6-2.アイのターボ化_33(MIVEC制御用油圧ソレノイドバルブの動作確認とエンジンオイル循環の確認⇒循環してない?)
■2020年9月
エンジンオイルを入れるためにセンサ類を仮組していたが、色々忘れる前にセンサ類を本組しておく。クランク角センサと油圧ソレノイドのOリングを新しくした。ただカム角センサのOリングは単品では売っていないようなので(なんで?探し方が問題かも)、今回はカム角センサのOリングは見送った。これはエンジン換装後でもアクセスできる場所なので、まあいいか。
油圧ソレノイドの本組に際し、フィルターのクリーニングも実施。油圧ソレノイドのすぐ下にある六角ボルトを外すと中からフィルターが出てくる。
見た目、特にゴミなどの付着はなくきれいだった。
一応パーツクリーナーできれいにする。
組付け時は、オイルフィルターがちゃんと奥まで入っているか確認する。
次に油圧ソレノイドの動作確認。このソレノイドに極性があるのかは未確認だが、一応回路図で接続状況を確認する。白い方が+、青い方がーで、トランジスタで12VのON/OFFで制御している。
コネクタにワニ口で接続し、充電池4本(4.8V)と、パソコンの電源の12Vで動作確認。
まずは5VのON/OFF。ソレノイドの動作は少ないがスリーブはスムーズに動く。
そして12VのON/OFF。正常なスリーブの動作(動きの範囲)はわからないけど、たぶん問題ないよね。
Oリングの交換。Oリングを傷つけないようにスリーブ部に養生テープを巻いておく。
次に油圧センサSWの本組。油圧センサSWを外すと、オイルが全然出てこない。あれ、どうして?
エンジンオイルを入れて、毎夜クランクを10回くらい回してたのに。てっきりエンジン内にオイルは行き渡っていると思ってたのに・・・。
エンジンを垂直に立てているからオイル吸引口までオイルが届いていないのか、と思いドレンプラグを外して見る。するとオイルがドボドボ出てきた。吸引口まではオイルが廻っている模様。じゃあなんで?
とりあえず油圧センサSWを取り付ける。このセンサはテーパーネジになっており、ネジ部にシール材(スリーボンドの1215相当)を塗布するとある。手持ちはHoltsの液体ガスケットシール材。これでいいのかどうかわからないが、まあ稼働後漏れてきたらまた処理しな直せばいいということで、これを使う。
油圧センサSWは締め付けトルクが10±2Nmとすごく軽く締まっている。そんな軽く締めるトルクレンチは持っていないので、手でやさしく締めておく。クランプ軸プーリーやウォーターポンププーリーにもサビが出ている。早くエンジン換装してしまいたい。
ターボの給油ライン部を開けて、ここからオイルが出てくればオイルポンプの動作はOKということになる。オイルが完全に抜けていたので、呼び水的なオイルが無いと空吸い上げになるのかな。とにかくこの状態でクランク軸を一生懸命回したがオイルはまったく出てこない。
じゃあ電動化だ! とハンドドリルでチャレンジしたがトルクがまったく足りず回らない。
次にボール盤でチャレンジしたが回らない。
もしかしてオイルポンプがうまく機能していないのか?
こんな不安な状態でエンジン換装なんてできない! 呼び水的にオイルを油圧ポンプ部に流す方法ってないのかなと思い色々調べるがそんな情報は見当たらない。とにかくエンジンを勢いよく回す方法を考えよう。