■2025年8月
続いてキックダウンドラムを外す。

なるほど、こんな感じなのね。キックダウンドラムというからにはキックダウン時(シフトダウン時)の変速ショックを吸収する機構だと思うのだが、正確な動作はまだ把握していない。図で解説している資料などがあれば理解はできるだろうが、すぐに忘れるだろう。エンジン部品はバルブは”燃焼室を密閉するため”とか、とかピストンは”燃焼圧力をクランクに伝えるため”とか、部品を見ているとその役割がイメージできるものばかりだ。それに対しATのT/Mは基本的にギヤとクラッチの多数の組み合わせで機能するので、部品はどれも似た形状であり、一個一個の役割を把握していろいろ思いを巡らせるとか難しい。もちろんある動作を突き詰めていけば、「ここの形状をもう少しこう!」とか「この面はもっと滑らかであるべき!」とか考えて楽しそうだけど、そこまでT/Mに注力する気もない。

キックダウンドラムの内側にNo.7、NO.8のスラストベアリング。

キックダウンバンドはキックダウンバンドを外側から締め付ける動作。

キックダウンサーボで油圧を緩やかに立ち上げて、じわっとバンドを締めることで、キックダウン時のショックを和らげるんだと思う。キックダウンサーボの油圧立ち上がりを調整してキックダウンショックを調整するのとかは楽しそうだけど、たぶんあまり注力しないと思う。

キックダウンバンドの内側にはシューが張り付けられている。厚さは1.1~1.2mmくらいで、たぶんまだまだ大丈夫。整備解説書をざっと見た限りではこのシュー厚に関しての言及は見つけられなかった。

キックダウンドラムを外した光景。この下にローリバースクラッチと遊星ギヤが収まっている。

キックダウンドラムとバンドをウエスで包んで・・・

オイル浸けにして・・・

ビニールを密閉して・・・

梱包完了 !

ここまでが2年前に実施した作業。今後は2025年の8月からの作業を掲載していく。