に加工。

 

6-4.永遠のアイ:洗車システムの構築、ワイパーゴム交換

■2023年7月

 一昔前はコイン洗車場というのがあちこちにあり、自動車の洗車はそこでするものというイメージがあった。我が自動車人生もしかりで一台目のデリカ二台目スペースギア、そして三台目のアイはコイン洗車場で洗車していた。しかし気が付けばコイン洗車場は社会から駆逐されてしまった。まあガソリンスタンドの自動洗車機も十分普及しているし手ごろな価格なので、最近はずっと自動洗車機で洗車していた。しかし最近ボンネットに細かい傷が無数ついていることに気が付いた。光の加減で見えたり見えなかったりだが、とにかく上下方向に細かい傷があるのだ。なんだこれ? っと思ったのだが、よくよく考えたら自動洗車機のブラシの動きのキズだ。ああ、そうか! ボンネットをDIY塗装したのでそこだけ塗装強度が低いんだろう。コンパウンドで軽く研磨したけどキズは消えない。まあ太陽光がある角度で当たった時にしか見えないので気にしなければ気にならない。妻も私が指摘するまで気が付いていなかったしね。

 でも気になりだしたら気になってきた。強度の高い二液ウレタンスプレーで再塗装しようか? でもとりあえず洗車は自分でしよう。自分の手でやさしく洗車すれば少なくともキズがこれ以上増えることはない。しかし月極め駐車場での洗車というのは意外とハードルが高い。まずなにはともあれ、月極め駐車場で洗車ってしてもいいのだろうか? アイの駐車場は一番端っこだしお隣が空いているので大目に見てもらってOKとしよう。次が水である。自宅からポリタンクとかで持ってくるしかない。ホースでじょじょじょーって水道を使える自宅ガレージの人が本当にうらやましい。以前にポリタンク運搬用の台車を買ったのだが、数回洗車しただけで長続きしなかった。

 しかし最近ちょっとした製品を入手。下写真の蓄圧式洗車クリーナーというものだ。

 

 水とカーシャンプーを入れてポンプで加圧すれば洗剤の泡を拭き出せるというものだ。この製品は泡を吹き付ける機能と水を噴出する機能を使い分けられるが、私の使い方では泡機能だけでいい。水噴出は水量が少なくそれならジョウロでいいんじゃないという感じ。

 

 カーシャンプーというものは初めて購入した(今までは台所洗剤)。

 

 ついでに液体ワックスも購入。

 

 練りに練った洗車装備一式。踏み台は天井を拭く時に必要。ジョウロは写真に写っているのだと泡を洗い流すのに向いていないので、新たに購入した。

 

 これが新たに購入したジョウロ。分解できるので持って行くときや収納時に便利。

 

 それでは洗車開始。昼間は暑いし、ボディにも良くないので、朝一番のまだ薄暗い時に開始した。

 

 蓄圧式洗車クリーナーは使い勝手が非常に良い。あっという間に泡まみれ。今回は水2Lとカーシャンプーキャップ6杯使ったが少し余った。次回からは水1.2L、シャンプー4杯でいいだろう。

 

 泡を吹き付け汚れが浮き上がるまで数分待ち、スポンジにシャンプーを含ませて優しくボディを拭いた。そしてジョウロで泡を洗い流しウエスで水分を拭き取る。水分が乾燥してから液体ワックスを吹き付け新たなウエスで拭き取る。これで洗車終了。

 

 帰りは水が空なので軽い。準備から後片付けまで約1時間の作業。

 

 今までも何度か駐車場で洗車したことがあったが、ああかな、こうかな?とか悩みながらやっていたので結構ストレスが溜まった。でも装備手順を確立してしまえば非常に手軽な作業となる。今後は月に1回程度を目標に頑張って洗車しよう。

 

 ワイパーの拭き残しが出るようになったのでワイパーゴムを交換。前と同じPIAAの呼番26。1年半での交換となった。

 

6-4.永遠のアイ:クーラント&オイル交換、プラグホール点検

■2023年7月

 半年ほど前に購入していたクーラントの交換を実施。エンジン載せ替え時に交換してからなので2年半ぶり。前回と同じラクラククーラントを使用。これはロングライフタイプではなく、推奨交換時期が2年となっている。ロングライフだと5年とか8年もつのもあるが、健康診断的に頻繁に交換した方がいいのではという気持ちもありロングライフを選択していない。まあ推奨交換時期が2年ということは3年は問題ないという意味だととらえてるが、アイへの愛情表現として早めに交換する。

 クーライントの交換はドレンボルト外すだけなので簡単なのだが装備一式持って行くのに相当の労力がいる。下写真の装備を160m離れた駐車場まで持って行く必要がある。装備一式の運搬用の台車を作ったほうが楽かなとか考える。

 

 まずはリザーバータンクのキャップを外す。

 

 そしてフロントをジャッキアップ。

 

 タイヤ台を置いて車体下に潜りこむ準備が整う(安全第一)。

 

 2か所あるドレンプラグを外してクーラントを抜く。

 

 だいたい抜けたらリアをジャッキアップして後側に残ったクーラントも抜く。

 

 抜けたクーラントはまだまだきれい。というかクーラントって劣化してくるとどうなるんかな? 見た目的には特に変化しないような気もする。

 

 前回使用の容器に移し替える。あれ? 抜けたクーラントは5L。全量は6.7Lなので1.7L抜けてないようだ。たぶんエンジン内に残っているのだろうけど、エンジンにそんな残るかな? シリンダー側面にドレンプラグがあるが、ここは水温センサーを取り付けているので触りたくはない。まあちょっとくらい残っててもいいか。頻繁にクーラント交換していれば問題ないよね。

 

 ドレンプラグのパッキンはいつものごとく研磨して再利用。

 

 ボルトの接触面も研磨しておく。

 

 あとはドレンプラグ取り付けてクーラントを注入すればOK。

 

 リザーバータンクからクーラントを注入。少しずつ入れエンジン掛けてを繰り返す。

 

 あれ? クーラントが下に漏れている。

 

 ああ!思い出した。ホースを上向きにしとかないといけなかったんだ。

 

 公共の場所を汚してはいけません。大急ぎで水入り20Lポリタンクとブラシを持ってきてお掃除だ。

 

 ゴシゴシじゃぶじゃぶとクーラント液を洗い流した。クーラントを下水に流すのはNGだけど、ほんとちょっとだから許してください。

 

 そういえば思い出した。初代愛車のデリカスターワゴンは高速道路でエンコして御臨終したんだ。15年目くらいの車体だったけど、たぶんクーラント漏れでオーバーヒートしたんだと思う。それを思うとアイも15年目だし冷却ライン、特にゴム製ホース類の劣化が気になった。いままでホース類は替えたことがない(たぶん)。ちょっと調べたら冷却ラインのホースは10本以上あり部品代だけで数万はする。でも愛車の命には代えられないので次回クーラント交換時にホース類の交換をしようと心に決める。しかし古い自動車のメンテはいったいいつまで続くのだ? 整備が一巡したら落ち着くと思うのだが一巡が果てしなく遠い・・・。

 

 続いてオイル交換を実施。ドレンコックを取り付けてからオイル交換は劇的にちょい作業になった。現在一番労力がかかるのが20L缶からジョッキにオイルを移し替える作業である。この作業を簡単にするための装置を作った。

 

 塩ビ管で蛇口を作ろうという作戦である。

 

 オイル缶の蓋に蛇口を取り付けるのだが、今回は使い勝手の評価である。

 

 未使用時はこういう感じで20L缶に取り付けておく(キャップは接着していない)。

 

 使う時はL型のパイプを接続する。

 

 こういう感じである。パイプ先端にキャップをした状態で20L缶を椅子の上に載せ、ジョッキを置いてパイプ先端を外せばオイルが流れていく。空気抜き穴がないのでドポドポとゆっくり入るが、横でぼーっと眺めているだけなのでこれでいい感じだ。ちょっと椅子が高すぎる感じなのでもっといろいろ考えを練ろう。塩ビ管のボールバルブもあるので購入も考える。

 

 ドポドポとオイルが出る時にかわいい音が出る。まるで水琴窟。ボールバルブを付ければオイル移し替えを上品(手が汚れず)にできそう。

 

 今回はオイルフィルターも交換なので、3.5Lのオイルを用意。

 

 今回で20L缶がカラになったので廃油缶とする。ちょうど6回オイル交換ができたことになる。20L缶は6000円ほどで購入したので、オイル交換1回で1000円とはコスパ最高である。少し前に新たな20L缶も購入している。ウクライナ問題に起因するのかオイル価格がどんどん上がっていたので少し早めに購入していた。たしか7500円くらいだったけど、今調べたら8000円以下では売っていない。早めに購入して正解でした。

 

 下記装備を用意しておき、近所に買い物にいった時にそのままオイル交換を実施。駐車場に止める時に前向きに停め(右側のオイルドレンがより低くなる)、段ボールと廃油受け皿をエンジン下に置き、ドレンコックを開く。そのまますぐに家に戻り新油を持ってきてドレンコックを閉じてオイルフィルターを交換し新油を充填して終了。エンジンが熱々の状態でのオイルフィルター交換はマフラーに腕が当たって熱かったが、慎重に作業すれば大丈夫そう。手順が固まっているので流れるように作業できる。

 

※ターボエンジンに換装後のオイル交換 (エンジンはオドメーター+3万km)
     銘柄                粘度   API規格        種類        :交換時期      使用期間   使用距離   交換時の総走行距離

Castrol GTX       10W-30  API:SL/CF     鉱物油    :2020年11月     5ヶ月     2,600km     69,000km
QUAKER STATE     5W-30  API:SN      部分合成油 :2021年 4月      4ヶ月     1,800km     71,600km
日産 SN SPECIAL  5W-30  API:SN       部分合成油 :2021年 8月     4ヶ月     1,700km     73,393km
日産 SN SPECIAL  5W-30  API:SN       部分合成油 :2021年12月    5ヶ月     2,370km     75,100km

日産 SN SPECIAL  5W-30  API:SN       部分合成油 :2022年 5月     4ヶ月     1,900km     77,470km

日産 SN SPECIAL  5W-30  API:SN       部分合成油 :2022年 9月     5ヶ月     4,300km     79,300km

日産 SN SPECIAL  5W-30  API:SN       部分合成油 :2023年 2月     5ヶ月     2,100km      83,600km

日産 SN SPECIAL  5W-30  API:SN       部分合成油 :2023年 7月                                     85,700km

 

 エンジンオイル交換したからというわけではないが、最近アイがすごく静かになった。ウォーターポンプオルタネーターのベアリング交換した頃からすると、アイのエンジンってこんな静かだったっけ? と驚いている。頻繁にオイル交換しているからプラシーボ効果が心の中で積み重なっているだけかもしれないが、とにかく最近のアイの静粛性は感激的である。だからなおさらラジエターホースの交換は急がなければ。デリカのように一発でエンジンお釈迦になる危険性は早めに摘んでおかなければ永遠にアイに乗れないからね。

 

 ついでにプラグホールの点検。エンジン載せ替え後すぐにオイル漏れが発覚しショックだったけど、その後オイル漏れは小康状態で落ち着いている。

 

 今回もちょっと漏れているけど、まあ大丈夫くらいな感じ。

 

 まさかオイルはどんどん漏れているけど、プラグネジの隙間からどんどんエンジンが吸い込んで燃えてるとかではないよね。オイルが減ったりはしていないのでそれはないと思うけど。しかし暑さがハンパない。駐車場で車をいじるのは無理な季節となった。

6-4.永遠のアイ:タイヤ交換動画、ECO FORME SE-12購入&組付け

■2023年7月

 タイヤチェンジャーが完成し新しいホイールも入手した(後述)。タイヤチェンジャー製作記のまとめとしてタイヤ交換の様子を動画撮影したので、今後タイヤ交換する度にこの動画を見てから作業する。動画ではまだちょっと不慣れな動きもあるが、慣れれば短時間でスムーズに交換できる。交換前に動画を見てコツを思い出して作業に取り掛かれば今後はスムーズに作業できるはず。

 まずはタイヤを外す動画。この動画ではビートワックスを塗布していないので摩擦抵抗が大きく、ゆっくりとしか外せていない。タイヤを外す時はビートワックスを塗布しにくいのだが、できるだけワックスは塗布すべきだと思う。※下側を外す時は塗布している。

 

 次は新しいタイヤをホイールに嵌める様子。最後にビート部をしっかり押さえてやらないとなかなか嵌ってくれない。ビートダウンキーパーとかを購入するのも手である。

 

 もう一度タイヤの組付け動画。やっぱりビートダウンキーパー(※1)とかあったほうがいいかな。木片で適当に作ってみようと思ってる(たぶん忘れるけど)。プラかゴム製のヘラみたいなのを挟み込んでも代用できそう。

 

 そしてエア加圧によるビート上げ。ビートワックスを塗布しておけば我が家のコンプレッサーでも問題なくビート上げできそうだ。

           ※我が家のコンプレッサー:圧力は3気圧、容量は6L+前タイヤ(20Lくらい?)

 

 ※1:ビートダウンキーパーってこんなの。この金額なら買ってもいいかも。でもたぶんゴムかプラ製のヘラ(端材)でできそうなので次回交換時に評価しよう。

※追記:上記のビートダウンは主にバイクで使うやつみたい。ビートヘルパーというのが自動車向けかな。まあこんなのなら木片で作れそうだけどね。

 

 ホイールバランサーの治具製作を言い訳にしてアルミホイールを購入。色々調査しデザイン的に気に入ったのがECO FORME SE-12。フロントが5J、リア6Jが良さげなのだがそんな都合よいサイズで出品はされていないのでとりあえず6Jを4本購入。

 

 重さは1本6.5kg。 今までのJACK JP-101の6Jは7.6kgだったので結構な軽量化だ。ちなみに第一希望だったクロイツァーⅫでは5.5Jでも6.5Jでも5.3kgと軽量。

 

 それではタイヤ交換していこう。少し前に入手したNEXTRYを組む。

 

 ホイールバランサーもいい感じで使いやすそうだ。

 

 ECO FORME SE-12の6Jのリムはスポーク部の出っ張りは少ないタイプ。

 

 タイヤ交換。今までのZACKと並べると線の細いデザインからか小さく見える。

 

 リアタイヤの交換終了。まあまあいい感じかな。

 

 6Jのホイールを前にもつけようかと思ったが、さすがに6Jでは太すぎるので5Jのを某クションで探した。しかしなかなか見つからず、5.5Jのが2本手ごろな価格で出品していた。オークションの写真では色がちょっとメッキ調に見えたのだが、写真写りの問題かなと思い落札。しかし届いた品を見るとやっぱり6Jのと比べると色合いが明るい。まあ車に付けたらわからんかな。

 

 6Jと5.5Jではリム幅は12.7mmの違い。ぱっと見は同じ感じだけどたぶん、アイのフロントに6Jは履けない。ストラットとリムが干渉するからホイールスペーサーで外に出す必要があるが、そうすればハミタイ、または車体幅超過となる。感覚的には5.5Jが限界だと思う。

 

 とりあえず5.5Jのホイールをフィットチェックする。

 

 やっぱりリムがストラットに当たってる。現状5mmのスペーサーが入っているんだけど、それでも当たっている。

 

 でも安心してください。現在はキャンバー角調整ボルトで少し強めにネガキャンしているので調整すればリムとストラットの干渉は回避できるはず。というか現在はキャンバー角調整ボルトを上側に取り付けているが、下側にするだけでリムとストラットの干渉は緩和方向にいくはず。

 

 リムとストラットの干渉は回避できることを前提でフロントタイヤの交換を進める。

 

 あれ、5.5Jのホイールは結構スポーク部が出っ張っているな。ここがフェンダーをはみ出る気がしてならない。

 

 5.5Jのホイールに165/55のタイヤだとちょっと引っ張り気味だね。

 

 ではタイヤの取付けだ。その前にキャンバー角調整ボルトを上下入れ替える。

 

 今までは一番ネガキャンになるように設定していたがかなり緩めに設定。今までキャンバー角は+2°くらいだったけど、今度は0°~+1° くらい。計測&調整は後日とし、今日はタイヤの組付け確認を優先。

 

 リムとストラットの隙間は3mmくらい。ぎりぎりだけどまあOKとしよう。

 

 スポーク部が出っ張っていることもあり、キャリパー部に結構な空間ができるようになった。これは検討している対向ピストンキャリパーの取付けを考えるといい方向の話である。今回のホイール交換は軽量化、そして何よりキャリパー部の空間確保という意味ある作業になったと喜ぶ(誰かに対する言い訳)

 

 ZACK JP-101 と ECO FORME SE-12の比較。スポークが細くなってデザイン的に線が細くなった感じかな。

 

 タイヤ交換を終えジャッキダウンしている最中にジャッキがガコッガコッと異音を出して勝手に下がった。うわ~、パンタジャッキ壊れた。前から動きが渋かったが今回御臨終あそばせた。車載ジャッキは耐久性は低いということだな。まあ結構な回数使ったからしかたがないかな。

 

 近所に買い物ついでに記念撮影。結構いい感じと思うが、前後ホイールの色違いが結構目立つ。Before/Afterの比較(上の写真は画像反転しているのでガソリン入れ口が写っている)

 

 今回の作業も妻には秘密にしている。「なんか前と後ろでタイヤの色が違うんですけど~( `ー´)ノ   私のアイちゃんになんてことしてくれるの!」とか怒られそう。

 

 正面から見るとホイールスポーク部がフェンダーよりはみ出ているなような・・・。

 

 ホイール部を拡大して線を入れてみると・・・

 

 うん、明らかに出っ張っているよね。タイヤ上部がフェンダーからはみ出ている風には見えないけど、タイヤ中心部より上がフェンダーより内側でないとだめだからね。タイヤ自体がフェンダー内側でも、ホイールスポークが出っ張ってたらNG。まあぱっと見の感じでは大丈夫だと思うけど厳密に計測されると車検で落とされる。どうしよう。ホイールスペーサー(5mm)を外すとリムとストラットが当たるし・・・。まあ最悪フェンダーを強引に広げて誤魔化すかな。今度の車検までには考えないとね。

 前後のホイールの色違いを見てみる。色だけでなく中心部の凹み形状も結構違うね。どちらかの色を塗り替えようかとも思っているが、前後とも傷がほとんどないきれいなホイールなので、DIYで塗装するのももったいないし悩みどころだ。たぶん半年もしたら熱意も下がってどうでもよくなると思う。

 

 家に帰ってジャッキの確認。ネジ部から円弧状の切子がいっぱい出てきた。ナット側の山が削れているもよう。修復不可能なので某オクで程度の良さそうな品を探す。

 

 ベランダにはタイヤやホイールが山積み状態。こういう風景は結構好きだけど、場所を取られて将来の活動に支障をきたす。使わないホイールはどんどんオークションに出品していこう。でもフロントだけは残して置いたほうがいいかな?車検対応用に。

 

※後日追記

 今回のホイール交換はなにかしらクレームが入るのが嫌だったから妻にはだまっていた。交換後2週間ほど経つが特に応答なし。無言で許可しているのか気が付いていないのか・・・。たぶん気が付いていないのだろう。ブレーキキャリパーに色塗った時は結構ダメ出ししていたが、ホイール形状がちょっと変わっても彼女の意識を向ける方向ではないので気が付かないのだろう。真相は不明だがまあ一安心。

 

6-4.永遠のアイ:フロントサス圧縮治具の製作

■2023年6月

 少し前にサス一式を入手した。送料込みで5000円ちょい。予備品を持っていればメンテの楽さが断然あがるためである。ダンパーオイル交換やエア加圧式改造を予定しているが、スラストベアリング化やピロボール化、また車体のダウン化もやりたい。

 

 前回のダウンサス交換時は圧縮治具を適当につくってあたふたしながらバネ交換したが、今回はしっかりした治具を作ろう。アッパー部はきちっとはまる形状のを製作。

 

 下側は以前つくったのを流用。

 

 そして次が肝心の治具。アッパー部のナットを緩めるのに六角棒レンチと17mmで緩めるのが本来の手順なのだが、手持ちの六角棒レンチでは折れそうで緩められない。インパクトレンチを使うしかないのだが、作業手順書ではインパクトはNG。変に回しすぎてダンパー内のネジを緩めてしまうのがだめらしい。それならシャフト部をしっかり固定してやればいいだろう、ということでシャフト部を固定する治具を製作。

 

 バネの隙間に収まるように木材を加工し、木ネジで締める。

 

 17mmナットはネジ山に余裕があるので、数回転緩めたら後はバネを圧縮してからはずせばいい。でも一気にナットを外してしまうと圧縮されたバネが一気に伸びて大変危険なので注意。

 

 この状態で慎重にインパクトでナットを緩める。万が一ナットが外れてバネがばい~ん!と弾けても大丈夫な向きで作業する(窓ガラスとかに向かないように)。

 

 ナットを緩めたらバネを圧縮。 うん、少し圧縮した状態でナットを緩めたらもっと安全かもね。バネを圧縮したら隙間が狭くなってシャフト抑え治具が入らないかと思っていたがたぶん入るね。今後は安全のためバネは圧縮した状態でナットを緩めよう。

 

 この状態でインパクトでナットを外せば一気にナットを外せる。

 

 サスの分解終了。うん、確実に安全に分解できるようになった。

 

 部品を机の上に並べて、ピロボールの取付けやスラストベアリングの取付け方法を考える。こういう考え事している時が楽しい。

 

 ダンパー部はオイル漏れとかはしていない。シャフトを押し込むと減衰力は十分感じられるが、内部ガスがかなり抜けているようでシャフトは20~30秒かけて元に戻る。

 

 塗装してマジックで治具名書いて一軍登録。

 

 収納場所もちゃんと決めて「また一つ、新しい力を得た」とつぶやく。

 

 

6-4.永遠のアイ:ホイールバランス計測治具の改良

■2023年6月

 タイヤチェンジャーシステムの最後の案件、ホイールバランサーの改良を行う。今までは余っていた材料とプラ板試しに作ってみたのを使っていたが、今の流れに乗ってちゃんとしたのを作ろう。

 まずは支点部の改良。今までは旋盤の芯だし治具を流用していたが、柔らかい鉄なので、先端が削れてくるだろう。より固い材質の木ネジを使って支点を作る。

 

 先端は旋盤とリューターで60°に尖がらせている。

 

 木材の先端に固定して支点部のできあがり。

 

 次はホイールバランサー計測用の治具の製作。以前のは塩ビのまな板を切り抜いたものだったが、タイヤの重さでたわんで水準器をちゃんと置けない。今回は鉄でしっかりと作る。

 

 4ヶ所穴開けて治具に固定して旋盤で掴んで外周を切削していく・・・

 

 はずだったが材質が固い。我が家の貧弱な旋盤だと少しずつ削っていくのだが、Φ75mmからΦ62mmまでの切削はちょっと敷居が高すぎてしばらく放置。

 

 切削作業をしばらく見ないふりして他のものを色々見ていたら急にひらめいた。そうだハブ径の大きいホイールを入手すればいいんちゃう? 今のホイールはまあまあ気に入っていたけど、ちょっと気分を変えたいという気持ちもあってホイールをいろいろ探しだした。一番候補は初期に検討したミニのホイール。リム幅5.5Jで前後同一サイズしか選択肢がないのだがデザイン的にはすごく気に入っている。他にECO FORME SE-12とクロイツァー Series XII を候補に探していたが、手ごろ価格のSE-12を落札した。

 アイはフロント4J、リア5Jがオリジナルで今のはフロント5J、リア6J。これくらいが一番いいと思っているが、前後とも5.5Jでもいいかなー。アイは重心がリア寄りなので、安全のためアンダーとするためフロントが細い。ミッドシップの証たる前後タイヤサイズの違いは貫きたいという気持ちもある。

 

 落札したのはリム幅6Jのが4本。フロントは5Jがいいのでさらに5Jも探す。

 

 とりあえずこのホイールはハブ径が73mmなのであとちょっと削ればバランサーの治具は完成する。ハブ部との形状を考え下写真の形状で加工した。はじめは外周は直角にした円柱形状にしていたのだがホイールのハブ部内側が丸状の隅取り加工でぴったりと収まらないのでこういう形状に変更した。

 

 中心部は2mmのドリルで穴をあけて芯が刺さるようにしている。

 

 水準器を置きやすいように高さ1mmくらいのリブを加工している。

 

 錆止めのため塗装して完成。

 

 ここまで来たらタイヤのアンバランスを計測する治具も作る。これまではホイールとタイヤを組んだ後に(ビートは落ちた状態)ホイールとタイヤを回転させ一番バランスが取れる所でビート上げしていた。しかしタイヤやホイールによっては回転させずらいものがあり、適当に組んで最後おもりで調整していたのが多かった。どうせならホイールとタイヤのアンバランスを事前に計測しておき、一番バランスがいい位置でタイヤを組んだら効率的だ。端材でタイヤをはめる治具を製作。

 

 裏側にはΦ73mmのハブを作りホイールバランサーがセットできるようにする。

 

 タイヤを嵌めてバランスの一番かるい位置をマーク。

 

 次にホイールの一番軽い位置をマーク。

 

 タイヤを組む時はホイールとタイヤの最軽量点を180°ずれたように組む。これでタイヤを2組組み合わせたが、いずれもバランスはまずまず良好で、ホイールバランス用のおもりは最小で済んでいる。一組は20gのおもり、もう一組はおもりなし。

 

 このタイヤアンバランス計測治具は使えそうなので塗装して一軍登録決定。

 

 道具が増えたら、その収納場所も用意しないとね。ベランダの倉庫を収納場所とする。この倉庫はもとは妻の園芸用品用だったのだが、最近はほとんど使っていないので、徐々にこっそりと大胆に領土拡張している。

 

 ホイールバランス治具も収納場所を用意。グリース類の上に二階建に配置している。

 

 これでホイールバランス計測装置は完成。支点部が一点支持でないため、多少の摩擦があるので計測感度はあまり高くない。それでも少し変位させた状態からバランス点への動きを見て(動摩擦での計測)10~20gくらいの計測精度はある。この治具では計測軸まわりのバランス(静的バランス)しか測れない。まあ我が家の車は街中の買い物が主な使い方なのでこれで十分と思っているが、将来、動的バランスも計測できる装置を作ろうかなとも思っている。天井から紐をつるし、タイヤをくるくる回して外周での軸方向のブレ具合を見れば計測できるんじゃないかと思っている。まあたぶんしないけどね。

 

6-4.永遠のアイ:Rタイヤ購入、エアツール収納製作、荷物ひも設置

■2023年6月

 タイヤ交換設備がいい感じに完成したのでタイヤ交換作業がしたい。ふとアイのリヤタイヤを見るとサイドウォールがひびひび。あれ?交換して1年も経ってないのになんで?まあ中古タイヤなんだけど、まだ5年目のタイヤがこんなにひび割れるのは納得しがたい。しかし今はタイヤ交換する理由が出来たということで納得して新しくタイヤを探す。

 

 今度はブリジストンのNEXTRYを購入。送料込みで6000円くらい。

 

 サイズはアイの純正と同じサイズ。このサイズは出品が多く選び放題。製造年は2021年。

 

 溝は結構残っていて6mmくらい。

 

 タイヤ交換設備が完成したので、その周辺も整備していく。まずはエアツールのための収納場所を製作する。ちょうどコンプレッサーの上に空間があるので、ここに木枠で収納場所を作って・・・。

 

 蝶番でフタを取り付けてエアホースやダスターを収納。

 

 蓋をすればすっきり美しい。これで作業時に「あれはどこだっけ~?」と無駄な時間を過ごすことなく、ぱっと取り出せる。

 

 次にトランクに入れているトルクレンチ等の棒状のものを固定する紐もの取り付け。

 

 リアシート中央のボルトに紐を固定する。

 

 トランク側に紐を引っ張り出して・・・

 

 縛って固定する。中央一本の紐では安定性に欠けるが安心感は格段に上がった。

 

 ブレーキパッドの1枚が限界なので交換予定。パッドは購入済み。簡単なピストン押し器を製作。

 

 まあ木片に穴開けてボルトをねじ込んだだけだけど、こういう小物があったほうが作業が確実だ。下手に力任せに作業してキャリパーの塗装に傷をつけるのもいやだしね。問題は作業時にこの小物がすぐに出てくるかだ。よく考えて収納場所を決めよう。