■2023年2月
車検が近付いてきたので”前回作成した”定期点検整備記録”に従って点検していく。まずはフロントまわりのブーツの状態確認から。
これらのブーツは前回の車検前やダウンサス取付け時に交換しているのでひび割れ等なく今回は問題なさそう。
フロントストラットも塗装しているので状態はいい。
短く切断したキャンバー角調整ボルトはサビサビだったので赤サビ転換防錆剤を塗布しておいた。普段は見えないので気にならないが見てしまったらスルーできない。
ステアリングセンターがずれていたのを調整する。現在はハンドル中立時にタイヤが1°ほど左を向いているので、左タイロッドを1.5回転伸ばし、右を1.5回転縮める。固定ナットを緩める前にマスキングテープで目印をつけておく。
以前はタイロッドのロックナットを緩めるのに苦労したが、クローフットレンチを入手してからは余裕で緩められる。
タイロッドを1.5回転伸ばして規定トルクで締める。トルクレンチやクローフットレンチなど工具を揃えていると簡単で確実に作業できる。やっぱ工具って大事だと痛感。
前回点検時、左キャリパーのブリーダープラグ部の塗装が剥がれていたのでエア抜き時に漏れたフルードが原因と思っていた。しかし下写真を見ると明らかにフルードが漏れているよね。締付不足が原因と思うが、一応トルクレンチで規定トルクで締めているのでこれ以上締め込むのはちょっと不安。こういう細いネジは簡単にネジ切れるもんね。まあ一応軽~く増し締めしておいた。しばらく経過観察しましょう。
キャリパーの汚れを拭き取りディスクローターに赤サビ転換防錆剤を塗布。うんうん、きれいになった。こういう拭き取りは100均の体拭きシートがお手軽だ。
続いて右側(運転席側)も点検する。ロワアームとサブフレームになんかステーが付いている。4WD用の部品を取り付けるステーだと思うけど我が家のアイでは使っていないので切り取りたい。無駄なものが付いていてサビてるって気持ち悪い。
一通りの作業を終えたので、余興を楽しむ。対向ピストンキャリパー野望の可能性を探るためディスクローター周辺の寸法を計測するのだ。
寸法的に合うディスクローターがあればいいのになぁと夢見て。
P.C.D 100の4穴でディスクローター径が270mmくらいのがあればいいんだけど。
NAアイのディスクローター径は215mm。ターボ車のは231mm、そして驚いたはアイミーブ。てっきりターボ車のと同じだと思っていたが257mmと大きい。これは十分候補に入る。キャリパーもNA、ターボ、アイミーブは異なっている。
タイヤを組み直す。ディスクのサビが処理されるとキリッと引き締まって見える。
近所のホームセンターの屋上駐車場でアライメントの確認。車の前方でしゃがんで双眼鏡で覗いたりと作業していると、ふと視線に気が付いた。少し離れた所から警備員の方がじっとこちらを見ているのだ。「ああ、不審者情報が警備員に届き、確認に来たのだな。」一応「ご迷惑おかけします。もう作業終わります。」と声をかけた。警備員さんは「盗難やいたずらという怪しげな動きではないが、何してるんだろう?」という顔をして去っていきました。ほとんど利用者のいない屋上駐車場を選んで作業していたのだが、やはり見かけた人が「あやしい人がいますよ!」と警備員さんに連絡を入れたのだろう。日本の治安は大丈夫だなと安心すると同時に、社会不安の一因を作ったことを反省する。あやしくなくアライメント計測できる場所って近くでいいところ知らないし、次作業する時は朝早くとかの利用者がいない時間帯をねらうべきだな。
調整前は直進時ハンドルが少し右向いていたけど、調整後はほぼ真ん中になった。
アライメント計測値(下表)はハンドル中立時にタイヤがわずかに右向いている。確かに道路走行時には微妙にハンドルが左を向いている※。0.3°なので右タイロッドエンドを半回転伸ばし、左を半回転縮めればいいはず。まあこれくらい誤差の範囲だと思うので時間のある時にでもやっておこう(たぶんしない)。
※後日談:直進時にハンドルが少し左に向いているのは対向車線の道路が凸なので車体自体が左に傾いているのでハンドルが左に向いているという感じなのでこれでOKとする。
おまけ情報。20Lのエンジンオイルを購入。前回と同じくNISSANのSNスペシャル。5W-30の部分合成油。金額を考えたらこれ一択なのだが、最近じわじわ金額が上がっている。世界情勢の影響だろうが、前回購入時は6,000円くらいだったが、今回は7,300円。密林さんでも8,000円は超えている。値が下がるまで待とうと思っていたのだが、下がる要因がなさそうなので7,300円のを見つけた時点で購入した。
自賠責の継続手続きも先日済ませた。後はリア駆動系まわりとエンジンまわりを点検すれば車検準備はOKだ。