■2021年9月
定期点検としてフロントまわりの点検。自動車で一番重要な機能は何はともあれブレーキである。アイは走行距離はまだ7万ちょいだが車歴は13年を超えているのでブレーキまわりのOHを考えている。どうせならその時にキャリパーも塗装する予定で、そのための様子見もかねての点検である。ジャッキアップしウマに乗せて左右フロントまわりをじっくり観察。
前のアルミホイール交換時になんとなく気が付いていたのだが、ブレーキディスクとパッドのアタリがおかしい。パッドのアタリ面の幅が狭いのである。
ディスク周辺のサビが気持ち悪いくらいぶつぶつ。
パッドを外してみると下写真のように8割くらいしか機能していない。ディスクの内側と外側はサビてやすりのようになっててパッドを削っているようだ。
ディスク裏面は見えないんだけどパッドをみると表裏とも似たような状況。
なぜこんなことになるんだろう。アイは購入してから長期間放置したことはない。最低でも1週間に一度は乗っている。ディスク面がサビてもちょっと乗ればパッドがサビを削り落とすのでこういうふうにディスク面がサビるとは思っていなかった。キャリパーのOHとかの前にブレーキディスクの研磨が必要だな。ブレーキディスクのこういう不具合ははじめから気を付けて見ていれば防げるものだと思う。パッドとのアタリが不均一な場合はパッドをヤスリで削って一様にディスクに接触するようにしていればきれいなアタリ面が維持されると思う。アイを購入してから10年以上ディスクの状態など見たことも無かったのでしかたがないよね。これからは心を入れ替えてメンテしよう。
とりあえず心を落ち着けてキャリパーの様子を確認。シールブーツなどに破れは無いがそろそろ交換する時期だと思う。ブーツを外してブレーキピストンにサビが無いか確認したかったが、下手にブーツをめくると破いてしまいそうなので今回は軽く汚れを落とすだけにする。
スライドピンの状態を確認。グリス切れはしていないようだがグリス粘度はかなり低下している様子。
キャリパーOHまでの間、とりあえずモリブデングリスを塗布しておく。
前回のメンテ時にタイロッドを緩めることが出来なかったので、前日の夜にタイロッド部にCRCを噴いておいた。
そして17mmスパナと大型モンキーを使い、「えいや!」ってな感じで緩めるとナットが緩んだ。両レンチの持ち手を両手で握りしめるようにしたらうまくいった。
左側はレンチの噛合がいい角度にならなかったので、17mmスパナをジャッキと木材で固定し、モンキーを緩める方向(下向き)に体重をかけると緩めれた。これが緩むとタイロッドエンドブーツの交換ができる(ちょっと遠い将来の話)。
スタビリンクのブーツも確認。これはユーザー車検時に交換しているのでまだまだピチピチ。でもブーツが少し小さめだったので、根本の金属部がむき出しになりサビサビになっている。
ロワアームの前側ブッシュ。これは単品では部品設定がない。
ロワアーム後ろ側のブッシュ。こちらも部品設定は無し。油圧プレスを入手したんだからブッシュ交換したいんだけど、ブッシュ単体で入手する方法はないだろうか?
車体底面を見ていると、アンダーカバーのクリップが一つ外れかけていた。バンパーのクリップはいっぱい買っているから付け替えようとしたらサイズが違う。
調べるとどうやらMU48というクリップ。穴径が8mm。
バンパーのクリップはMB16という型で穴径が9mm。
フロントカバー(ガーニッシュ?)も少し違っていてMB17という型で穴径は6mm。
微妙にサイズの違うクリップを使うのはやめてほしいものだ。しかも結構な金額。型番はMU48とあるがMB57とも書いている。バンパーなどはMB16、MB17だからMB57の型番で把握した方がわかりやすいかも。
安いのはないかとあちこち探すと似た感じの安いのもある。型番がMR220501と違うが寸法的にはほぼ同じ。これでも大丈夫だと思う。
確認のためも〇たろうで型番検索したらちゃんと三菱のF/アンダーカバークリップって出てくる。あれ?、”F/”が気になるな。アンダーカバーの前と後ろ(中央)でクリップ違うの? 調査すると頭の形が違うのも混ざっているが、8mm用のクリップであればいいと思う。初期の頃にバンパー用にと間違えて買った8mmのクリップが余っているからしばらくはそれを使って様子見。