7-4.ジェットサイクロンEXに高機能フィルター取付け改造
■2018年6月
ちょっと前に掃除機を落札した。ツインバードのジェットサイクロンEX(HC-EB51GY)というやつ。
ホームセンターでデモ機を使ってみて、そのパワーにほれ込んだのだ。ほしかったけど、我が家にはすでに愛情を注いだハンディクリーナーがあるので購入は控えていた。しかし下写真のようにあみあみかごのほこりを取るのにどうしても欲しくなり、ヤフオクで探し始めた。
こういう掃除にはバッテリー式では運転時間が足らないからねぇ(多少後付け理由ですが (^^; ) 。 目標金額は漱石さん一人。ひと月以上入札を繰り返し、ついに1.2漱石で落札! ・・・で、入金しようとしたら振込金額は3漱石。えっ・・・、いくら何でも送料高すぎない? ・・・ って、よく見たら北海道の人でした。アマゾンで新品が5漱石で売ってるのに、”使用感が強くある”という中古に3漱石。 新品好きの妻にそのことを報告すると、「どうせなら新品買ってよ!」と激しく叱責されたのであった (ToT)/~~~。でも、あなた、新品買ったら好き勝手に改造させてくれないでしょ。
そして現物が届いた。とにかくパワフルさには感動である。スイッチON時の反動が強く、妻は怖がるほどである。しかししばらく使っているとちょっと不満も出てきた。この掃除機は下写真のように①フィルター、②フィルターガード、③ダストカップという構成なのだが、フィルターガードとフィルターに間にほこりがたまり(詰りというほうが近い)、その処理に手こずるのである。またフィルターの掃除は歯ブラシで掻き出すのだが、これもほこりが舞って大変だ。家の中では無理で、ベランダに出て作業するのだが、風の強い日などは悲惨である。
なんとかならんかなーっとネットで調査すると、やはり同じような不満を持っている人が多く、いろいろ改善に取り組んでいる人が大勢いた。なんか仲間だ(^^)/。
で、特に目に留まったのがマキタの高機能フィルター(下写真)を使うというもの。
ちょっと前、手持ちのハンディクリーナー 改造のため情報を集め時、マキタのクリーナーに惚れしてしまい、それ以来マキタには特別な思い入れがあるのだ。何かよくわからない想いに駆られて、この高機能フィルタをぽちりとしてしまった。
このフィルターをすっぽりフィルターに被せ、マスキングテープで固定する。
ただ、フィルターガードは上から被せられない。
で、考えた。高機能フィルターのエッジ部分をカッターできれいにカットしていけば、フィルターガードを被せられるはず。
全周カットし終える。
こうすることで、高機能フィルターはフィルターガードの中にすっぽり収まった。
フィルターガードを被せたら、見た目オリジナルとなんら変わらない。
しかしこれはなんか違う。え~っと、何が目的だったけ?
そうそう、フィルターの掃除が面倒くさくって、始めた改造だったっけ。
フィルターガードをつけてしまうと、結局フィルターとフィルターガードの間にごみがたまって掃除がめんどくさい。また、高機能フィルターと従来のフィルターを二重で使うのも無駄に冗長だよねぇ~。
よし!、ここは大きく改造だ。後戻りできないレベルの改造をしましょう。
いい材料がないかと、家中をキョロキョロするが適当なものがない。次に100均ショップをぶらぶら。
で、下のカップを入手。
ちょっとサイズが微妙だが、まあ仕方がない。こいつをカットして従来のダストカップの先端に接着する。カナノコで切断して・・・
まあだいたいOKかな。
あとはやすりで両面を平らにならして、エポキシで接着する。なお、100円カップにマジックで書いたラインをシンナーで拭き取ろうとしたら、全体が白濁してしまった(+_+)。
次は高機能フィルターをセットするための加工をする。
従来のフィルターを切り取る。
そこに収まるサイズの塩ビ管も用意して・・・
旋盤でピッタリ収まるように加工。
ぴったりに加工完了。
この塩ビ管にドリルで8つ穴をあけて、針金ハンガーから切り取ったコの字の枠をはめ込む。
そして接着。塩ビ管と台座(黒色のパーツ)は塩ビ用接着剤で接着。針金と塩ビ管はエポキシで接着。最後に黒スプレーをして完成。
このパーツに高機能フィルターがぴったり収まるのだ。掃除機本体に装着して動作確認。
うん! うまく動作している。
あと、排気がくさいので、分解して掃除する。
特にファン部分は丁寧に掃除した。綿棒いっぱい使って。
あと、電源ケーブルはやたら長かった(6m)ので、2mほどに短くした。各部屋の中央付近にコンセントがあるので、短くても対応可能なのだ。なにより6mのケーブルって邪魔すぎるだろう。
これで完成だ。ちょっと見た目は悪いが、機能優先ということでよしとする。
掃除してみたところ、ほこりは写真のようにまとまっており、フィルターへの付着もあまりないので、ゴミ捨てが非常に楽になった。
これで作業は終了。
見た目はもう一つだが、使い勝手は非常によくなり、満足のいく改造となった。
しかし、なんだか天体撮影の方向から離れていくなぁ・・・。はやくカメラ改造に戻らなければ。
追伸
買ったばかりの頃、調子に乗って使っていたらいきなり、プシュ~ンンン~とかいって止まった。「ええっ~~~!! 壊れたぁー?」 との事件があった。しかしながら一時間ほどして動かしたら何事もなく動いた。どうやらオーバーヒートらしい。なにそれ?
10分ほどの連続使用で毎回オーバーヒートする。そして復帰には1時間ほど(もっと短いかな)かかる。そういえば分解した時にもそれらしい素子がモータにくっついていた。自己復帰型の温度ヒューズだろう。強力な吸引力の代償に連続運転時間の制限がついているわけだ・・・。
しかし連続使用できるからコード付きを買ったのに、10分ほどって、ちょっと短くないか!と心中ちょっと怒っている ('ω')ノ
まあ、冬場はもっと長いとは思うけどね。