■2023年4月
過給機4号機が長らく放置されていた。この頃から作業をはじめ、ずーっと机に置いていた。 タービン翼のカーボン落としに手こずっていたのだ。精密ドライバーを加工してキサゲ代わりでカーボン削ってたのだけど、それだと刃が立たない感じ。そのため2mmと3mmの折れたドリルを使ってミニキサゲを作った。まずは丸棒に穴をあけてドリル刃をエポキシ接着。
そしてグラインダーで刃先を成形。焼きなましてしまわないように削っては水に浸けてを繰り返す。
グラインダーの成形は終了。あとは砥石で研磨・調整する。
ついでにカンナ刃も研磨。
ではミニキサゲの試し使用。ニッパに付着したペンキを剥がしていく。うんうん、使いがっては良さそうだ。
ではタービン翼のカーボン落としをすると、おお!使いやすい。翼表面に黒くこびりついたカーボンはなかなか削れなかったのだが、今回のミニキサゲだとガリッっと削れる。すると赤サビのような粉になっていく。これを削り落としてやっと金属光沢のする面が出てくる。まあ性能向上というよりピカピカにしたいだけなんだけどね。でも数分使うとすぐに先端が丸くなって削れなくなる。ドリル刃の反対側だから硬度が低いのだと思う。砥石で頻繁に研磨しながら使う必要がありそう(めんどくさ~)。
先端部の翼間は細かすぎてキサゲが入らない。う~ん、1mmのキサゲも作ろうかな?
とりあえずミニキサゲは一軍登録決定なので収納場所を用意する。
ちまちまタービンブレードのカーボンを落としているのだが、キサゲでブレード表面を傷つけてブレード強度を下げてしまいそうな気もする。でもそれ以上にピカピカのブレードを見てみたい。まあ風呂前のちょっとした気分転換としてちょうどいい作業である。