O型のまこさん

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趣味でいろいろ作った備忘録

4-5.望遠鏡メンテ(反射鏡の洗浄)

4-5.望遠鏡メンテ(反射鏡の洗浄)
  R-100Sのメンテを始めたので記録する。今後こいつを主機とするつもりなので、まじめに整備していきたい。まずは鏡筒のゆがみを直す。
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ガイドスコープ取り付けベースの取り付け部(赤丸)がかなり歪んでいる。以前の持ち主がネジを無理に締めすぎたためか?ベースをはずしてみると、歪む理由も納得。
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 上がR-100Sのベース。下がR-1000のベース。鏡筒接触面が円弧になっておらず、つの型になっている。これではねじこめば鏡筒が歪むなぁ。なんか作りがちゃっちい。もしかしてR-1000の方がきちんとした望遠鏡か?
  気を取り直し、分解を進める。
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  主鏡、斜鏡とはずしていく。
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  R-100Sは斜鏡がスライドしてピントを合わせる形状。この形状は現在は廃れていることから評判がいまひとつだったのかな?ラック&ピニオン形式と比較すると、斜鏡を前方(焦点位置側)に近づけられるため、いろいろと合理的に思えるのだが。今回R-100Sを電撃落札(おおげさ)したのは、この構造が気に入ったから。
  反射鏡を間近で見るのはこれが始めて。なので鏡の状態(メッキの状態など)については正確な評価はできないが、主鏡はけっこうきれい。斜鏡は埃で曇っている。これは一刻も早く洗浄したい!いや、今は鏡筒のゆがみを直すのが先だ。などと悩んでいると体が疲れてきた。いかん!集中力のある間に作業を進めねば。とあわてて鏡筒のゆがみを(雑に)直す。木材を中に入れて外から歪んでいる箇所を木片を当てて叩く。
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    鏡筒内部に結構こすれができた。まあいい。将来的には植毛紙を貼る予定だから(たぶんね)。歪みについては大まかには戻したが見た目はあまりきれいにならなかった。
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   鏡筒のほうはこれくらいにして、この勢いで斜鏡の洗浄を行った。初めての作業なので十分に下調べをしてから・・・と思っていたのだが、その前にやってしまった。なんとなく「反射鏡面にはさわるな!すぐに傷がつく」。という程度の知識である。
  まず中性洗剤を水で薄めて斜鏡を沈める(これでいいのか不安)。
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  で、10分程したら水道水で流す。
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  うん、かなり曇りは減った。しかし細かい塵が残っている。
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  う~ん、ごしごし拭きたい。いやいや、それはあかん。中性洗剤の泡で指先で洗うとのブログも見たことがあるが、私の不器用な指先では怖くてできない。そういえば筆で洗浄しているのも見たことあるなぁ。次回はもう少し情報をそろえてから洗浄しよう。

  ■後日、R-1000の主鏡も洗浄した。R-100Sの作業で、思ったよりも簡単だったので、R-1000の30年間積もった埃を洗浄したくなったのだ。  
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  まず水道でやさしく埃を流す。
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  そして中性洗剤を水で薄め、主鏡にたらす。
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  しばらく放置し、水道水で流すとだいぶきれいになった。
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しかしやはり細かい埃が残っているようで、ごしごししたい。これも次回、情報を集めて再チャレンジしよう。