O型のまこさん

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趣味でいろいろ作った備忘録

6-4.永遠のアイ:ドレンコック加工と補機ベルトカバー加工

■2022年1月

  先週のオイルコック取付時はとにかく寒く、早く作業を終えたくってストレーナーの固定方法は良く考えずにドレン奥に押し込んだままだった。しかしその後、これがエンジンに悪影響を及ぼしているのでは? と気になって夜もろくに寝れなかった(嘘)。取り合えず図を描いて頭を整理。ノーマルのストレーナーの取付けは①の図。ストレーナー根っこ側はドレンボルトのぽっちに固定されて中心が出て固定されている。現在は②の状態。ストレーナーの根っこ側は固定されていないので、傾いて放置されている感じ。でもストレーナーの役目は果たしていると思う。でもちょっと気持ち悪いので、③のようにオイルコックを加工してストレーナーを固定できるように改造する。

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 作業開始。まずは先週入れたばかりのオイルを抜くところからだが、オイルを抜くのはほんと簡単で感動した。ジャッキアップも不要でオイル容器を下に置いてコックをひねるだけ。これはすばらしい簡単さ。

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 20~30Kmほどしか走っていなのに、オイルが結構よごれているように見える。もちろんもう一度このオイルを使います。

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オイルストレーナーの先端側を観察。

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そして根っこ側。ノーマルではこの穴にドレンボルトのぽっちが嵌る。

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 それでは早速オイルドレンコックの座グリ加工だ。コックシールを切りくずで傷つけないようにねんどをつめて保護する。

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 旋盤の3つ爪チャックでコックを咥え座グリスタート。慎重に少しずつ削っていく。

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 寸法が近付いてきたら、10um切削毎にストレーナーとのフィッティグ確認を実施。

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 座グリ加工完了である。

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 ストレーナーとのフィットもまずまず。強めに押し込めば嵌る感じ。コック側は座グリの奥側を軸方向に2mm半径方向で0.5mm程太く削っている。ストレーナー側をツバ状に加工すれば抜け止めになるように。でもストレーナー側の加工が難しくて今回は見送り。ストレーナーをチャックで掴む方法が思いつかなかった。

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ドレンコックを半開きにした様子。

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次に補機ベルトカバーの加工。材料は廃棄プリンターのケースを使う。切り取ったカバーの切れ端と溶着テスト。溶着ははんだごてで実施。一応溶着はできるのだが、手で簡単に外れるほどの強度でしか固定できない。

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材質が異なるのかなと、試しにプリンターケース同士を溶着させてみた。

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しかしこれも手でちょっと力を入れれば簡単に折れる。材質の問題ではなくはんだごてでの溶着ではあまり強度は出ないもよう。破断面を見ると白い所が溶着しているところ。思ったより溶着面積が小さい。溶着面を広くすれば最低限の強度は出そうなのでこの方法で補機ベルトカバーの加工を進める。

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補機カバーの切り欠き部に、ドレンコックに干渉しないような形状で板を溶着していく。

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 大まかな成型完了。

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 内側は見えないので多少汚くてもOK。端材を溶接棒のように使い、溶着面積をふやすべくどんどん盛っていき強度を上げる。先端がこての形状であればもう少しきれいに仕上げられそうだ。

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 最後にヤスリで表面を仕上げてコンパウンドで磨けけばぱっとみはきれいに見える。

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 これでエンジンに取り付けてみたのだがすこしコックと干渉する。作り直すのは大変なので干渉するところを内側からライターで炙り、柔らかくして固い棒で押し込んで凹みを成型。

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 これで取りつくはず・・・、なのだがボルトが一本ねじ込めない(写真の中央右側のやつ)。どうやら補機ベルトケースが少し歪んで穴位置が合わないみたい。ケースはプラスチックなので、強引に引っ張って穴位置を合わせて取り付けた。

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これで飛び石などでの補機ベルト損傷は防げる。まずまず満足な出来である。

 

 ついでにオイル缶の蛇口を塩ビ管で製作。20L缶からジョッキに注ぐ時にオイルが垂れるのを防ぐためのもの。旋盤で塩ビ管の内側を少し内グリする。

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 ジョッキに注ぐ時、下写真のようにオイル缶の注ぎ口にはめ込めばオイル垂れを防止できる(はず)。まあこういう製品はあるんだけど、塩ビ管を使うのが圧倒的低価格。

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今回の作業はこれで終了。

※追記:はてなブログに乗り換えて2万アクセスになりました。2015年の11月からですので6年ちょっと経ちました。最近アフィリエイトを始めたので広告とか目障と思いますが、今後もよろしくお願いします。