O型のまこさん

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趣味でいろいろ作った備忘録

6-4.永遠のアイ:ナックルのOH&加工4(下側の穴あけと塗装編)

■2023年10月

 ストラットボルトの下側の穴、位置が決まったので図面に反映。その時ちょっとだけネガ側に穴の位置をずらした。図面上で「気持ち、ほんと気持ちだけネガ側に」とか思いながら心の声に従って1mm弱ほど。 ※後日談:ちょっとネガキャン側にずらししすぎた感じ

 

 慎重にポンチを打ち、3mmから1mmずつドリル径を上げて穴をあけていく。

 

 時々ストラットと組み合わせ、位置ずれしていないか確認。

 

 そして12mmドリルでフィニッシュ!

 

 結構正確に穴をあけられたようで、ボルトの先端はすんなり差し込めた。でも反対側はちょっとずれていて最後まで差し込めない。

 

 リューター+砥石でちまちま穴を削る。

 

 無事ボルト貫通。 もう少し手こずるかと思ったが、左右とも結構うまく穴あけできた。

 

 心配だったキャリパーサポートとの干渉もぎりぎり大丈夫そう。ボルトはキャリパーサポート側からは差し込めないが、ナットを締めるのは大丈夫そう。

 

 ソケットレンチとエクステンションバーが微妙に干渉するが締付はぎりOK。

 

 リューター+サンディングバンドで表面を研磨し直す。

 

 古いグリスを拭き取るためにハブベアリングのボールをちまちま外していく。

 

 ボールは片側14個、両側で28個である。ちまちまティッシュでグリスを拭き取る。

 

 ボールベアリングの直径はΦ9.5mm。

 

 パーツクリーナーをたっぷり吹き付けてグリスを洗い流す。片側のシールを外せばボールガイドも外せそうで、そしたらウエスですっきりグリスを拭き取れる。でも専用治具とか作らないときれいに外せそうにないので、今回は外さずパーツクリーナーの物量でグリスを洗い流した。

 

 ハブベアリングのグリスは10年以上機能しているということなので、きっと高級品なんだろうな~~~っと思う。でもまあとりあえず手持ちのグリスを使う。一応ベアリング用との記載があるし、数年に一度グリスアップすれば問題ないよね。

 

 使ったグリスはウレアグリース。以前に何かで購入したやつ。

 

 グリスをパーツクリーナーで洗い流したら、流れたグリスがナックルにべったりこびりついたので、反対側のクリーニング時にはちょっと考えた。画用紙でガイドを製作し、流れたグリスが余計な所に流れないように工夫。

 

 こういう向きで上からパーツクリーナーをどぼどぼ噴射しグリスを洗い流す。この方法だと余計な所にグリスが付着しなかった。

 

 新しいグリスをたっぷり塗布。

 

 塗装にそなえ、もう一度ベアリング部を保護する。

 

 パーツクリーナーとシンナーでナックル部の脱脂。

 

 塗装は何がいいんだろう? 初めは手持ちのラッカースプレーを使おうと思っていたが、結構手間暇かけてきれいにしたのでどうせなら耐久性の高いものを使いたい。ぱっと思いつくのはシャーシブラック。でもボンネット裏に使った時は結構すぐサビてたので、もう少し考えよう。ネットで適当に調べると塗料の耐久性は下記のようだ。

 アクリル塗料  4~ 7年

 ウレタン塗料  8~10年

 シリコン塗料 10~15年

 ラジカル塗料 12~17年

 フッ素塗料  15~20年

塗料の知識はほとんど持ち合わせていないので、上記情報だけを頼りにホームセンターで適当に選んだ。トップガードというアクリル・シリコン樹脂塗料。説明文をまじまじ読むと、塗れないものリストの中に自動車とある。え~っと、よくわからんが鉄とかには塗れるのでボディのきれいな所には塗ってもきれいにならないよ、という意味だと適当に解釈する。

 

 こういう缶の塗料って、容器に小分けする時にフタの縁に塗装がついてその後の開け閉めに支障をきたすことがたびたびあったので、今回は空き缶で1回使う分をスプーンの要領ですくい上げ、フタの縁に塗装がつかないように気を使った。

 

 塗料の粘性が高く塗りにくいので、薄め液で少し薄めて筆でぺたぺた塗った。

 

 マスキングを剥がして塗装終了。おう、見違えるほどきれいになった。