■2021年10月
前回の作業で補機ベルト鳴きがしなくなったが、しばらくするとまた鳴きだした。ベルト鳴きが本当の原因なのかは確信が持てないのだが、とりあえず鳴き止めスプレーを塗布してみる。製作したミニジャッキスタンドの使い勝手の評価もかねて。保護のためミニジャッキスタンドの上面には3mm厚のゴム板を張り付けた。余ったゴム板を車載ジャッキ上面にも張った。
ミニジャッキスタンドの使い勝手はなかなかよろしい。身軽に作業を始められるので今後のブレーキメンテなどで活躍してくれそうだ。
ベルト鳴き止めスプレーはKURE社のが安かったので購入。このサイズのだと3回くらいで使い切りそう。
これでベルト鳴きはしなくなった。やったね! とか思っていたが、しばらくしたらまた激しく鳴きだした。「なんでだー!?」と落胆したが原因はほどなく判明。カーステ! ベルトが激しく鳴いている(と思い込んでた)時にカーステをオフにしたらベルト鳴きがピタリと止んだ。 「あ・・・れ?」 もう一度カーステをONするとまた鳴きだした。「ヒュイーン」ってね。オフにすると「しーん」。 そういえば昔もこんなことあった。デリカに乗ってる時に。カーステのノイズがエンジンに同期してスピーカーから「ヒュイーン」って音を発しているというわけ。そうそう、音は後ろからではなく、すぐ近くから聞こえていたんだよね。なんか気が抜けたけど、まあエンジンからの異音でなかったことに安堵。とりあえず時間のある時にでもカーステのアース処理を見直してみよう。ベルト滑りがないほうがベルトも長持ちすると思うから、補機ベルトに鳴き止めスプレー塗布したのも無駄ではないと思う。
※後日追記:カーステには明示的アース線がついてなかった。カーステ本体にしっかりしたアース線を接続し、オーディオコネクタに接点復活剤を塗布して組み上げるとノイズ音はきれいに消えた。
車載ジャッキに張り付けたゴム板は1回でダメージあり。もっと強いゴム板でないとダメな感じだけど、車体のジャッキポイントの塗装が剥げてサビてくるのは防ぎたいので何か考えよう。厚紙を数枚重ねて張り付けるのでもいけそうだけど。
駐車場のエンジン直下にオイルが垂れている。このオイル漏れ対策はかなりの大仕事になるのでしばらくは運転後にティッシュでエンジン下部のオイルを拭き取ることで対応。
前回のオイル交換で出た廃油をモスボール保存のNAエンジンに充填した。まずはクーラントラインを満タン。
点火プラグは外してシリンダー内にオイルを満たしていたが、長らく放置していたのでオイルはピストンリングの隙間からエンジン内に落ち切ってピストントップが見える。新たに廃油を充填し軽くクランクを回すとバルブスプリングの力でクルっ・・・とクランクが回りプラグホールからオイルが噴出した。
天井まで届く噴出。前回も同じ事して顔にオイルを浴びたが、今回は顔直撃だけは避けた。クランクをゆっくり回すのは難しい。
残りはオイルフィラーから全量投入。エンジン内部油没まではまだまだ入りそう。
ついでにT/M制御用のECUをNA用に替えてみる。A001がNA用でA002がターボ用。
以前にNA用からターボ用に交換した時はエンジン回転数高めまで引っ張ってシフトアップするという印象。というか低速でだらだら走っているとなかなかシフトアップしないと表現したほうが正しいか。今回NA用に戻したら逆にシフトアップが早く(回転数が低め)で低速で走っている時もターボ用より早めにシフトアップする。ゆっくり走るぶんにはこっちの方がいい。また3速4速でロックアップ状態を長く維持する印象で、ロックアップ解除で不用意にエンジン回転が上がったりせずダイレクト感があっていいと思う。ちょうど用事があり湾岸線を走ったのでデーターを取得。2200~3000rpmの低回転でブーストを掛けて加速するシーンが増えたと思う(下図の枠内部)。これは4速ロックアップ状態で緩やかに加速した時にロックアップ状態を維持して加速しているのだ。低回転でブースト効かせて加速するのが好きなのでやはりNA用のT/M ECUの方が好みに合っているようだ。
同じデーターをエンジン回転数と車速でプロット(色はブースト圧)。これで見ても確かに4速ロックアップ状態で高ブーストの状態(赤色プロット)が多い。
ちなみにターボ用T/M ECUで湾岸線を走った時のデーター。道路状況や走り方など異なるので単純比較はできないが3速4速のロックアップ状態はNA用の方がくっきり出ているし、低回転高ブーストのプロットもNA用の方が多いと思う。
話題変わってオイルクーラーに取り付けた油温、油圧センサのケーブル処理。オイルクーラーの取付け後しばらく様子を見ていたがオイル漏れなどはなさそうなので、油温センサと油圧センサSWのケーブルを接続する。保護用のテープに下写真の耐熱テープを購入。布のような手触りで105℃までの耐熱がある。
水温センサはエンジン換装時にケーブル接続しているので、今回は作業はオイルブロックについている油温センサと油圧センサSWの接続になる。
保護テープをほどきギボシ端子を接続する。
ケーブルを耐熱テープで巻いて固定する。ドライブシャフトのすぐ近くなので、ぶらぶらしてドライブシャフトに巻き込まれないようにしっかりと固定する。
水温、油温、油圧の状態はコントローラーを製作してブースト計のLEDに表示する計画。現在コントローラーの設計を進めており、1~2ヵ月後には稼働させたい。コントローラ設計では将来の拡張性を考えて余裕のある設計をしている。できれば各位置での吸気温度や排気温度なんかも測れるようにしたい。
しかし車体下に潜っての作業ってほんと大変。ぽろぽろサビとか落ちてきて目に入るし、狭くて手の動かせる範囲も狭い。自宅ガレージにリフトとか持っている人がうらやましい。車体下に潜ったついでにあちこち点検。T/Mのオイルパンがかなりヘタっている。このオイルパンとガスケットって合わせて5000円程なので新品に交換してもいいかなと思う。
以前に付けたキャニスター用のチェックバルブ。定期的に目視するだけでも車の状態を思い出せるので車体下に潜っているのは意外と楽しい。
サスペンションアームもちょっとサビてるねぇ。この辺もばらしてきれいにしたい。
プラグホールのオイル漏れ点検も実施。前回から一ヶ月しか経ってないのに2番のオイル漏れが結構ある。とにかくこまめに拭き取っていこう。
ベランダで後片付けをしているとちょうど日没。美しい夕日で作業を終えた。