O型のまこさん

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趣味でいろいろ作った備忘録

6-4.永遠のアイ:FブレーキのOHと塗装その6(後日談)、また海が一つ消えた・・・

■2022年6月

 FブレーキのOHの最後の話題。ブログを読み返してFブレーキのOHについて整理していたのだが、はたと気が付いた。「あれ? 先週シムを左右入れ替えたけど、パッドってちゃんと入れ替えたっけ?」。片押し式キャリパーの場合、一般的にはピストン側のパッドが早く減る。ブレーキ動作時にピストンが動きピストン側のパッドがまずディスクに押し付けられ、次にキャリパーがスライドして爪側のパッドがディスクに押し付けられて制動力が発生する。ピストンやスライドピンの動きが悪い時(戻りが悪い時)などはピストン側のパッドが軽くディスクに接触する状態が続く。こういう理由でピストン側のパッドが早く減りやすいのだ。このアイのパッドも4枚中1枚が極端に減っていたのはそういう理由だろう。パッドを均一に使うにはローテーションすればいいと前回書いていたがその作業をした記憶があやふやだ。

 もう一度確認してみよう。今回はミニジャッキスタンドの使い方を変えてみる。今まではロワアームで支えていたが、アームがかなり斜めになるので安定性に不安があった。今回はサブフレームを支えてみる。2x4材の木片を入れてみるとぎりぎりタイヤが浮きあがる。余裕を見れば1枚コンパネ(9か12mm)を追加したほうが良さそう。現場では気が付かなかったが、バンパーの下の固定はネジで固定している。以前バンパーがグラグラしていたので、とりあえずネジで固定したのだけど、当時はクリップとか知らなかった。まあ何でもいいと思っていたが、こういう突起が出ているのは万が一の時危険だなと気が付いた。今度クリップに変えよう。

 

 キャリパーを外して確認すると、やっぱりピストン側に減ったパッドを入れていた。ピストン側と爪側のパッドを入れ替えて組み直す。

 

 スライドピン取付けボルトの締付には実戦投入ほやほやのトルクレンチを使用。しかしこのトルクレンチ、100Nmまでの仕様になっているが、相当ガタがあり30Nmほどが限界だと思う。締付時に「ガッキィィィーン」って音がする(詳細は後日)。

 

 最後にスライドピンのブーツのねじれを元に戻して置く(キャリパーを持ち上げた時にブーツがねじれるので)。

 

 キャリパーの塗装部を観察すると、ブツブツ部に汚れがたまって汚くなっている。たぶん耐熱塗装の焼き付け時に発生した気泡。やっぱ焼き付け処理は十分乾燥させてからしなければと反省する。余裕のあるときに耐水ペーパー(800番)で水研ぎしよう。

 パッドを入れ替えてしばらくはブレーキ時にはかなりの滑空感があったが、小一時間もすると元の制動力に戻った。

 

 話変わって、我が家のベランダからは所々海が見える。階が低いので家と家の隙間から海が見えるという感じなのだが、マンション向かいの駐車場だった所に家が建てられているのだ。足場の高さから3階建てなのは間違いない。この角度は対岸の淡路島が見える唯一の眺望だったのだ。これは結構ショック。対岸を双眼鏡で見るのが好きだっただけにね。でもベランダから双眼鏡で見ている所をマンション住人に見られると不審がられるのでかなりコソコソ覗いてた(うわ、こう書くとますます怪しいな)。

 

 その日の夕方にはもう見えなくなった。

 

 心の中でユパ様の冒頭セリフをつぶやく。「また海が一つ消えた・・・」。

もう一か所、海が見える角度があるのだが、ここにも絶対に家が建つ。もしかしてマンションかもしれない。ああ・・・、海が消えていく(ToT)/~~~。