■2024年7月
対向ピストンキャリパー改造もいよいよ山場、ブラケットの加工を始める。まずは必要ボルトを購入。ブラケットとナックルは下記のT/M固定ボルトを使う。なぜって、T/M購入時に3本ついてきたのでそれを流用。なので残り1本を購入する。これは強度区分10だし、フランジ付きなので使えると判断。なんとなく強度区分12のほうが良さそうな気もするけど、高張力ボルトで水素脆性の話とか聞いたりするので安心感の高い10でいいんちゃう?という判断。細目ナット(1.25mm)でフランジ付きボルトって探したけど、なかなかいいの見つからないし、実際車で使われてるボルトって安心感が格段に高いのでこれを選択。細目ナットは目が細かかったら強度下がるんちゃう?というイメージもあるけど、実際ブレーキまわりって細目ボルト使っているところ多いし、まあ大丈夫と思う。

次はキャリパーとブラケットを固定するボルト。これはトヨタの純正を頼みます。これ以上安心できる品はないでしょう。

ブラケットの材質はSS400を選択。購入は何度もお世話になっているヨコヤマテクノ様。

注文時の仕様は下記の通り。

図面はJW CADで作成。

鉄材が届いたので加工開始。まずはおまじない的に定盤に#400の耐水ペーパーを敷いて表面研磨する。磨き四角棒ということで面はきれいに出ているようで、研磨の意味は特にないが一応表面平面度の確認としてね。

マジックでおおまかライン書いて、ケガキ針でケガく。

ポンチの精度が完成品の精度に影響するので、まずはポンチの研磨から。

ポンチして穴あけの開始。

SS400は切削しやすいし、機械強度も十分なのでこういう部品の材料にはぴったり。穴をあけ、定規やらノギスやらで穴間距離を測ったがまあまあ精度は出てそう。

どんどん穴を開けていく。軽量化のため肉抜き穴をあけ、円弧状に切り取る部分も穴をあけていく。最後は金ノコで切り取るのだが切断線上に穴を開けておくと金ノコ切断が断然楽になる。

おおまかな穴あけ完了。ボルト部は最終微調整できるように穴径は小さいまま。

これで659g。だいぶ軽くなった。

穴あけ加工だけでこれだけの切子が出た。

金ノコで円弧状の部分を切り取る。

加工途中の見た目は悪いがこの方法が体力消耗も少ないし、騒音も少なくなる。

グラインダーで形状を整える。

これで552g。もっともっと軽量化したいよね。

ボルトがもの○ろうさんから届く。

キャリパー固定用のM14ボルトはとにかく大きい。

ナックルにディスク取り付けキャリパーの位置確認すると、ディスク中心とキャリパー中心が1mmほどずれていた。まあ1mmなら調整範囲内だ。現状Φ10mmの穴を開けていて、M14の下穴は12.5mmなので大丈夫。ただドリルでは逃げちゃうのでエンドミルで切削する。

慎重に位置合わせしてエンドミルで切削。

ちょっと戻して位置確認。大丈夫そうなのでグイグイ削っていく。

最後座グリ部(Φ14)の加工。図面を貼り付け、芯だし材で「ぷすっ」と図面に穴を開けてみれば芯出しのようすが確認できる。

そしてΦ14のエンドミルで仕上げる。

これで穴あけ加工は終了である。座グリ部の精度を確認するためキャリパーをはめてみたが、片一方はぴったりはまったが、もう一個は微妙にはまらない。ルーターで座グリの干渉するところを軽く研磨してはまりました。

これで503g。う~ん、後半の軽量化速度はだいぶ落ちてきたな。でもせめて500gは切りたい。

強度に関係なさそうな所をフライス加工する。

これで475g。うん!これくらいでよしとしよう。

あとはタップ切り。でもM12とかM14という大きなタップは切ったことがない。慎重に作業を進めよう。