■2023年12月
数か月前から洗面所水栓のレバー部からちょろちょろ水が漏れるようになってきた。レバー操作すると「ちょろり」と水が出てくる感じなのだが、数日放置すると水が溜まり、側面から流れ出そうな感じである。対処療法として定期的に水を拭き取っていたのだが、抜本対策を実施する。水栓バルブ部のカートリッジ交換である。ここのカートリッジは5~10年前に一度交換しているが当時の記憶はまったく残っておらず、記録のためにも今回の作業内容をブログに掲載するわけである。次回にきっと役に立つだろう。
まずはレバー部のキャップを外す。精密ドライバを差し込みクイクイすれば外れる。
キャップが外れた。うわー、きたない。カビがーーーー!!!。
レバーを固定しているネジは+と-どちらのドライバーでも外せるが、ここはネジロック剤が塗布しておりかなり固い。下写真のT字型ドライバにマイナスドライバをセットしてやっと緩められた。
この中央部から水が出ているようだ。
洗面所の下に止水バルブがあるのだが、そこには誰かがいろんなものを詰め込んでいるので、私にはアクセス不可能。荷物を出せばアクセスできるが、その膨大な荷物を再び収納するのができないのだ。私的にはこういうのを収納とは言わない。詰め込みだよね。
マンション全体の元栓を止めれば簡単だ。でも作業中はトイレも手洗いもできないけどね。
ではレバー部を分解していく。レバー部の根っこを固定し、上部円柱部分を緩める。根っこ部は裏側に穴があり、ここにフックレバーをかけて固定するのだが、合うフックレバーは手持ちにないので、オイルフィルターとかを外す工具で固定。傷がつかないようにマスキングテープを3重に巻いたけど、それでもちょっと傷がついた。
なんとか外せました。
外した円柱部品にはOリングが入っている。このOリングも交換すべきだが、購入したカートリッジにはついていない。片方はついているのだがなんかサイズが合わなかった。今度カートリッジ交換する時は下写真のOリングを別途購入しよう。
カートリッジはこんな形状。
我が家の水栓はたぶん下写真の製品。
カートリッジ型番。
購入したカートリッジ。密林さんで4444円。
説明書を見るとOリングの形状などちょっと違うけどこれでいいみたい。
次回のためにも情報は細かく掲載しておく。
Oリング(平リング?)などを交換すれば今のカートリッジでもまだ使えるかな?
見比べるとOリングの形などが違うが、取説にはこれで大丈夫と記載しているので大丈夫のはず。
台座部分のOリング接触面の腐食を耐水ペーパーで研磨する。
はい、ぴかぴかすべすべになりました。
しかしここでちょっと気になる点が。新品には上側のOリングがついていたのだが、なんかそれが明らかに太い。もともとはこのOリングは円柱部の内側に取り付けられており、凹み状の部分にOリングが嵌っていた。しかし新しいOリングはそこにはまったく合わない。まあ写真にあるようにカートリッジに付けたまま円柱部を付けてもつかんこともないが、なんか無理がある。円柱部には上下にOリングがあるのだが、新品カートリッジには上側のみOリングがあり、かつ太い。う~ん、ちょっとよくわからない。結局古い上下のOリングを使い、新しいカートリッジについていた太いのは使わなかった。次の交換時はこの2つのOリングも別途購入しよう。両方とも太さ2mmで、内径はΦ34mmとΦ44mm(もしくは43.5mmか43mmかも)。
それでは組み立てだ。
円柱部分はカルキなどを削り落とし、コンパウンドで磨いてピカピカにした。
組み立て完了。うん、一応水漏れなどは収まっている。
ついでに古いカートリッジを分解してみた。
分解した感じだとそれほど劣化した感じはしないので、中のOリングとか交換したら再利用できるのではとも思う。
水とお湯の混合部はスライド機構で弁の開け閉めを行うタイプ。このあたりがべったりグリスのようなものが付着していた。おそらく人体に無害のグリスが塗布しているのだろう。
そういえば、新しいカートリッジも透明なグリスみたいなのがたっぷり付着していた。
水とお湯の通路部のちっちゃいOリング2つと下写真のOリングを交換して、グリスを塗布しなおせばまだ使えそうだけど・・・、次回はもう一回これ使ってみる?と悩む。でもまあ普通に新しいの購入してくれ、絶対それが確実で楽だ。
とかいいつつお古のカートリッジを捨てるのももったいなくて一応保管しておく。