■2014年6月
時間を少し遡るが、冷却のためのエアフロー部の加工について記す。
プロジェクターを導入するにあたり、ファンの騒音を抑えることに注力した。ファンの音がとにかく耳障りで初期検討の段階から重点項目に上がっていた。静音化の方向性は①光源を自動車用HIDとしたため発熱が下がる(であろう)、②光源用の電源は外部に配置するため、その発熱が減る、③ファンを大型のものにし回転数を下げるというものである。
プロジェクターの下部ケースがこれ。
少し加工しているが、丸い形状をした部分に遠心ファンが付いていた。右側の大きい方に液晶冷却用、奥に電源冷却用。これらをまとめて一つのファンで冷却する。写真のようにプラ板で仕切りを設け外部から冷却風を導く。さらにプラ板で上を覆った。
右側に仕切り板を取り付ける。
そして手持ちのパソコン用12cmファンを取り付ける。
冷却風の導入ガイドはこのような形状をしている。黒いカバーの部分。左側が電源冷却のガイド、右側が液晶冷却のガイド。
写真は実際にファンを回しどの程度冷却風が吹き出すかの試験風景。ティッシュペーパーを細く切って吹き出し口にテープで固定し、風の流れを可視化している。
動画でも撮ってみた。
まずまずの風量があり、冷却力はだいじょうぶそうである。