O型のまこさん

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趣味でいろいろ作った備忘録

3-4.エアコンの修理と掃除

■2024年6月

 ブログ時間軸では昨年年末。ディスクローター研磨作業していて暖房つけたんだけど、なんか赤いランプが点灯してうんともすんとも言わない。数年前からかなり怪しい感じだったけどついに起動すらしなくなった。ディスクローター研磨は何時間も旋盤の送りハンドルをくるくるまわすだけなのでとにかく寒い。こういう時こそ暖房がいるのになぜ肝心な時に・・・(マーフィーの法則)。

 

 もうこれは本腰を入れて修理してみよう。まあ修理といってもコンデンサ交換するだけなんだけどね。インターホンを修理してからはとにかく古い家電が故障したら捨てる前にコンデンサ交換するようになった。電解コンデンサの寿命は20年弱で、とにかく20年越えの電化製品はコンデンサ寿命でかならず壊れるのだから、捨てるのはコンデンサ替えても動かないのを確認してからだ。まずは基板を取り出し必要コンデンサをリストアップだ。

 

 室内機の基板はここ。

 

 手のひらサイズの小さな基板だ。コンデンサの数も少なくてすぐ済みそう。

 

 室外機もばらして基板を取り外す。

 

 室外機の基板は大きい。

 

 パワエレ系のコンデンサは高いし故障要因の可能性としては低いので交換しない。

 

 コンデンサの型番をリストアップしたので秋月電子で発注。家電の修理という理由だと我が家の財務大臣もすぐハンコを押してくれる ('ω')ノ。

 

 しばらくしてコンデンサが届いたので作業開始。

 

 古いコンデンサを外すのが難しい。というか外すのは簡単なんだけど、基板の穴がはんだで塞がってしまうので、そのはんだの除去が大変だった。はじめの頃ははんだを熔かしながら吸い取り器(バネで動くやつ)でチュっと吸い取っていたが、①はんだごて、②吸い取り器、③基板 の3つを持つ必要がある。基板をうまく固定する台をつくったりもしたし、インターホンの時は我が家の一大事ということで妻が全面協力してくれたので腕が3本あったので楽だった。コンデンサ交換作業を重ねるごとに作業方法はブラシアップされ、たどりついた現在の手順を下記に記す。まずは下写真の工具を作った。丸棒に折れたドリル刃を差し込んだだけなのだがこれが有能。

 

 使い方。はんだで塞がった基板の穴の下からドリル刃棒を差し込んで、上からはんだごてではんだを熔かす。

 

 するとドリル刃棒が溶けたはんだを貫通して出てくる。ドリル刃ははんだと融着しないので、はんだが固まってからでもスルりと抜ける(ステンレス棒でもいいと思う)

 

 下の写真ではわかりずらいが、基板の穴を埋めていたはんだは穴の開いた状態で固まっている。なので新しいコンデンサを差し込めるというわけ ('ω')ノ

 

 この方法を編み出してからはコンデンサ交換はすごく速くできるようになった。室内機の基板のコンデンサ交換は慎重にやって2時間弱で終えた。

 

 基板を元に戻し室内機作業完了。

 

 次は室外機の基板。これもさっさかさーと作業を終え室外機に組み付ける。

 

 では緊張の瞬間。スイッチON。アイのエンジンを載せ替えてキースイッチを回す時の感じに似ている。で・・・、だ。グリーンランプ点灯!!!。そして暖気が出るし冷気も出る。修理完了である。

 

 感動的である。この高揚した気持ちがあるうちに手持ちコンデンサを整理しておこう。こういうちまちました作業は相当モチベーションが高い時でなければやる気が起きないが、このタイミングならがんばれる。がんばれば次の事態にも対応できる。

 

 次はリビングのエアコンのクリーニングの話。リビングのエアコンは4年前に妹夫婦の援助を受けて設置したもの。そろそろ暑くなってきた(ブログ時間軸は6月)ので、4年目の夏に向けて掃除する。このうるさら7はエアコン終了時に「フィルターの掃除をします」とかしゃべってガーコガーコやっている。何をどう掃除しているのかよくわかっていなかったが、今回の掃除でよくわかった(この3年間はエアコン掃除はしてなかったという自白)。エアコンの全面カバーを開くと、下の部品が取り外せるようになっている。

 

 まずはフィルター。フィルターの外側は自動で掃除されるのだが、内側にはけっこうホコリが付着している。

 

 園芸用のシャワー水でほこりを洗い流しエアーダスターで水分を吹き飛ばす。エアーダスターは自動車整備以外にも色々活躍してるしほんと便利。でもちょっとコンプレッサー音がうるさいのが玉にきず。静音コンプレッサーの導入を考えても良さそう。

 

 そしてこれが自動クリーニング機能の核となる部品「ダストボックス」。

 

 要するに掃除機の先端ノズルに相当する。ブラシが付いていて、フィルター上を行ったり来たりし、フィルター上のホコリをこのダストボックスに取り込むという機構だ。フタを開けると中にホコリが溜まっている。ホコリを捨てて水洗いしエアーダスターで水分を吹き飛ばす。

 

 あとエアコン本体側に2か所取り外すパーツが見える。左側のはよくわからなかったので、今回はスルー、右側のは消臭用の触媒か何かのフィルターらしいが、これは取り外してエアーダスターでホコリを吹き飛ばしておいた。

 

 ふだんはこういう風に上部から空気を取り込んでいる。冬場など使わない時はホコリが降り積もりそうなので、不織布などでカバーしておいたほうが良さそう。

 

 きれいにしたフィルターをはめて・・・

 

 ダストボックスを上からカチッっとはめて・・・

 

 ほこり受けをはめて左右の黄色いロックを外側にロック。

 

 これでフィルター類の取付け完了なので、フタを閉めて作業終了。

 

 今年の夏もがんばってください。

 

 最近ベランダにオイル収納庫やらタイヤ収納やらを設置していて、妻から「最近ちょっと調子に乗ってるね (・へ・)」と軽くプレッシャーを受けている。なのでエアコンの掃除とか頑張って少しでもプレッシャーを和らげているという話でした。