■2023年5月
リアタイヤに続きフロントタイヤの交換を実施。リアタイヤ交換時はビート上げが出来なかったので、ガソリンスタンドに持ち込み空気を入れてもらった(同時にビート上げもね)。我が家でタイヤ交換を完結できるようにコンプレッサーを購入したけど、3気圧、6Lのコンプレッサーではビート上げするには力不足。手っ取り早く能力を上げる方法として予備タイヤを追加エアータンクとして使うように改造した。
古タイヤのビートを落とし、ビート上げができるか試してみる(ビートが上がらなかったので、ビート部にグリススプレーを塗布している)。
タンク容量が上がったのでビートが密着するだけの空気流量は得られたようであるが、3気圧ではビートを上げきる圧力が足らないもよう。このタイヤは何度かやってぎりぎりビートが上がった。
もう一本のタイヤではビートが上がらず、1時間後お風呂に入っている時に「ガコン」と音がしてビートが上がった。一気にビートを上げるにはもう少し圧力を上げたいところだ。圧力調整のセンサ部を直結して一時的に圧力調整を無効にして圧力を上げる方法を今度考えよう。とりあえずぎりぎりビート上げはできる感じだしね。
ベランダでタイヤ交換を完結できる能力を得たということフロントタイヤの交換だ。
このタイヤチェンジャーはまだ改善箇所があるが、とりあえず使える状態ではある。取り外しは5分もかからない。
エアーバルブも交換。
両面テープで貼り付けているバランスウエイトを外す。
リム部を軽く研磨しタイヤの密着性を高める。
そして新しいエアーバルブを取り付ける。
ビートワックスを塗布してバルブインサーターで引き上げる。慣れれば簡単である。
新しく取り付けるタイヤの髭をきれいに切り取る。前は気にしたことないんだけど、一度気になるととっても気になる。
タイヤの組付け。まあまあ短時間ですんなり組み付いた。
そしてエアー加圧によるビート上げ。今度は結構簡単にビートが上がった。
上のビデオでは表側のビートが上がった。そのまま続ければ下側のビートもパコンと上がる(下動画)。ビートワックスを塗布してタイヤを組付けたばかりなので、ビートが上がりやすかったのか、またはアルミホイールだから上がりやすかったのかは不明だが、とにかく楽勝に近かった。こんな感じでビートが上がるのであれば現状のシステムのままでもいけそうだ。
続いてホイールのバランス取り。
プラ製のアダプターはタイヤの重量で凸状態に変形するので水準器を置いてもちゃんと水平を測れない。
空き缶をホイールの上に置いて水平を測ったが、鋳造部なのでここがほんとにホイール軸の水平面となっているのか不明である。できれば金属のしっかししたアダプタを作りたい。
今回は細かいこといわずとりあえずバランスウェイトを貼り付けて調整終了。
フロントタイヤの”旧”・”現”・”新”の3本を並べて撮影。
トレッド面だけで見ると現在履いている2016年製のがいちばんひび割れが多い。
サイド面を見ると、2012年製のが見ているのが怖くなるくらいのひび割れ。
右前(運転席側)だけ165/55のタイヤを履いた状態。左右でそんなに違いは感じないなぁ~。
タイヤ部分を拡大してもちょっと太くなったかな程度。
斜めから見ると165/55は四角い形状、145/65はまるっこい形状という違いを感じる。
ベランダの作業風景。家庭の事情でいろんなものがごちゃごちゃしている。断捨離しなければと思っている。
外したタイヤは予備のホイールに取り付け、それを左前に装着している。
黒のホイールはかっこいい気もするけど妻からの評判はすこぶる悪く、緊急時にしか使えないことが確認された。
外した左前ホイールのタイヤも交換する。
タイヤ外しの様子をビデオ撮影。なんとなくできるようになったのだが、段取り良く作業が進められるほどではないので、次回作業時にはこの作業ビデオを見てもっとうまくできるようになろう。
続けて下側のリムを外す。
フロントホイールの単体重量は6.6kg(リアは7.6kg)。
ハブの接触面をオイルストーンで軽く平面出ししておく。
このホイールだけキャップがゆるゆるだったので、マスキングテープ巻いて誤魔化す。
それではタイヤの組付けである。途中までは順調だったんだけど、最後にマウントヘッドのナイロン部がホイールのスポーク部に引っ掛かって動かなくなった。精度や強度的にまだまだ改善の余地ありですな。結局タイヤレバー2本使って無理やり嵌めた。
エアー加圧によるビート上げはすんなりできる。ビート部にビートワックスを塗布しているからだと思う。
これで左右フロントタイヤの交換終了。タイヤは145/65→165/55と2サイズアップしたのだが、ぱっとみは違いはわかりにくいと思う。
扁平率が下がったことで、タイヤとホイールハウジングの隙間が増えたのが逆に気になるような気もする・・・。
とりあえず前後のタイヤ交換は終了だが、タイヤ交換熱が高いうちにホイールチェンジャーの改造やバランス取りのアダプタの製作など進めよう。
とりあえずバランス取りのアダプタの図面を描いた。
タイヤの印象だけど、サイレントコア(特殊吸音スポンジ)の効果かロードノイズが小さく感じた。2サイズアップは街中を走っているかぎり違いはわからない。妻も「なんかスーッと走るようになった」と言っていたが、たぶんロードノイズが減ったからだと思う。前後で銘柄の違うタイヤだけど街中メインの走りでは問題は感じない。今度リアを交換する時はできるだけルマン5を探すことにする。