■2022年9月
車で近所に出かけたとある日、帰ってきてエンジンを止めてふと見るとシフトレバー周辺に溜まっているホコリが気になった。何の気なしにティッシュで拭いた。翌日、妻が車に乗る用事から帰って来てプリプリ怒っている。「なんかシフトレバーの所がバキバキなんですけど (`^´) 。」 車を見に行くと、シフトゲートのスライダーが割れてバキバキ音がしている。すぐになんとかするようにとの命令が下る。早速もの〇ろうで部品を購入。3500円以上購入しないと送料無料にならないので、リアブレーキーシューやスタビリンクブッシュなども併せて購入。シフトゲートスライダーは619円でした(型番2420A017)。
たぶんプラ部分が劣化していて弾力がなくなっており、ティッシュで拭いた時に弱い所が割れたんだと思う。早速とりつける。
センターコンソールを外す。まずはサイドブレーキ下のカバーをパカっと外し、中のネジを外す。またセンターコンソール後端のネジも外す。
前方左右はクリップで固定されている。
このクリップが曲者。たぶん中心部を引き出せば外れるのだろうけど、どうやって引き出すの?精密ドライバーを差し込んでテコの原理で引き出そうとしたけど全然無理。
まあゆっくり考えれば方法もあるのだろうが、暑いし遠いし(家から160m)、ゆっくり検討している余力もないので、マイナスドライバでクリップを破壊。周辺を養生すればいいんだけどそんな余裕なし。今後作業時は必ずマスキングテープを持っていこう。
取り外したクリップを帰ってから観察。やっぱり中心部を引き出すんだよね。なんか専用工具とかあるかもしれないが、組む時は適当に合うクリップを使おう。
※後で調べたら真ん中を押したら外れるとの情報あり。引っ張れなかったら押してみようってことだな。
センターコンソールが外れました。クリップ2か所と木ネジ2か所外すだけです。
前方のネジも外したんだけど、外す必要はありませんでした。
センターコンソールの裏側。
シフトレバーはT/Mの変速レバーをワイヤー経由で動かすのだが、それ以外にも2本ワイヤーが繋がっている。
説明書を確認すると、キーインターロックとシフトロックのケーブルだ。修理していると、こういう調整箇所の知識が自然と蓄積されるよね。キーインターロックはキーを回さないとシフトがPから動かない、シフトロックはブレーキを踏まなければPから動かない。この機能は安全のためのインターロックだけど、最悪なくても車を動かす分には問題ないはずだ。これ関係のトラブルが発生したら部品交換でなく、部品を外すだけという選択肢もありかもね。いや、妻が乗ることを考えたらやっぱり必要か。
シフトゲートカバーは4ヶ所の爪を外せば取り外せる。こういう爪もプラスチックが劣化しているので、油断するとポキッと折れるので慎重に作業する。
シフトゲートカバーが外れました。
バキバキのスライダー。一番細い所が割れたと思っていたが、違うのかな?
シフトゲートカバーを見ると普段手が届かないところにホコリが溜まっている。せっかくの機会なのできれいにしておく。
組付けはいたって簡単。スライダーを載せてカバーをはめ込むだけ。自動車の組み立ては大量生産のため徹底的に簡素化されているのが良くわかる。パカパカ嵌めていく所が多い。クリップなんかはその典型だよね。アイをいじるまで自動車がレゴ感覚で組み立てられているとは思ってなかった。
組み立てはあっという間。
クリップは手持ちの9mmのがぴったり。というかちょっとギリギリすぎて叩き込んだので、本来は8mmかもね。オリジナルのはもうゴミ箱の中なので確認できず。
シフトレバーまわりがきれいに戻りました。
なんかプリプリ怒りながらの妻の要請だったので大急ぎで作業したのに、修理後はなんのコメントも無し ( `ー´)ノ。 まあいいけどね (*´з`) 。