6-2.アイのターボ化_31(ターボ制御配管、吸気配管まわり組付け確認)
■2020年8月
エンジンの吸気配管等のフィットチェックを実施。
まずはウエストゲートソレノイドバルブのチェック。
ピン間の抵抗は31.7Ω。配線まわりを確認すると、12VをトランジスタでON/OFFするタイプ。
次に某オクで入手したサクションパイプのフィットチェック。これはリリーフバルブ付きの前期型のものであったので、別途リリーフバルブも某オクで入手した。後期型は電子制御でリリーフバルブ機能をカバーしていてリリーフバルブはない。リリーフバルブはあったほうが安心感があるので当初からつけたいと思っていたが、某オクに出品されていたサクションパイプがリリーフバルブ付きでラッキーだった。サクションパイプ類は自作しようと思っていたけど、安く入手できたので結果オーライ。今思えばサクションパイプを自作していたら数か月は時間を食っていただろう。
さっそく過給機に接続。リリーフバルブがどういう風に組み付くか把握はしていなかったが、やっと組付け形状がわかった。
ブリーザーホースは写真のようにすごく短い。インテークパイプや過給機、またインタークーラーなどは結構オイルで汚れていたので、おそらくはこのブリーザーホース経由でエンジンオイルが吸気系に廻っているのだろう。
オイル汚れを抑制するために、写真のようにオイルキャッチタンクを取り付ける予定。
インタークーラーまでのパイプは結構長い。
インタークーラーからスロットルへは短いパイプ。一般的なフロントエンジンのターボ車とくらべ、サクションパイプの長さは短いように感じる。これもMRエンジンの利点なのかな(本当はほぼRRだけどね)。でも車体下面から導風するインタークーラーってあんまり見ないよな。
真上からの撮影。
インタークーラーも某オクで入手。将来は大容量のインタークーラーに改造したい。
続いて過給機の制御チューブの組付け。本エンジンはリリーフバルブなしで、写真上側の制御チューブ。対してサクションパイプについてきた制御チューブ(写真下側)はリリーフバルブありのもの。
吸排気系統図を掲載する。下写真がリリーフバルブ有りのもの。ブースト計は将来の取付を想定して描画。※後日追記:ブース圧の取り出し口はここでは負圧がでないので後日変更。
そしてこれがリリーフバルブなし。
オリフィスはこんな感じで、オリフィス径はΦ1.2mmほど。
でもね・・・、なんか違う。リリーフバルブ有りのオリフィスの位置が、系統図と実物チューブで違う。系統図では過給機吐出ポートとリリーフバルブの下流にオリフィスがあり、アクチュエーターとソレノイドバルブに接続しているけど、実物チューブでは過給機吐出ポートの下流にオリフィスがあり、その先にリリーフバルブとアクチュエーター、そしてソレノイドバルブが接続している。どっちが正しいの?そりゃ系統図を信じるべきだけど・・・。実物チューブは私の手元にくるまでに誰かが組み替えたかもしれないしねぇ。でも仕事で現場に出たら図面が間違いで、実際に動いている現物のほうを正しい!という考えの方が優勢だし・・・・、悩ましい。
リリーフバルブありの制御チューブはなんか無駄にチューブが長いので、できるだけ短く作り直した。オリフィスも系統図ではなく、入手したチューブと同じ位置にした。また将来のブーストメーター取り付けのための分岐も用意しておく。
ウエストゲートソレノイドバルブに取り付けた様子。
エンジンに取り付け。制御チューブが最小限の長さになっているので見た目はすっきりしてかっこいい。
スロットル下流のリリーフバルブ制御チューブの接続口を加工する。本エンジンはリリーフバルブなしの後期型なので、リリーフバルブへの接続口は封じられている。
ここをドリルで穴をあける。
MAPセンサーをまじまじと確認。MAPセンサーってエンジン制御マップに関係しているからMAPセンサーという名前だと思っていたけど、マニホールド絶対圧センサーという意味ね。しかしセンサー口になんか抵抗みたいなのがついていて圧力センサーには見えない。
センサーピン数は4。圧力センサーだけなら3ピンだと思うので、温度センサーも含んでいるんだと思う。上の抵抗みたいなのは温度センサーかな?
電子制御スロットルはあんまり汚れていないように思う。
エンジン側はちょっと汚れているかな。スロットル部もきれいにクリーニングしたいんだけど、電子制御なので手ではスロットルは開かない。どうやってクリーニングすればいいんだろう?
今回の作業はここまで。