■2023年4月
諸事情でいったん仕舞っていたT/Mを再び部屋に広げた。え~っとどこまで作業してたかな?とブログを見直すのだが、なんか途中で記録が途切れている。うん、T/Mって分解しててもわくわく感がないんだよね。というか同じような部品ばかりできちんと記録しておかないと元通り組み立てられない感じで、最後の方は記録するのにも疲れて放置していた。一応写真は撮っていたので整理からの作業である。
まずはコンバーターハウジングの取り外しから記録再開。締結ボルトを外して、
かなづちやプラハンでコンコン叩いてもケースが外れそうにない。結構がっちり固着している感じだ。
ケースをよく見ると、”ここをテコの原理で持ち上げてね”と言わんばかりの構造がある。大き目のマイナスドライバとナットを使って・・・
ぐいっとテコの原理を働かせるとケースに隙間があいた。
ケースの取り外しに成功。
コンバーターハウジングは2か所のボスで位置決めされている。このボスが固着していたようだ。
テコの原理を働かせる時はこのボスのすぐ近傍に力をかけないとケースを割ってしまう可能性もあるので注意が必要だ。
前側(左)がトルコンが付いている軸。ここにオイルポンプがある。
デフのケースとのすき間(エンドプレー)はスペーサーで調整されている。組み立て時にケースとベアリングの隙間をはんだやプラスチゲージで計測し、適切な厚さのスペーサーを選択して組み込む。
部品構成図を下図で示す。部品番号27791がそのスペーサー。あとデフギヤのバックラッシュ調整用のスペーサーは27706である。この2種類は調整値が標準を越えている場合は購入する予定である。
部品番号は下記の通り。
デフのバックラッシュ調整用のスペーサーはセットでの購入のようだ。図をみても5枚でセットになっている風に描画されている。ものたろうさんで2000円くらい。
ケースのエンドプレー用のは厚さ1.25mm。あれ? 選択可能な最大厚が1.25mmなので、これでエンドプレーが標準値よりも大きくなっていたら調整できないなぁ。標準値に収まっていることを祈ろう。もし大きかったら薄いの(0.77mm)を二枚使うとかありなんかな?
ケース全体を眺める。だいぶ部品が減ってきた。
次にデフを取り外す。ベアリングが嵌っているだけなので引っ張れば外れる。
デフのコンバーターハウジング側にはエンドプレー(軸方向のガタ)を調整するためのスペーサーが入っている。
このスペーサーをなくさないようにハウジング梱包の段ボールに一緒入れておく。
デフをまじまじと観察。
裏側。ピニオンシャフトのロックピンがここに刺さっている。
ロックピンを抜く時は反対側の穴から棒状のものを差し込んで打ち抜く。
サイドギヤとピニオンのバックラッシュの調整もスペーサーを使う。色々記録しておかないと組み立てられない。ものすごくめんどくさい。
デフは布でグルグル巻きにしてオイルをタップリ塗布しておく。
そしてビニール袋で密閉。
デフの梱包完了。
これらの写真を保存してたフォルダに我が家の桜の写真があった。
これは御殿場桜。去年の作業ということですな。一年前の事なので細かい所は忘れている。