■2021年12月
ウォーターポンプを購入。とにかく一番安いものを選択。某オクで送料込みで一葉さんで足りた(もちろん新品)。 【広告】amazon広告商品
ものたろうさんの方が安く買えた (*´Д`)
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼【以下は広告の練習です】▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲【以上は広告の練習です】▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
ポンプ羽根にバリがあったので耐水ペーパーで研磨しておいた。※後日追記:やっぱり安物だなと思ったが、取り外したオリジナルにもバリはあったのでそんなものなのだろう。
メカニカルシール部。メカニカルシールも密林さんで売っているので、クーラントが漏れたらシールだけ交換するのもありかな・・・、と思っていたが交換するにはかなりの手間がかかりそうなので、素直にポンプセットを購入するのがよさそう。
ベアリングの交換はどうなのかと調べてみると、Koyo製にウォーターポンプのベアリング構造の情報があった。ベアリングと軸が一体の構造みたいなので、そもそも部品の入手から難しそうだし金額的にも高そう。素直に安いポンプを買いましょう。
商品についていた構成部品図。GMB社ってどこの国の会社?とか思っていたが、日本の会社だったのね。すみません変な目で見て。会社のHP見てもすごくしっかりしている。今回のポンプの耐久性が問題なければ、今後ひいきにさせて頂きます。
ウォーターポンプ組付けにあたりポンプ部をまじまじと見ると、Oリングの窪みの鋳造跡が気になりだした。もう少し滑らかにしたいなぁ。
ちょっと研磨してみよう。まず回転軸周辺をマスキングして保護。
竹串に耐水ペーパーを巻きつけてOリング溝を研磨。
まあ溝の中央部しか研磨できてないけど、次回(があれば)はもう少しうまく研磨する方法を考えよう。これくらいの研磨でも精神的効果は高いと思う。
続いてポンプ表面を塗装する。塗装の下地処理として耐水ペーパーで表面研磨。
接合面はオイルストーンで軽く研磨。 【広告】amazon広告商品
耐熱塗装は関西ペイントのテルモスプレー。前回は”ラストリウムの耐熱ペイント”を焼付処理なしで使ったが、1年間はしっかりと持った。今回のテルモスプレーはどうだろうか(がんばれ関西ペイント)。 【広告】amazon広告商品
それではウォーターポンプ交換作業開始。クーラントを抜かなければならないので準備段階で手間がかかる。下記道具を160m離れた駐車場に持っていくのが作業の多くを占める。軍事力において如何に強力な兵器を持っていても、部隊の展開能力が無ければ意味がないと言うけれど、まさにそれ。
まずはコンデンサタンクのキャップをあけて、クーラント内の圧力を抜く。今回は時間の関係でエンジンが冷める前に作業を開始しなければならなかったので、吹き出しに注意して少しずつ圧を抜いた。エンジン換装時はいきなりクーラントのドレンを開けて顔からクーラントを浴びたが、この手順が正解ですな。
そしてフロントをジャッキアップしたタイヤ台に載せる・・・のだけど、片側のタイヤがのらない。1~2cm厚のスペーサーをジャッキに挟む必要がありそう。
今回は車載ジャッキで無理やりタイヤ台に載せた(半分だけ)。
クーラントのドレンは二つあるが、助手席側だけ外した。クーラントを抜くのが目的ではなく、ウォーターポンプを交換するのが目的だからね。
クーラントドレンのパッキンは毎度の耐水ペーパー研磨で再利用。
クーラントも前回交換から1年程しか経っていないので再利用。このクーラントの交換サイクルは2~3年。珈琲フィルターでろ過していたのだが、ものすごくゆっくりしかろ過できないので、途中からウエス布でろ過した。
取り外したポンプと新品を比較。新品のウォーターポンプにOリングを嵌めて取り付けようとしたのだが、Oリングがしっかり固定できず取り付け中にぽろりと外れそう。Oリングを見比べると新しい方が細い。試しに外した方のOリングを嵌めてみると結構しっかり固定できる。このOリングもエンジン換装時に新品に交換しているので、まだ1年ほどしか使ってない。寒いし早く作業終えたかったのでこのOリングを使うことにした。新しい方のOリングを使う時はカムカバーのOリングと同じように、液体パッキンを接着剤代わりにOリングの接触面でない所を接着して使えば良さそう。ポンプの取扱説明書には液体パッキンは使わないように注意書きがある。はみ出た液体パッキンがクーラントに混ざるのがNGとの記述。液体パッキンでOリング固定する時は最小限の量で、かつOリングのシール面にはみ出ないようにしたら大丈夫と思う。
組付けはボルトを締めるだけなのですぐ終了。
エンジンをかけてみると格段に静かになった。それでも補機ベルトなしの方が静かなので、他の補機のベアリングも交換またはグリスアップすればもう少し静かになりそう。
せっかくなので周波数解析してみた。
①うるさかったエンジン音(青)
②補機ベルト外したエンジン音(緑)
③ウォーターポンプ交換後のエンジン音(赤)
Audacityというフリーソフトを使用。これは周波数解析結果をテキスト出力できる。
音源ファイルを開く⇒マウスで解析範囲を選択⇒解析⇒スペクトル表示⇒書き出し。
39Hzを基底として78Hz、117Hz、156Hzあたりに倍振動がみられる。39Hzはrpmでは2340rpm相当なので何の音かな? アイは3気筒4サイクルエンジンなので、燃焼は2回転で3回燃焼。冷間時のアイドル回転は1500rpmで燃焼サイクルは2250rpmあたりになるのでこの音だろう。なお”うるさいエンジン音(青)”は暖気状態での録音なので回転数は少し低くなっている。
うるささを比較すると青のグラフは700~1500Hzあたりの広い範囲で音圧が上がっている。このあたりがウォーターポンプのベアリング異音なのだと思う。赤のグラフ(ウォーターポンプ新品)は緑(補機ベルトなし)と比べ、1000Hzあたりに目立ったピークがあるので、これがウォーターポンプのメカニカルシールの音ではないかと推測する。というのも、ウォーターポンプ交換で、「ゴーーー」という硬い異音は消えたが、「シューーー」という柔らかい音が目立つようになった。不安を覚えるような音ではないが、これがメカニカルシールの音でないかと思うのだ(※1)。200kmほど走っているがこの音は消えないのでこういうもんかなと思っている。
※追記:2022年1月からアフィリエイト始めました。広告がちらちら出てきてうざいでしょうがご容赦ください。現在googleアドセンスとamazonアソシエイトを登録しています。登録方法や収益状況などそのうち報告させて頂きます。今後ともよろしくお願いします。
※1後日追記:後日、この「シューー」という音はオルタネーターのベアリング異音と判明。ウォーターポンプ修理前はベアリングの「ゴーーー」という異音が大きく、オルタネーターベアリングの「シューーー」という異音はかき消されていたが、ウォーターポンプ交換によりオルタのベアリング異音が気になるようになったというわけだ。詳細はここ。