O型のまこさん

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趣味でいろいろ作った備忘録

5-4.旋盤用ルーター改造(フレキシブルカップリング装着)

■2024年7月

 ディスクローター研磨の時に壊れたルーターを復活させる。折れた主軸後端を切断し、穴をあけてシャフトを打ち込む。シャフトはM4の長ネジを加工する。

 

 フレキカップリングは片側4mm、反対側3mmのを購入しているので「シャフトは4mmを」と思ってM4の長ネジを使ったのだがシャフト径はΦ3.5しかない。なんか選定ミスだが、めんどいのでこのまま進める。主軸にはΦ3mmの穴を開けているので、シャフト先端を削って刺さるようにしている。

 

 これを一応焼き嵌めの方法で打ち込む。オイルを入れた缶に主軸を入れてコンロで熱っし、熱膨張した主軸にシャフトを打ち込むという作戦。でもシャフトは変な角度で叩くと簡単に曲がりそうなので、木片で主軸置きを作って慎重に作業する。熱した主軸を木製主軸置きにおいて、すぐさまシャフトを打ち込む。

 

 ちゃんと打ち込めたけど、どれくらいの強度で噛合っているかは未知数。

 

 ベアリングを新品に替えてルーターを組み立てる。

 

 シャフトとカップリングはちょっとゆるゆるなのでアルミテープ巻いてみたりしたけど、それではあまりに頼りないのでスペーサーを作ろう。

 

 まずはシャフトの芯出しから。旋盤に固定してルーターを回転させ、シャフト部をミニグラインダーで研磨する。

 

 ミニグラインダーはこういう細かい研磨で大活躍である。

 

 シャフト部をΦ3mmに研磨(したと思うけど、もしかしたら3.5mmかまたは3.2mmだったかもしれない。ちょっと記憶にも記録にも残ってませんでした。)

 

 フレキシブルカップリングのΦ3mmの穴をシャフトと接続する。※シャフト径は3.5mmか3.2mmかもしれないし、それに合わせてカップリングの穴径を拡大したような記憶も薄っすらとある。

 

 モーター側はカップリングの4mmの穴を使うので、モーター軸径3.17に合わせスペーサーを作る。ワイヤ圧着用のリングスリーブを旋盤で掴んで外径を加工し、下写真のように木材の固定して内径をドリル加工した。

 

 軸精度はいまいち怪しいが、多少はフレキカップリングが吸収してくれるだろう。

 

 回転させてみると、改修前のよりずっと滑らかに回る。これで一応ルーターの復活となった。

 

 2024年2月末の夕日。この景色ももうすぐ見れなくなるので記念に残す(6月頃から工事が始まっている)。