■2021年8月
私がアイをメンテナンスするようになった理由は”永遠にアイに乗るため”である。ターボエンジンに換装したのもアイへの愛着を増やすための手段の一つである。どこか壊れても自分で修理できるようになれば永遠にアイに乗れるだろう(永遠のアイ)。このフレーズはなんか気に入ったので、タイトルは今後”永遠のアイ”にする。 リアのエンジンや駆動まわりはエンジン換装時に一通り把握したし、フロントのサス周辺はユーザー車検の時にメンテ要領を把握している。走る機能についてはほぼ把握できたと思うので、次に問題になるのがエアコンまわり。走りには関係ないとは言え、1年の半分はエアコンなしはつらい。B君はハイエースのコンプレッサー交換をやったことがあると聞いていたので、親族会合の時にいろいろ話を聞いた。「エアコンのメンテができるようになればアイに一生乗れそうだ」と言うと、B君がぽつりと言った。「前のハイエースはシャーシが腐ってどうしようもなくなった」・・・と。 ”シャーシが腐る!” なんだかものすごいインパクトのある一言だ。でもアイはエンジン載せ替えの時にリアフレームまわりもチェックしていたが、リアまわりのシャーシはまったく問題なさそうだった。でもフロントまわりのシャーシは真面目に見たことないなぁ・・・、と思いボンネットを開けてみた。今のところ大丈夫そうだったけど、フロントメンバー部に泥が積もったようになっている所が気になった。雨上がりにもう一度見てみると、そこに水が溜まっている。
雨の中を走った後ではなく、雨が降ったあとの話。これ、なんかあかんやつちゃう? しかも水が溜まっている真ん中には水抜き用と思しき穴も開いている。ここから流れ出た水はどこにいくの? 見えない所がサビてるとか想像しただけで怖い。
助手席側も同様に水が溜まっている。
まだサビは発生していないようだが、雨が降る度にこんなことになっているなんて不安がてんこ盛りだ。
フレームの水が溜まっている所をフレーム図で確認する。
整備解説書をよくよく見ると所々色が違う。下の説明には防錆鋼板使用箇所って書いている。つまり、水が回ってくることを前提に設計されているってことか?
しかし雨が降っただけで水が溜まっていること自体が本来の状態とは思えない。フロントボンネット周辺の雨水導水処理がどこかダメになっているのではないだろうか? 目視でいろいろ見たがよくわからない。 このフレームが腐ってしまったらもうどうしようもない。やっぱり屋根付き車庫にしたい。最低限の処置として車体カバーを被せるか? いやそんなめんどくさいことはぜったい長続きしないし、逆に湿気が溜まって良くない気もする。
とりあえずフレームまわりの汚れを落として、シャーシブラックを塗布しよう。また雨水導水をよく見直してシャーシに水が溜まらない加工をしたいと思っている。アイに永遠に乗るために。
数日後に追加調査を実施。
まずはフロントサス周辺。最近ダウンサス導入を考えていて、手持ちの工具で分解組付けできるか確認を兼ねている。フロントサスのアッパーカバーを外すと中はサビサビのもよう。
キャップには穴が開いており、ここから水が入り込んでサビているのだろう。ここに穴いる?塞いでしまったほうがいいように思うけどね。
サスをばらす時は17mmのナットを緩めるのだけど、シャフト側に六角穴が開いており、そこに六角棒レンチを挿して回り止めにする。この17mmナットを緩めるのが難関らしく、私の手持ちロングソケットでは回り止めの六角棒レンチとは併用できない。ロングソケットの後端をメガネレンチで回せるように六角形状加工する予定。
雨が降る度に水が溜まり、泥が沈殿しているフロントメンバー部を軽く拭いてみる。構造体のサビは今のところ問題ないようだ。
助手席側のメンバーも大丈夫そうだけど、ABSユニットを固定している台座などはサビサビ。やっぱりフレーム本体は防錆鋼板が使われており、多少水が入っても大丈夫なのかな。
それでもやはり雨が降るだけでボンネット内に水が溜まるのはいやなので、ボンネット内をいろいろ見渡した。
雨水導水ガイドなどをつけて雨水をうまく車体下へ導水できないか考えたが、ブレーキラインやエアコンラインがひしめき合っており、導水ガイドなどはちょっと難しそう。
やっぱり屋内駐車にするのがベストだとは思うが、先立つものが・・・ねぇ。