6-2.アイのターボ化_32(ジャッキスタンド製作とエンジンオイル充填、ハンドルのチルト加工)
■2020年9月
この夏が特に暑いのか、体力的理由でぐてっているのかは定かではないが、とにかくこの夏はぐったりしていてなかなか趣味に注力できない。それでもとりあえずエンジン換装の手順を考えている。まず必須なのがジャッキスタンド。某オクで手渡しで受け取れる激安品をウォッチしていたが、なかなか条件に合うものが出てこないので、木材で自作することにした。2x4材を2本(+家にあった端材)で下写真のスタンドを製作。
※後日追記:木材同士の結合は木工ボンド+木ネジ。木工ボンドは想像以上に強力なので、強度の必要な場所はかならず木工ボンド+木ネジで結合している。
イザ! ジャッキスタンドの現地テスト・・・、っと思ったのだが、一回で油圧ジャッキとジャッキスタンドを持っていくのは無理そう。結局、ジャッキスタンドは両手で持っていき、その後に油圧ジャッキを台車で持っていった。
ジャッキスタンドを車体横に置いて、
ジャッキアップポイントを確認。サイドフレームの内側がジャッキポイント。
リアのジャッキポイントを油圧ジャッキで持ち上げ、サイドのジャッキポイントにジャッキスタンドを設置する。
そして油圧ジャッキを降ろすと、リアサスが伸びてジャッキアップ終了。
リアだけの馬掛け。強度的には大丈夫だと思うし、逆に金属性のものよりも、地面に沈んでいく危険性は少ないと考えている。フロントの車止めも作ったほうがいいよね。
ジャッキスタンドの高さは38cm固定。
リアジャッキアップ時のリアタイヤは15cm程の高さ。
リアジャッキを下げると6cmまで下がる。
エンジンや変速機の底面(オイルパン)は地上高30cm程。エンジンを降ろすには十分な高さだと思う。逆に高すぎ?
ジャッキアップした時の下からの眺め。ジャッキスタンドを掛けずにこの下に潜るなんて怖くてできませんよね。
せっかくなのでジャッキスタンドは余っていた水性塗料を塗った。
エンジンを長らく部屋に放置していたらドライブプレートのギヤにサビが発生した。そういえばクランクシャフトも部屋に置いているだけでサビてた。主要な回転部分にはアッセンブリールブを塗布しているので大丈夫だと思うが急にエンジン内部のサビが心配になってきた。エンジン換装はまだ先になるので、その間に内部がサビでもしたら今までの苦労はなんだったんだ!となる。というか内部のサビなんて分解しないとわからないし一生その不安を抱えたまま生きていくなんてイヤだ~(←大げさ (*´Д`) )。ということでエンジンオイルを入れることにした。
ホームセンターで一番安いエンジンオイルを購入(1500円程)。また今後のことも考え3Lのじょうごも入手。
オイルフィルターを取り付け、さてオイル充填! ってとこで気が付いた。あちこちの穴を養生テープで塞いでるけど、ここからオイル漏れるよね~。
ちなみにオイルクーラーの製作は精神的障壁が高いということで、エンジン換装と並行して進める方向。これから涼しくなるのでオイルクーラーは装着が遅れても特に問題ないよね~(←言い訳)。
慌てて油圧ラインはめくら栓で穴を塞ぎ、センサー類を仮固定した。これらはあくまで仮固定。オイル圧センサーはシール材を塗布していないし、各センサーはオイルシールの交換はまだしていない。
オイルは3L入れておく。じょうごでどぽどぽと充填すると、エンジン内をポコポコという音がしてエンジンがオイルパンに落ちていく。クランクをまわしやすいように点火プラグは外しておく。
定期的にクランクをまわしてオイルを循環させるようにする。またシリンダー内壁潤滑のために、点火プラグの穴からシリンダー内にもオイルを50ccくらい注入しておいた。定期的に再注入していく。そしてエンジン実装前にスポイトでオイルを吸い取る予定。
長らくエンジンを触りもしなかったけど、頻繁に愛でる理由ができるとエンジンを触るし、触れば愛着も増していくだろう。
ハンドルのチルト加工を実施。アイ購入当時からハンドルが上向きすぎているのが気になっていた。まあ多くの軽自動車はハンドルチルトもテレスコピックも無いので、仕方がないと思っていた。でも調整できないなら、DIYで調整してしまえばいいよね!ってことで調整する。使った部品は50mmのM8ボルト2本と5°のテーパー座金8枚。
まずはハンドルカバーを外していく。下側の木ネジ二本を外す。
ハンドルカバーは上下でカパッとはまっているので精密ドライバ2本で上下を外す。
すると下側カバーが外れる。これだけだと奥のボルトにアクセスし難いので、
ダッシュボード下側のカバーも外す。
ハンドルはM8ボルト4本で車体側に固定されている。
ああ、ヒューズBOXってここにあるのね。
M8ボルトを外してテーパー座金で角度をつけて固定し直す。前側の2本を外せば、軽くチルトもするので、前側の固定部だけワッシャを挟んでもできそうだけど、ハンドルを下げるとチルト動作のぎりぎりの範囲のようで、妙なテンションがかかるみたい。なので、奥の2本も外し、テーパー座金で上下から挟んで固定する。前側はワッシャを2枚余分に挿んで高さを調整する。ワッシャが3~4枚でもいけそうだけど、今回は2枚で行く。
なぜって?
それは我が家の車いじりには絶対的なレギュレーションがあるのだ。”妻の主観”という正体の良くわからないレギュレーション。妻が一言、これはダメ!と言うとレギュレーション違反状態になってしまう。まずはハンドルカバーの上側の隙間が「変!」って言われそう。というかもっとも安全な手法は妻に気づかれないことだ。いきなり大きな変更があると、だいたいは「なんか違和感がある」って不満を言う。そりゃ状態を変えれば違和感はあるだろうが、それがいい方向なのか、ダメな方向なのかということを妻はあまり考えない。「違和感=良くない」という思考回路なのだ。なので変えるにしても徐々に妻に気づかれないように変えていかなければならない。
写真で見るとわずかな変化。グリップ位置もたぶん1.5~2cm程下がったくらいか。
でも運転席に座ってハンドルを握るとかなりいい感じ。あと1枚ワッシャ追加してもいいかもしれない。妻にばれないように少し時間をおいて追加しよう。
サイドミラーに補助ミラーもつけた。アイはフロントウインドの傾斜が大きいからか、駐車時に右向きになることが多い。駐車場に止める時など左ドアの下あたりが見えると駐車場の白線と車体が平行かどうか見えるのに・・・、と長らく思っていた。ということで送料込みで300円程の補助ミラーをつけてみた。
確かに駐車時などには役に立つのだが、妻からの評判が極めて悪い。邪魔なものがあってサイドミラーが見にくくなったと。まあその気持ちもわからなくもないが、もう少し使ってどうしても慣れないなら外すから、という約束でつけている。
※追記
台風10号が今九州の南に来ている。史上最大級とのことで心配である。今現在925hPa。台風が通過する地域の被害が少ないことを祈ります。