■2023年7月
半年ほど前に購入していたクーラントの交換を実施。エンジン載せ替え時に交換してからなので2年半ぶり。前回と同じラクラククーラントを使用。これはロングライフタイプではなく、推奨交換時期が2年となっている。ロングライフだと5年とか8年もつのもあるが、健康診断的に頻繁に交換した方がいいのではという気持ちもありロングライフを選択していない。まあ推奨交換時期が2年ということは3年は問題ないという意味だととらえてるが、アイへの愛情表現として早めに交換する。
クーライントの交換はドレンボルト外すだけなので簡単なのだが装備一式持って行くのに相当の労力がいる。下写真の装備を160m離れた駐車場まで持って行く必要がある。装備一式の運搬用の台車を作ったほうが楽かなとか考える。
まずはリザーバータンクのキャップを外す。
そしてフロントをジャッキアップ。
タイヤ台を置いて車体下に潜りこむ準備が整う(安全第一)。
2か所あるドレンプラグを外してクーラントを抜く。
だいたい抜けたらリアをジャッキアップして後側に残ったクーラントも抜く。
抜けたクーラントはまだまだきれい。というかクーラントって劣化してくるとどうなるんかな? 見た目的には特に変化しないような気もする。
前回使用の容器に移し替える。あれ? 抜けたクーラントは5L。全量は6.7Lなので1.7L抜けてないようだ。たぶんエンジン内に残っているのだろうけど、エンジンにそんな残るかな? シリンダー側面にドレンプラグがあるが、ここは水温センサーを取り付けているので触りたくはない。まあちょっとくらい残っててもいいか。頻繁にクーラント交換していれば問題ないよね。
ドレンプラグのパッキンはいつものごとく研磨して再利用。
ボルトの接触面も研磨しておく。
あとはドレンプラグ取り付けてクーラントを注入すればOK。
リザーバータンクからクーラントを注入。少しずつ入れエンジン掛けてを繰り返す。
あれ? クーラントが下に漏れている。
ああ!思い出した。ホースを上向きにしとかないといけなかったんだ。
公共の場所を汚してはいけません。大急ぎで水入り20Lポリタンクとブラシを持ってきてお掃除だ。
ゴシゴシじゃぶじゃぶとクーラント液を洗い流した。クーラントを下水に流すのはNGだけど、ほんとちょっとだから許してください。
そういえば思い出した。初代愛車のデリカスターワゴンは高速道路でエンコして御臨終したんだ。15年目くらいの車体だったけど、たぶんクーラント漏れでオーバーヒートしたんだと思う。それを思うとアイも15年目だし冷却ライン、特にゴム製ホース類の劣化が気になった。いままでホース類は替えたことがない(たぶん)。ちょっと調べたら冷却ラインのホースは10本以上あり部品代だけで数万はする。でも愛車の命には代えられないので次回クーラント交換時にホース類の交換をしようと心に決める。しかし古い自動車のメンテはいったいいつまで続くのだ? 整備が一巡したら落ち着くと思うのだが一巡が果てしなく遠い・・・。
続いてオイル交換を実施。ドレンコックを取り付けてからオイル交換は劇的にちょい作業になった。現在一番労力がかかるのが20L缶からジョッキにオイルを移し替える作業である。この作業を簡単にするための装置を作った。
塩ビ管で蛇口を作ろうという作戦である。
オイル缶の蓋に蛇口を取り付けるのだが、今回は使い勝手の評価である。
未使用時はこういう感じで20L缶に取り付けておく(キャップは接着していない)。
使う時はL型のパイプを接続する。
こういう感じである。パイプ先端にキャップをした状態で20L缶を椅子の上に載せ、ジョッキを置いてパイプ先端を外せばオイルが流れていく。空気抜き穴がないのでドポドポとゆっくり入るが、横でぼーっと眺めているだけなのでこれでいい感じだ。ちょっと椅子が高すぎる感じなのでもっといろいろ考えを練ろう。塩ビ管のボールバルブもあるので購入も考える。
ドポドポとオイルが出る時にかわいい音が出る。まるで水琴窟。ボールバルブを付ければオイル移し替えを上品(手が汚れず)にできそう。
今回はオイルフィルターも交換なので、3.5Lのオイルを用意。
今回で20L缶がカラになったので廃油缶とする。ちょうど6回オイル交換ができたことになる。20L缶は6000円ほどで購入したので、オイル交換1回で1000円とはコスパ最高である。少し前に新たな20L缶も購入している。ウクライナ問題に起因するのかオイル価格がどんどん上がっていたので少し早めに購入していた。たしか7500円くらいだったけど、今調べたら8000円以下では売っていない。早めに購入して正解でした。
下記装備を用意しておき、近所に買い物にいった時にそのままオイル交換を実施。駐車場に止める時に前向きに停め(右側のオイルドレンがより低くなる)、段ボールと廃油受け皿をエンジン下に置き、ドレンコックを開く。そのまますぐに家に戻り新油を持ってきてドレンコックを閉じてオイルフィルターを交換し新油を充填して終了。エンジンが熱々の状態でのオイルフィルター交換はマフラーに腕が当たって熱かったが、慎重に作業すれば大丈夫そう。手順が固まっているので流れるように作業できる。
※ターボエンジンに換装後のオイル交換 (エンジンはオドメーター+3万km)
銘柄 粘度 API規格 種類 :交換時期 使用期間 使用距離 交換時の総走行距離
Castrol GTX 10W-30 API:SL/CF 鉱物油 :2020年11月 5ヶ月 2,600km 69,000km
QUAKER STATE 5W-30 API:SN 部分合成油 :2021年 4月 4ヶ月 1,800km 71,600km
日産 SN SPECIAL 5W-30 API:SN 部分合成油 :2021年 8月 4ヶ月 1,700km 73,393km
日産 SN SPECIAL 5W-30 API:SN 部分合成油 :2021年12月 5ヶ月 2,370km 75,100km
日産 SN SPECIAL 5W-30 API:SN 部分合成油 :2022年 5月 4ヶ月 1,900km 77,470km
日産 SN SPECIAL 5W-30 API:SN 部分合成油 :2022年 9月 5ヶ月 4,300km 79,300km
日産 SN SPECIAL 5W-30 API:SN 部分合成油 :2023年 2月 5ヶ月 2,100km 83,600km
日産 SN SPECIAL 5W-30 API:SN 部分合成油 :2023年 7月 85,700km
エンジンオイル交換したからというわけではないが、最近アイがすごく静かになった。ウォーターポンプやオルタネーターのベアリング交換した頃からすると、アイのエンジンってこんな静かだったっけ? と驚いている。頻繁にオイル交換しているからプラシーボ効果が心の中で積み重なっているだけかもしれないが、とにかく最近のアイの静粛性は感激的である。だからなおさらラジエターホースの交換は急がなければ。デリカのように一発でエンジンお釈迦になる危険性は早めに摘んでおかなければ永遠にアイに乗れないからね。
ついでにプラグホールの点検。エンジン載せ替え後すぐにオイル漏れが発覚しショックだったけど、その後オイル漏れは小康状態で落ち着いている。
今回もちょっと漏れているけど、まあ大丈夫くらいな感じ。
まさかオイルはどんどん漏れているけど、プラグネジの隙間からどんどんエンジンが吸い込んで燃えてるとかではないよね。オイルが減ったりはしていないのでそれはないと思うけど。しかし暑さがハンパない。駐車場で車をいじるのは無理な季節となった。